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2008年7月18日 (金)

20世紀少年再読⑬

今日は第13巻。

2015年、元旦の夜。

ともだちはフクベエ=服部(ハットリ)だった。

ヨシツネ「学校の帰り道、あいつはいない。駄菓子屋ジジババ、あいつはいない、、秘密基地、、あいつはいない・・・。あいつは僕たちの子供の頃の記憶の中にはどこにもいない!!」「僕たちの子供の頃の記憶にいない男が、なんで僕たちのメンバーなんだ・・?」

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→これは20世紀少年再読③などで推理しているように、大人のフクベエはフクベエではないから。端的にいえば第3巻の同窓会で顔を思い出せないケンヂがフクベエと当てずっぽうに言ったことでこの男はフクベエになった。そして、ケンヂからフクベエと紹介されたオッチョやヨシツネらはフクベエと信じ込んだ。。

つまり、この大人のフクベエは、カツマタ君。死んだことにされている人間だから記憶にない。

ちなみに少年時代のフクベエはフクベエ本人だと推理する。一方、カツマタ君は死んだことにされている=顔は無い=のっぺらぼう。

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ヨシツネの秘密基地に集ったヨシツネ、オッチョ、カンナ、マルオ、ユキジ、小泉、角田。

ヤマネに撃たれたともだちは順天堂大学病院に運ばれ、心肺停止状態が発表される。

ヨシツネ「死んだってことか?」

オッチョ「俺が確認した。あの段階ですでに脈はなかった。」

ともだち亡き後に「狂信的なともだち組織」だけが残った。組織内部では、これ以上の計画続行に難を示す“ユダ”への血の粛清がすでに始まっていた。

これで全ては終わったのか・・・!?

、、、が、オッチョはヤマネから聞いた話から、まだ“ともだち”の人類滅亡計画は終わっていないと考える。

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その話とは、2003年大福堂製薬の研究室でウイルス生成に没頭していたヤマネのもとにキリコが現れた時のこと。

ヤマネがウイルスを進化させ、キリコがそのワクチンを作るというのを繰り返していたが、遂にヤマネは全人類の99%を死滅させる最強最凶のウイルスを作り出してしまったのだ。

ヤマネ「このウイルスに対抗できるワクチンを作るには10年かかる。」

キリコは「なんてものを、、つくりあげたの、、」と、呆然としながらもこの殺人ウイルスのワクチンを作ってみせる!と言い、研究データをひったくって出て行ったという。

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オッチョはそのことをカンナに告げ、たった一人、本当の戦いへと歩みを進めていく。

その後世界各地でウイルス感染による大量の死者が発生。その威力は2000年血の大みそかのそれをはるかに上回るものだった・・・。

所変わってアメリカ、ニューメキシコ州の片田舎町。

日本そばをアメリカ全土に広めようと移動車販売をしているケロヨンと息子が立ち寄った田舎町。しかしそこには少年がたった一人たたずむだけ。

少年によると、住人が全員体中から血を流して死んだのだという。ある女性が町を訪れその少年にクスリを打ってくれたのだという。

そして、その女性の弟の名前がケンヂだと聞かされたケロヨン。15年前、ケンヂの「打倒ともだち!」の誘いを断ったことを後悔していたケロヨンは、地球を救う決意を固める。

クスリを打ってくれたのはキリコ。アフリカでワクチンの試薬を作り、2014年の冬に、スイスの製薬会社で大量生産するためにワクチンを持ち込んだが、ともだちの妨害で失敗。追っ手からドイツに逃れてきた後、アメリカへ渡った。

舞台は再び日本。

彼氏(三流大学生)が浮気していると疑っている友人トモコと一緒に、彼が住むアパートへ同行する響子。

が、アパートの住人全員が体中から血を流して死んでいた・・。

通報後、一目散に家に帰り、着ていた制服を燃やしシャワーを浴びまくる響子。

アパートのあった世田谷は即刻封鎖される。また、同様の感染症被害の出た北海道の室別町も封鎖される。

アパートでウイルスをバラ撒いたともだちワールド出身のエリート森園滋勝に、響子は自宅住所を知られてしまうが、ヨシツネ一派にトモコともども助け出され、秘密基地へ。

基地に着いた早々、新たな任務が告げられる。

ヨシツネ「ともだちは死んだが、地球滅亡に向けて奴らは計画を進めている。それを阻止しなければ。」

春波夫(実は昔、ケンヂのバンドでドラムをやっていたことが明らかになる)とマルオは、北海道へ現地慰問と称する調査へ。

そして、ヨシツネとカンナは、死んだともだちの頭の中をのぞける唯一の手段である、ともだちランドのヴァーチャルアトラクションの中に入り込むことにする。

もちろん案内人は1回入って無事に生還してきた響子。「うっそぉっ!!」

つづく・・・

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