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2008年6月14日 (土)

欧蹴球狂想曲第38番:ユーロ7日目:オランダ猛爆!!

勝ち点3オランダ、勝ち点1ルーマニア&フランス、勝ち点0イタリアで迎えた死のC組。

大変なことになってます!

まずはイタリア(FIFAランク3位)×ルーマニア(同12位)。

イタリア:4-2-3-1   ブッフォン

             パヌッチ    キエッリーニ

 ザンブロッタ                          グロッソ

             ピルロ      デロッシ

 カモラネージ         ペロッタ         デルピエロ

                   トニ

 VS    VS    VS    VS    VS    VS    VS

ルーマニア:4-1-3-2      ダニエル・ニクラエ

               ムトゥ

       キヴ         コドレア         ペトレ

                   ラドイ

  ラト       ゴヤン        タマシュ        コントラ

                   ロボント

初戦から5人入れ替えてきたイタリアは、デロッシ&ペロッタのローマコンビを入れ、デルピエロを先発させるなど、点を取りに行く布陣。

一抹の不安はカンナバーロ&マテラッツィが負傷で使えないCBに、本職は右ラテラルのパヌッチと左ラテラルのキエッリーニを使ってきたことだったのだが・・・。

試合は開始直後から猛烈に飛ばしていくイタリアが主導権を握って攻め立て、それをしっかりと防御して蜂の一突きのカウンターを繰り出していくルーマニアという構図で進む。

とにかく最初からこれだけ飛ばしまくるイタリアというのは初めて見たような気がする。

ところがイタリアの圧力に決して怯むことないルーマニアも脅威そのもので、前半19分には、キヴのFKがパヌッチに当たってコースが変わりゴールポストに直撃する決定的シーンもあった。

Photo しかし、ルーマニアの中盤アンカー役のラドイが味方選手と激突して負傷退場した後はイタリアが一方的に攻め込む展開が続くが、1点が遠い・・・。

ルカ・トニへのクロス、ルカ・トニからの落としから決定的チャンスをつかむものの、GKロボントの好守に阻まれゴールを割ることができない。前半ロスタイムにはザンブロッタからのクロスをトニが決めたかに思えたが、無情のオフサイド・・。

そんなイヤ~な流れで来た後半10分。自陣からのFK、一発ロングパスをザンブロッタが頭でブッフォンに返したのだが、、、それを背後から走りこんだムトゥがかっさらってゴールしてしまった!

こんなあり得ねぇゴールが、そしてこんなあり得ねぇミスがイタリアで、しかもユーロで出ちゃうなんて・・・。今回のイタリアはどうにもツキがない。。

Photo_2 が、それから僅か1分後。

CKからファーサイドのキエッリーニが頭で戻したところをパヌッチが押し込んで同点に追いつく!

それからペロッタに代えてカッサーノを投入したイタリアは後半29分、トニの落としからペロッタがヘッドで押し込むが、またまたロボントが横っ飛びで弾きかえしてしまう。

Photo_3 そして、本日最大の分岐点となった後半35分。パヌッチがニクラエを倒してしまった痛恨のPK!

ムトゥVSブッフォン!  

が、これをブッフォンが止める!止めてしまう!

試合はこのまま終了し、両チーム勝ち点1を積み上げただけとなったが、ルーマニアはデカイ金星と勝ち点2を失い、一方のイタリアは首の皮一枚なんとかつながったトンでもない試合となった。

さて、2試合目オランダ(FIFAランク10位×フランス(同7位)の対戦。

オランダ:4-2-3-1 ファンデルサール

           オーイエル     マタイセン

ブラルーズ                              ジオ

           デヨング      エンゲラール

  カイト          ファンデルファールト      スナイデル

               ファンニステルローイ

 VS    VS    VS    VS    VS    VS    VS 

フランス:4-4-2   アンリ

                        リベリ

   マルダ                           ゴブ

              マケレレ     トゥララン

 パトリス・エブラ                        サニョル

              ギャラス     テュラム

                    クペ

オランダはイタリアを3-0と粉砕したメンバーをそのまま起用。

この試合でもまざまざとその攻撃力を見せつけたわけだが、攻撃は最大の防御をそのまま実践するかのようにポゼッションを高めて相手を上手くいなしながら、縦に入れて一気にスピードアップして相手防御陣を崩していくさまは圧巻そのもの。この攻撃性能はスペインをも上回るものと思われる。

そりゃそうだよ。なんてったってイタリア&フランスから7点取っちゃったんだから・・。

凄すぎ。

Photo_4 ポスト役として世界最高の技術を見せるニステル、中盤で鬼キープを見せるファンデルファールト、豊富な運動量で好守ともに前線を支えるカイ、左右両足から鋭いパスを繰り出すとともに試合のペース配分を考えながら司令塔役をこなすスナイデルで組む前線は、“魅せて勝つ”という我が愛しのレアル・マドリーのお株を奪うようなフィロソフィーをピッチでそのまま体現している。さらにここに左右両ラテラルのブラルーズ&ジオの攻め上がりも絡んでくるのだから、堅守のフランスもタジタジ。

Photo_5 さらに途中交代で入ったロッベンとファンペルシーが2人とも得点しちゃうんだから恐れ入る。

やっぱ凄すぎ。。

でも、予選でオランダは総得点15を記録したのだが、実はこの数字、16チーム中最少なんだよね。これも信じられない話なんだけど。。しかしそれがイタリアとフランス相手に2試合ですでに7点取っちゃってるんだから、ますます信じられない話になっちゃってるよ。なんじゃこりゃ。。

ちなみにニステル&ロッベン&スナイデルはレアル所属ですから~~ン♪

いやホント、凄いわ。ニステルのマルセイユルーレット、ロッベンの瞬殺ゴール、スナイデルのキャプ翼なみのドライブシュート!

やっぱレアルは世界一だニャ!!ウフン。

さてさて、対するフランスは、アネルカ、ベンゼマ、アビダルを代えてアンリ、ゴブ、エブラをスタメン起用してきたが、どうも連係がうまくとれない。全てが個のゴリ押しサッカーになってしまっていて、スペクタクルなオランダからは程遠いなんとも見栄えの悪いサッカーを展開してくれた。

やっぱ、なんだろ。ジダンがいないんだよね(笑)。。ファンデルファールトとスナイデルが君臨するオランダと比べると如実に分かるけど、やっぱ試合を作れるファンタジスタがいないんだよなあ。

そういう点ではやはりマケレレ&トゥラランの両ボランチのところで違いを作れるタレントがいないというのは絶対的に痛いね。ここが効けばリベリも生きてくるんだけど。。

Photo_6 これでオランダは勝ち点6の圧倒的強さで1位突破が決定!

それを勝ち点2のルーマニア、勝ち点1同士のフランスとイタリアが追うのだが、最終戦は突破を決めておそらく主力を休ませてくると思われるオランダ×ルーマニア。どちらかがあるいはどっちも落ちてしまう可能性があるイタリア×フランスとなる。

でもドイツW杯決勝の再現戦がこういう状況で実現しちゃうというのも、、ユーロって凄っごい・・。

個人的希望としては、フランス&イタリア共倒れでお願いいたします。

なぜかって?

それは準々決勝で我が愛しのスペインが対戦したくないから。どちらかといえばルーマニアとやりたいわなぁ。

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