夢のシネマパラダイス442番シアター:あの頃~君は若かった~♪
トップガン
出演:トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、バル・キルマー、アンソニー・エドワーズ
監督:トニー・スコット
(1986年・アメリカ・110分)NHK-BS
評価★★★☆/70点
内容:戦闘機F-14のパイロットであるピート、通称マーヴェリックは“トップガン”と呼ばれる選りすぐりの精鋭たちを養成する訓練校にやって来る。彼は酒場で知り合った美人教官チャーリーと恋に落ちる一方で、厳しい訓練を重ねる。ところが、ある日の訓練飛行でマーヴェリックの乗るF-14がトラブルに見舞われ、彼は緊急脱出したが、パートナーのグースが機体もろとも海中に墜落してしまう・・・。
“自分の青春時代真っ只中にこういう映画があったらなぁと、ふと思ってしまった。”
「サタデー・ナイト・フィーバー」のディスコブームの数年後に生まれた自分はもちろんブルース・リーのカンフーブームなど露知らず。
ブラット・パックが一世を風靡してた時は幼稚園でお昼寝の真っ最中。この「トップガン」の時にはまだ小学生だもんなぁ。トム・クルーズのファッションをマネするなんてできるはずもなく(笑)。
自分が80年代の空気に包まれていたあの時の匂いと見事にリンクする映画といったら「グーニーズ」くらいなものだから・・。
そして、ふと自分の高校時代とか大学時代を送った90年代後半にそういうタイムカプセルのような映画あったっけ?と考えると、無いんだなぁこれが。
しかも、こういう「トップガン」みたいなアツすぎるおバカ一直線成長映画ってほぼ絶滅してたしね(笑)。クールが持てはやされる時代になっちゃってたし、んで代わりにデミ・ムーアが筋肉ムッキムキになっちゃったりして・・。
やはり「ジュラシック・パーク」のしでかしてしまった事って、ある意味罪深いのかも。
まぁせいぜい「スピード」でキアヌの髪型マネしたのと、「セブン」のブラピくらいかなぁ、、って猟奇もんかよ。
とにかく80年代を青春時代真っ只中で過ごした諸先輩のアツい話を聞くたびに、憧れと羨ましさと悔しさが入り混じったちょっと嫉妬にも似た感情を覚えてしまうのでありました。
そういう意味ではこの映画も青春時代にリアルタイムで見ることができてたら、また違ったのかもしれないなぁなんて。
ただ、トニー・スコットの色使いのこだわり、特に朝焼け&夕焼けの空の色は印象的。恋人ケリー・マクギリスとの逢瀬で家を訪れるシーンで、アメリカ西海岸の海岸沿いに立つヤシの木をバックにトム・クルーズがバイクで走る際の空の色が紫がかってるのが白眉。そこに一切ハズレのない音楽がかぶさってきて、わけもなく感傷に浸ってしまう自分がいたのもたしか・・w
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コマンドー(1985年・アメリカ・89分)WOWOW
監督:マーク・L・レスター
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、レイ・ドーン・チョン、ダン・ヘダヤ
内容:テロリストへの協力を拒否した元兵士マトリックスが、娘を誘拐された。奪還を誓う彼は、黒人娘のシンディの助力で敵に迫っていくが・・・。
評価★★★/55点
「ねえ、パパの働いてるところって見に行ったことある?」
「うん、あるよ。」
「えっ本当?どこ?」
「殺戮現場。」
「え゛っ。。」
「凄いでしょー。」
「・・・・」
、、ていう映画。。
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サタデー・ナイト・フィーバー
監督:ジョン・バダム
(1977年・アメリカ・119分)NHK-BS
内容:世界中にディスコ・ブームを巻き起こし、トラボルタを一躍トップスターに押し上げた青春映画。ブルックリンに住むイタリア系失業家庭の息子トニーは、薄給の塗料店員だったが、土曜の夜だけは着飾って仲間たちとディスコへ繰り出すディスコキングとして知られていた。3週間後に開かれるダンスコンテストで優勝を目指すトニーは、練習スタジオで偶然出会ったステファニーの踊りに目を奪われ、彼女にコンテストのパートナーを依頼する。。
評価★★★/65点
意外に暗い映画で、意外に律儀なトニー(トラボルタ)の姿に意外な青春映画を掘り出した気持ちだが、ただ一点、アネットの描き方があまりにも残酷で少し引く。
カーセックスに耽るのもいいけど、どう見たって輪姦されてるだろ、あれは・・・。
ビージーズのステイン・アライブ♪で始まるオープニングと、愛はきらめきの中で♪で終わるラストは印象的だったけどさぁ。なんだか・・。
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