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2008年4月26日 (土)

夢のシネマパラダイス111番シアター:イマイチ取っ付きにくいヴェンダース&ジャームッシュの館

パリ、テキサス(1984年・フランス/ドイツ・146分)NHK-BS

 監督:ヴィム・ヴェンダース

 出演:ハリー・ディーン・スタントン、ナスターシャ・キンスキー、ハンター・カーソン

 内容:カンヌ国際映画祭作品賞受賞。テキサスの砂漠で“パリ”という街を探して放浪するトラヴィスは、ガソリンスタンドで倒れていたところを助けられ、弟ウォルトに介抱された。そこでトラヴィスは、弟夫婦に引き取られていた幼い息子ハンターと再会する。4年前、トラヴィスは、妻ジェーンと息子を置いて失踪し、ジェーンも息子をウォルトに託して行方不明となっていた。父子は徐々に互いの心を通わせ、ジェーンを捜す旅に出発する。

評価★★★☆/70点

“なんか無っっ性に歩きたくなった。。”

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まわり道(1974年・西ドイツ・100分)NHK-BS

 監督:ヴィム・ヴェンダース

 出演:リュディガー・フォグラー、ハンナ・シグラ、ナスターシャ・キンスキー

 内容:作家を目指しながら何も書けない焦燥にあった青年ヴィルヘルムは、母親から旅することを勧められ一人、旅に出る。その道中で、元ナチスの老芸人とその孫娘、女優や自称“詩人”の青年などと出会い、旅を共にしていく。前作「都会のアリス」から次作「さすらい」へと続く3部作の第2作。

評価★★/45点

難解なのか単純なのか、省略なのか単調なのか、哲学なのか上っ面なのか、詩人なのか凡人なのか、冒険なのか徘徊なのか・・・・・よう分からん。前者ならばスゴイ映画なのだろうけど。。

ただ一つ分かったこと・・・

ドイツにも紅葉ってあるんだ・・・。

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ハメット(1982年・アメリカ・97分)NHK-BS

 監督:ヴィム・ヴェンダース

 出演:フレデリック・フォレスト、マリル・へナー、ピーター・ボイル

 内容:サンフランシスコで探偵社を退社し、ハードボイルド作家になったダシール・ハメットが、失踪した中国娘の行方を追う中で、巨大な陰謀に巻き込まれていく・・・。

評価★★★/55点

完成まで4年もかかったわりには、どうってことはない映画だったな・・。

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ことの次第(1982年・西ドイツ・127分)NHK-BS

 監督:ヴィム・ヴェンダース

 出演:イザベル・ワインガルテン、パトリック・ポーショー、サミュエル・フラー

 内容:SF映画「ザ・サバイバー」のロケ現場では、欧米混合のクルーが完成に向けて慌ただしく動いていた。ところが、途中で資金や資材が底をついてしまった上に、撮り終えたフィルムを持ってロスに飛んだプロデューサーがなかなか帰ってこない事態に。監督は自らロスへ向かうのだが・・・。異才ヴェンダースが、ハリウッド式映画製作への反論として取り組んだといわれる、映画の撮影現場を舞台にしたドラマ。ヴェネチア国際映画祭作品賞受賞。

評価★★/40点

スマン、、こちとら物語なしじゃ映画に入っていけない性質なんです。。

ヴェンダースの映画がどうもイマイチ合わないと感じていた理由がこの映画観てはっきりして、逆によかったかも。ありがとうヴェンダース(笑)。。。

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ベルリン・天使の詩

Berlin_poster_s 出演:ブルーノ・ガンツ、ソルヴェイグ・ドマルタン、ピーター・フォーク

監督・脚本:ヴィム・ヴェンダース

(1987年・独/仏・128分)NHK-BS

 内容:天使のダミエルは、ベルリンの街にそびえるモニュメントの上から人々を見守っていたが、彼には人を助ける力はなかった。ダミエルは友人の天使カシエルと、街で聞いた人々の孤独な声や街の様子を語り合う。そんなある日、ダミエルは、空中ブランコの練習をしているマリオンという娘に恋をし、人間になりたいとカシエルに打ち明ける。

評価★★★☆/70点

子供の頃にこの映画を観たら100%飽きただろう。

子供の頃の純粋な好奇心と感受性、情熱を失くしてしまった大人だからこそ見ることができる映画。

そう、子供だけには天使が見えるのと同じように。。

愛の悦びを高らかに謳い上げて終わるこの映画。

、、、ふとポール・ヴァーホーベンに撮らせたらどうなるんだろうと思ったら、怖くなった・・・。

そりゃもう透明人間と同じなわけだから、あんなことやこんなことまでやっちゃうんだろうなと思うとますます空恐ろしくなった・・・。だって天使でっせ。

えっ、ヴァーホーベンに罪をなすり付けるなって?

