夢のシネマパラダイス447番シアター:午後のティータイムにいかが♪
天使のくれた時間
出演:ニコラス・ケイジ、ティア・レオーニ、ドン・チードル、ジェレミー・ピヴェン、マッケンジー・ヴェガ
監督:ブレット・ラトナー
(2000年・アメリカ・125分)DVD
内容:若くして投資会社社長を務めるジャック。クリスマスの朝、目覚めると、13年前に別れたはずの恋人ケイトがいて、2人の子供と一緒に暮らす自分になっていた・・・。リッチな部屋から一転、郊外の平凡な一軒家に暮らすことになったジャックが、本当の幸せとは何かを学んでいく。
評価★★★★/80点
“釣りバカの美智子さんを超えたケイト奥さまは永久に不滅です!”
基本的にハマちゃんは、ハマちゃんが太陽となって一家を照らしているが、ジャック一家はやはりケイトが太陽であるといっていい。ウチにいないとポッカリ穴が開いてしまうようなそんな存在。
しかも結婚13年経ってのアツアツぶりはハマちゃん&美智子さんコンビを凌ぐ勢い。
なにせケイト奥さまからして合体にかなり積極的なのだから(笑)。
イイこと思いついちゃったと言ってベッドからダァーッと駆けて行きランジェリーに着替えてジャーーン!どう?みたいな、、、って寝るなー!ジャーック!
なおかつシャンパン飲んだら乱れちゃうんでしょ、、、トホホ。
健全な夫婦関係に脱帽と羨望の眼差しで見つめておりました。
ニコラス・ケイジがまた良いんだよね。彼の出演作の中では1番好きかも。
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光の旅人 K-PAX(2001年・アメリカ・121分)2002/04/24・MOVIX仙台
監督:イアン・ソフトリー
出演:ケビン・スペイシー、ジェフ・ブリッジス、メアリー・マコーマック、アルフレ・ウッダード
内容:NYの駅構内でひったくり犯と間違われて警察に連行された謎の男プロート。彼は自らを1000光年彼方のK-PAX星からやって来た異星人だと名乗り、精神病院に送られる。しかし、やがてプロートの存在が強い影響を与え、他の患者たちがみるみる回復していく。そのことに初めのうちは単なる妄想か虚言と高をくくっていたカウンセラーのパウエル医師も感化されていき・・・。
評価★★★★/75点
白黒はっきりつけることを良しとしないこの映画のバランス感覚が好きだな。
グレイでいいんだよグレイで、、、あっ、、、それって宇宙人じゃん!
って、それ狙ってたのかぁ、、というオチ・・・。
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ターミナル
出演:トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、スタンリー・トゥッチ、チー・マクブライド
監督・スティーブン・スピルバーグ
(2004年・アメリカ・129分)2004/12/28・MOVIX仙台
評価★★★★/75点
内容:東欧のある国からNYにやって来たビクターはJFK空港に降り立つが、祖国で起きたクーデターのためパスポートが無効になってしまい、アメリカへの入国も帰国もできない状態になってしまい、空港に留まることに。その中で、言葉も通じず、お金もない中で奮闘する彼の姿が、やがて周囲の人々に変化をもたらしていく・・・。
“巷説御伽噺<終着駅>”
クラコウジアというおとぎの国からやって来たナヴォルスキーが、殺風景なエアターミナルを、時間をも超越した夢のエンターテインメント空間に変貌させ、心温まるおとぎ話を聞かせてくれる。
しかも、そのおとぎ話は触れた者を実に心地よい気持ちにさせてくれる。
ここ最近やっつけ仕事以上の結果を残せていない語り部スピルバーグの面目躍如といったところだろうか。
、、と思ったら、エンドクレジットで、なんとアンドリュー・ニコルの名を発見!原案および製作総指揮なのね。
ターミナルのセットの内装とかにもなんか関わってそうな気がするけど。
アンドリュー・ニコルのクールさとスピルバーグの空想と愛情が柔らかく融合しているってかんじかな。
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サイドウェイ
出演:ポール・ジアマッティ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ヴァージニア・マドセン、サンドラ・ウォー
監督・脚本・アレクサンダー・ペイン
(2004年・米/ハンガリー・127分)2005/04/25・仙台フォーラム
評価★★★★/75点
