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2008年6月 9日 (月)

欧蹴球狂想曲第33番:ユーロ2日目:ドイツ好発進

今日は最も予想のしやすいグループB。

Photo まずはウィーンの5つ星スタジアムで行われた開催国オーストリア×クロアチア。

とにかく美しいモダンなスタジアムで、個人的に今まで見てきたスタジアムの中では1番気に入ったかもなスタジアム。この試合の他にも準々決勝、準決勝、決勝など大試合が組まれているので楽しみ楽しみ。

がしかし、オーストリアの首都なのに、なぜかサポーターの数はクロアチアの方が多いという信じられないような光景が・・・。

昨日のスイスのサポもそうだけど、おとなしいんだよなぁ。悪い意味で紳士的というかさ。12番目の選手になってないんだよね。そこがまだ欧州列強と比べると弱いね。

もちろん暴力的になれというのではなくて、相手がボール持ったら大ブーイング浴びせてプレッシャーかけるとか。ただの観戦者になったら意味がない。

さて、まずは布陣から、、                       

オーストリア:3-5-2

                  マホ

    プレドゥル      シュトランツル      ボガテツ

          アウフハイザー    ゾイメル

  シュタントフェスト                ゲルチャリウ

                イヴァンシッツ

           ハルニク        リンツ

 VS    VS    VS    VS    VS    VS    VS

クロアチア:4-4-2

            ペトリッチ       オリッチ

    クラニツァール                    スルナ

            モドリッチ      ニコ・コバチ

   プラニッチ                        チョルルカ

            シムニッチ     ロベルト・コバチ

                 プレティコサ

’98フランスW杯、2006ドイツW杯で対戦している日本としてはある意味なじみが深いクロアチアは、イングランドが同居した予選でイングランドに2連勝(しかもうち1勝はイングランドの聖地ウェンブリーで)し、イングランドを予選敗退に陥れた張本人。

予選を首位で通過した隠れた強豪は、ベテランのコバチ兄弟とクラニツァール、ルカ・モドリッチといったテクニカルな若手が程よく融合しており、特にモドリッチは来季からトットナムに移籍することが決定している新星で、背番号14を付けていることからクライフの再来とも言われている楽しみな逸材である。

ディナモ・ザグレブにいたため個人的にも見る機会がほとんどなく、今回は楽しみにしておりました。

一方、ユーロ出場国中、最弱と目されているオーストリアは、正直選手で知ってるのがいなくて、ザルツブルグでプレーしている宮本の解説に頼るしかなかった。それでも誰が誰だか分からなかったけど。。

Photo_2 試合は前半4分に宮本のチームメイトであるアウトハイザーがオリッチを倒して得たPKをモドリッチが冷静に決め難なく先制。

出鼻をくじかれたオーストリアは意気消沈して、これは大敗もあり得るかなぁ、と思ったんだけど、いやいやどうしてここから必死になって全員サッカーを体現。クロアチアを押し返し何度も惜しいチャンスを演出していく。

とにかくボールへの寄せ、相手へのプレッシャーを休むことなく繰り返し続け、クロアチアをジリジリと後退させ、攻めの場面でも後ろ髪引かれることなくスペースに走りこんでいく。唯一ペナルティエリア内に突っ込んでくる場面に乏しかったのが痛かったが、最初の10分を除いた80分間走り続けたオーストリアのサッカーにはちょっと感服したというか感動したというか。忘れていたオシムサッカーを見せられたかんじ。

しかし、あとちょっとの差、それは特にゴールエリアでの正確性とか創造力、が埋められない。あとちょっとの差、しかし確実に超えることができない壁・・・。

日本代表を見てるようだったなぁ。。。

後半なんてほとんどオーストリアが圧倒してたんだけど、1点が遠い・・。1点が・・。

試合後、ヘトヘトになってピッチに倒れこんだのはクロアチアの選手達。最後はなんとか凌ぎきったというところだろう。

120%の力を出し切ったオーストリアにまずは拍手を送りたい。

さあ、次は優勝候補にも挙げられているドイツ×ポーランド。

布陣は、、、                             

ドイツ:4-4-2        レーマン

          メルテザッカー    メッツェルダー

 ラーム                              ヤンゼン

           フリンクス       バラック

  フリッツ                         ポドルスキ

          マリオ・ゴメス      クローゼ

 VS    VS    VS    VS    VS    VS    VS

ポーランド:4-2-3-1   スモラレク

    クルジノべク       ジュラフスキ     ウォボジニスキ

          レバンドフスキ     ドゥドカ

 ゴラニスキ                         バシレフスキ

             ボンク      ジェフワコフ

                   ボルツ        

ここ2大会グループリーグ敗退の屈辱を味わっているドイツは、クローゼ→クラニー→ポドルスキーと受け継がれてきたドイツ期待の新星FWの座を今回はシュツットガルトのマリオ・ゴメスが担う。スペイン人の血も流れていゴメスは、大のバルセロナファンとしても知られており、今回のユーロの活躍次第ではビッグクラブへ飛躍する可能性も十分にある。そういう点でも目が離せないタレントの一人だ。

今日のドイツの2トップはこのマリオ・ゴメスとクローゼ。

しかし、1番驚いたのは、左サイドにシュバインシュタイガーではなくポドルスキをもってきたことだった。ドイツW杯の新星もバイエルンですっかり出番を失って燻ぶり続けていたのだが、久々にピッチでの姿を見たかんじ。

対するユーロ初出場のポーランドは、セルチックで中村俊輔のチームメイトであるGKのボルツ、同じく元セルチックのジュラフスキ、ドイツ・ヴォルフスブルグで長谷部のチームメイトであるクルジノベク、スペインでラシンをUEFAカップに出場させる原動力になったスモラレクなど知られた選手はいるにはいる。さらに予選ではなにげにポルトガルを抑えて首位突破を果たしており、その実力は侮れない。

Photo_3 しかし、やはりドイツは強かった。

今季チェルシーで完全にトップフォームを取り戻したバラックを中心とする並々ならぬ破壊力は脅威そのもの。体幹がめちゃくちゃ強そうな図体のデカイ選手が一気に攻め立てていくんだもん。

恐怖すら感じちゃったよ。。。

右のラーム、フリッツ、左のヤンゼンがどんどんオーバーラップしていき、中央ではフリンクスとバラックが君臨。

ポーランドはなんとかクルジノベクのサイド突破に活路を見出そうとしたが、我が愛しのレアル・マドリーに所属しているメッツェルダーを中心とした守備陣の冷静な対応でもはや成すすべなし。

終わってみればドイツ2-0の完勝だった。

とはいえまさかマリオ・ゴメスではなく、ポドルスキが2得点しちゃうとは思いもよらなかったけど。鬱憤を一気に晴らしたかな。もしかして得点王いっちゃう!?

まだ本気を出してるとはいえないドイツの本領発揮は決勝トーナメントに入ってからだろうね。あな恐ろしや・・。

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