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2008年7月12日 (土)

夢のシネマパラダイス456番シアター:男はつらいよ第2章/寅さん確立!(3)~(7)

第3作・男はつらいよ フーテンの寅

マドンナ:新珠三千代

出演:渥美清、倍賞千恵子、新珠三千代、香山美子、春川ますみ、河原崎健三

公開:1970年1月/観客動員:52万人

舞台:三重県湯の山温泉、鹿児島県種子島

内容:旅先の伊勢で病に倒れた寅さんは、そこでお志津さんという温泉女将に出会い一目惚れし、旅館の番頭をつとめることになるが・・・。森崎東がメガホンをとった異色作。

評価★★★/65点

今回のMVPは、寅さんをグーで殴れるのはアンタしかいない!の博に決定。

寅さん映画史上でも他に類を見ない冷酷なマドンナに寅さんもオイラも成すすべなし。

山田洋次が監督だったら、あそこまで露骨な顔をマドンナにさせたかどうか・・・。

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第4作・新・男はつらいよ

Da504 マドンナ:栗原小巻

出演:渥美清、倍賞千恵子、栗原小巻、財津一郎、横内正

公開:1970年2月/観客動員:48万人

舞台:名古屋

内容:競馬で当てた大金で、おいちゃん夫婦をハワイ旅行に招待しようとする寅さんの珍騒動とともに、とらやに下宿した美しい幼稚園の春子先生への恋心が描かれる。映画の前身であるTV版「男はつらいよ」のディレクター・小林俊一を監督に迎えた一編。

評価★★★★/80点

“寅さん映画の笑いが確立された記念碑的作品。”

寅さんの血が流れてる馬!?爆走!

<とらや>に忍び込むおいちゃんとおばちゃん!?さらに寅さん傷害罪!?

今回のMVPは、寅さんとの丁々発止で前半戦の笑撃のトリを務め上げた財津一郎に決定!

笑うことがなかったマドンナ先生が笑ったシーンに象徴されるように、人間にとって笑いがいかに大切なものなのかということを身をもって体感できる極上の逸品。

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第5作・男はつらいよ 望郷篇

マドンナ:長山藍子

出演:渥美清、倍賞千恵子、長山藍子、井川比佐志、杉山とく子、松山省二

公開:1970年8月/観客動員:72万人

舞台:千葉県浦安、北海道

内容:テレビ版でさくらに扮した長山藍子がマドンナ役で登場。かつて世話になったヤクザの親分を訪ねた寅さんは、すっかり落ちぶれた親分の姿と義理のすたれた任侠道に失望し、マジメな生活を送ろうと決心する。浦安の豆腐屋に就職した寅さんは住み込みで働くが、店の娘・節子に恋をしてまたも騒動を巻き起こす・・・。

評価★★★/65点

長山藍子のあらわな太股攻撃にますます顔が四角くなり、事あるごとに他人の首を絞めようとする寅。

今回のMVPは、寅さんの恋敵がこいつか!の井川比佐志に決定。

望郷とは名ばかりの<とらや>の自虐ネタは寅さん映画の常套手段ではあるが、今回は後半戦にイマイチつながらず、もう一段盛り上がりに欠ける。

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第6作・男はつらいよ純情篇

Otokoha6 マドンナ:若尾文子

出演:渥美清、倍賞千恵子、若尾文子、森繁久彌、宮本信子

公開:1971年1月/観客動員:85万人

舞台:長崎県、静岡県浜名湖

内容:旅先で助けた家出妻を実家へ送り届けた寅さんが柴又へ帰ってみると、おばちゃんの遠縁にあたる美しい人妻・夕子が寅さんの部屋に下宿していた。聞くところによると彼女は夫とうまくいかず別居中なのだという。それを聞いて一気にのぼせる寅さんだったが・・・。

評価★★★★/80点

“帰るところがあるってのは、つくづくイイもんだねぇ。”

エロ医者に診られまくるわ、寅さんにあらぬ妄想をかけられまくるわ、ここぞとばかりに若尾文子で遊ぶ山田洋次。

今回のMVPは、アンタ顔をハチに刺されたのかあッの宮本信子に決定。

「帰るところがあると思うからいけねぇんだ。でも帰っちゃおっかなぁ、、、いや、やっぱり帰らないオレ帰らないよ絶対、、、でもやっぱり帰ろっかなぁ、、、ダメだ帰らない帰らないって決めた、、、でも、帰ろっか、うん、帰っちゃう、オレ帰っちゃうもんねーー!」

前作望郷篇よりもこちらの方がそう呼ぶにふさわしい優れた本歌取り。

そうやって連綿と続いてきたんだね、ねぇ寅さん。

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第7作・男はつらいよ奮闘篇

Otokoha7 マドンナ:榊原るみ

出演:渥美清、倍賞千恵子、榊原るみ、田中邦衛、柳家小さん

公開:1971年4月/観客動員:92万人

舞台:静岡県沼津、青森県

内容:1年ぶりに生みの母親(ミヤコ蝶々)と再会した寅さんは、沼津のラーメン屋で津軽訛りの花子という少女に出会う。普通のコより知恵が遅れていると感じた寅さんは、とらやに帰ってきてもなにかと花子の面倒を見てやる。そんな寅さんに「あんたの嫁になりたい!」と花子はプロポーズし、寅さんも真剣に悩むのだが・・・。

評価★★★★/85点

寅の最臭兵器がとらやを猛爆!!さらに、いたいけな少女でもてあそぶエロタコ!

今回のMVPは、津軽の純粋培養娘・花子に決定。

今まで寅さんを見守る側にいた自分が、寅さんの真の姿を目にすることができた心に残る思い出の一品。

今回の寅さんはホンマにカッコ良かった。心強かった。心温まったわ。

でも、終わりはちょっとせつなかったね。

北の大地  寂しさ漂う  やませかな、、、

やませが吹きつけるごとく寅さんの心の中は悲哀でいっぱいだったんだろうけど、でも寅さんはいつも笑うんだ。

北風なんかに負けない太陽なんだ。そして皆を照らしてくれる。寅さんが元気じゃないと、さくらも元気出ないやろ。

そう、その笑顔が欲しかったんだよ。寅さん

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