内容:小説家志望の中年教師マイルスと、親友でタレントのジャック。ふたりは気ままなワイナリー巡りの旅に出るが、旅先で遭遇するさまざまな出来事がきっかけで、その旅はやがて自分自身を見つめ直す旅へと変わっていく・・・。
“えせ西田敏行、えせシュワちゃん、えせジュリアン・ムーア、えせルーシー・リューのフル珍道中!大丈夫、お味はホンモノです。このロード・ムービー2004年ものを試飲したわたくしが保証いたします。”
といってもわたくし、下戸なんですけどもね・・・。
ただ、下戸かつまだ中年という年頃にもなっていない自分が、この映画に入っていく上でシンパシーを感じた第一の要素は、マイルスとジャックの勝手気ままなワイナリー巡りのドライブの雰囲気にあるのかも。
今まで様々なロードムービーを観てきた中で1番ドライブしたくてたまらなくなった作品かもしれない。
何が起こるわけでもない、町の名前がただ字幕で示されワイナリーやレストランでワインを飲み、まったりのんびりと続くだけなのだが、爽やかな風と暖かい陽射し、そして素敵な音楽にのせて伝わってくる雰囲気とテイストが自分の肌にジュワーッと染み渡ってきてえもいわれぬ趣を味わうことができたのだ。
クスクス笑える至福のリラックス気分にめぐり合えたのは久方ぶり。
さすがにマイルスの書いた新作の題名が「昨日の次の日」「てことは今日でしょ?」には爆笑でしたが。
ただ、まさかフル珍をこの映画で拝むことになるとは思いもよらなかったな。「シンドラーのリスト」以来でっせ・・・。しかも車に擦り付けるなっちゅうに(爆)。
あと、好きだったシーンが、マイルスとマヤがポーチで語り合うところかな。
“ワインは生き物。何十年も前の古いワインならそれを育て作った人たちはもう(この世に)いない”、“ピークを迎えるとワインはゆっくり下り坂に向かっていく。そんな味わいも捨てがたい”
そうだよなぁ、、、60年ものだとかいったらそれを作った人たちってもういないんだよなぁ。そう考えると、うわー、なんかワインって凄いな。
様々な人たちの人生と歴史が詰まってるんだ。。
そっかぁ、マイルスが執拗にこだわるワインの味わい方もそれで納得いったぞ。
でも、、、如何せん、、下戸なんだよなぁ・・・。
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西の魔女が死んだ(2008年・日本・115分)CS
監督:長崎俊一
出演:サチ・パーカー、高橋真悠、りょう、大森南朋、木村祐一
内容:中学生のまい(高橋真悠)は、通っている中学で登校拒否になってしまう。娘の扱いに困った母親(りょう)は、「西の魔女」と呼ぶおばあちゃんのもとに預けることにする。おばあちゃんは英国人で、日本人の夫に先立たれてからは田舎で一人暮らしをしていた。魔女の家系の末裔だと語るおばあちゃん。自分にもその血が流れていると教えられたまいは、魔女になりたいと思い、おばあちゃんの指導のもと魔女修行を始めることになるのだが・・・。
評価★★★/60点
ジブリ臭のする世界観といえば格好は良いが、語り口がバカ正直すぎて、かえって脆弱な印象。
その中で、ただ一点、サチ・パーカーが西の魔女というキャラクターに唯一無二の息吹を吹き込んでいるのが白眉で、日本映画初出演というのが惜しいと思えるくらい出色。
って、シャーリー・マクレーンの娘さんなのかぁこの人。。どうりでね。
まぁ、スローテンポ、スローライフな映画は嫌いじゃないんだけど、もうちょっとドラマ性に幅を持たせてほしかったな。
でも、おばあちゃんのお手製ジャムはめっちゃ食べてみたいわw
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サイダーハウス・ルール(1999年・アメリカ・126分)DVD
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:トビー・マグワイア、シャーリズ・セロン、マイケル・ケイン、デルロイ・リンドー
内容:孤児院で生まれ育ったホーマーは、院長ラーチの下で分娩と当時禁止されていた堕胎手術を手伝っていた。ある日、堕胎手術にやって来たキャンディとその恋人に刺激され、ホーマーは孤児院を出ることを決意する・・・。巨匠ジョン・アービング自らが自身の原作を脚色。アカデミー助演男優賞と脚色賞を受賞。
評価★★★★/80点
“親友ディカプリオを軽々と飛び越えてしまった瞬間”
監督ラッセ・ハルストレムは早熟ディカプリオを見出し、大器晩成マグワイアを開眼させたというところなのかな。
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