ハイ、そうでした。

変な妄想していたのはわたくしめでございました・・・。

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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年・アメリカ・129分)NHK-BS

 監督・脚本:ジム・ジャームッシュ

 出演:ウィノナ・ライダー、ジーナ・ローランズ、ベアトリス・ダル、ロベルト・ベニーニ

 内容:ロス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市を走るタクシーの運ちゃんが、同じ夜の同じ時間に体験する5つの出来事をオムニバス形式で綴ったドラマ。

評価★★★☆/70点

キャラクターが引っ張っていくというよりは、会話が映画を引っ張っていくというかんじの作品。しかし、それだけで画面の間をもたせているというのは、実はかなりスゴイことだと思う。

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ミステリー・トレイン(1989年・アメリカ・112分)NHK-BS

 監督・脚本:ジム・ジャームッシュ

 出演:工藤夕貴、永瀬正敏、ニコレッタ・ブラスキ、ジョー・ストラマー

 内容:ブルースが息づくテネシー州メンフィスを舞台に、同じ1日を同じ街、同じホテルで過ごす3組の外国人たちそれぞれの物語をオムニバス形式で描いた作品。

評価★★/40点

かったりーー。だっるぃ~~。

タランティーノの良さがこれ観て分かった・・・。

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ダウン・バイ・ロー(1986年・米/独・106分)NHK-BS

 監督・脚本:ジム・ジャームッシュ

 出演:ジョン・ルーリー、トム・ウェイツ、ロベルト・ベニーニ、エレン・バーキン

 内容:ニューオーリンズの刑務所で同じ監房に入れられていたポン引きのジャック、DJのザック、ギャンブラーのロベルトはひょんなことから脱獄に成功してしまう。刑務所で知り合った3人の放浪を素朴なユーモアを交えて描いたジャームッシュの長編第3作。

評価★★★★/80点

馴れ合い3人組のとりとめもないことを、とりとめもなく描いている。こんな映画、、ざらには無い。

それよりも、あんなに簡単に脱獄できちゃう映画、、ざらには無い。

いや、言い換えれば、脱獄が目的ではなく単なる始まりにしか過ぎないという盲点を突いたような映画、、そうざらには無い。

長野 聖火リレー/トンだお祭り・・

北京五輪の聖火リレーが、厳戒ムードの中、AM8:30頃に長野市内をスタートし、昼の12:30頃にトラブルや小競り合いが起こりながらも一応無事に終了した。

Photo 中国のチベット政策をめぐり、欧米を中心とした各国で聖火リレーが抗議行動にさらされている中、ついに日本に渡ってきた聖火。

ロンドン、パリ、バンコク、キャンベラなど概ね首都を走ってきた聖火リレーがなぜか日本は東京ではなく、長野だった。

しかし、これ終わってみると、長野で良かったと思うね。

もし東京だったら、日本ナショナリズムの聖地“靖国”もあるしもっと凄いことになっていたと思う。

しかし、これ、聖火リレーと言えるのか??

単に中国人を自己満足させるための道具でしかない!としか見れない。

Photo_2 両側を100人を超える警察官に囲まれた中で守られるランナーと聖火。異質な平和空間。

沿道では市民不在の中、中国の赤旗が揺らめき続ける。シュプレヒコールとわめき声渦巻く中、もみ合う人々。

日本とは思われないような光景。なんとも見ていて空しい光景だった。

欽ちゃんの笑顔が哀しかった。

今回ほどワールドワイドな聖火リレーもないけど、結果的には“嫌中国”を世界に広め、中国人のナショナリズムをただ煽るだけのアホったらしいものになっちゃったな。中国当局もそんな意図は、はなっから無かったのだろうけど。大変だね中国(笑)。

誰のためのオリンピックなのか。。。

北京ではオリンピックによる建設事業や再開発で胡同(フートン)などの伝統的な下町が取り壊され、多くの市民が強制的な立ち退きを余儀なくされているという。

国家の威信の名のもとに打ち捨てられていく人々。そういう意味では中国人も可哀想ではある。

徹底的に植えつけられた愛国心教育によって縛り付けられている中国人。

日本がこうなったらダメやで。

日本も中国に倣ってかどうかは知らんが、愛国心教育を強めようとしているけど、歪なナショナリズムしか生まないてことはお隣の中国を見れば分かること。

愛国心の強制は共産主義中国のやってることと何ら変わらない。

よう考えや自民党。

しかし、もっと可哀想なのはチベット人。

ただ静かに暮らしたいだけなのに、豊富な地下資源を分捕るためにグローバリズムの中にチベットを強制的に組み込もうとしている中国。

チベットの文化が蹂躙されていく。

それをひた隠しにしようとする中国。そこには最低限の自由な報道活動さえ無い。

東シナ海のガス田問題もそうだけど、需要に供給が追っつかないエネルギーの枯渇問題を抱える中国は、こと資源問題になると恐ろしいくらいになりふり構わない行動をとる。

大国中国はこれからどこへ向かうのか。。アメリカ、日本がともに沈んでいく中、眠れる獅子が世界を席巻する時代はすぐそこまで来ている。

とにもかくにも、こういう聖火リレーははっきりいってやる意味ない。

この聖火リレーで満足してるのは赤旗振り回して自己満足に浸っている中国人だけだろ。アホらし。

もちろんチベット人が抗議・主張する場というのは中国国内には無いわけで、こういう時でしかできないのだろうし、我々日本人がチベットがさらされている現実を知るには格好の舞台なのかもしれない。

しかし、平和な日本の田舎町でチベット人と中国人が衝突し、その中に血気盛んなちょっと頭のおかしい日本人がなだれ込む姿を見せられることほどアフォらしいこともない。

武道館貸してやるからそこで心ゆくまでヤレ(笑)!

胡綿涛の来日があるから何も言わないじゃ済まされへんで、ボーッとしてるのが趣味の福田はんよ。

中国人のナショナリズムを煽ろうが、この問題では遠慮することなく言うことは言えよ。

善光寺は辞退して正解だった。

長野のシンボルがそれこそどこぞやのナショナリズムに蹂躙されるところだった。もうやって来ないでね赤旗族。

2008年4月24日 (木)

夢のシネマパラダイス167番シアター:家政婦は見た、、もとい少年少女は見た!

幸せの1ページ(2008年・アメリカ・96分)WOWOW

 監督:マーク・レヴィン

 出演:アビゲイル・ブレスリン、ジョディ・フォスター、ジェラルド・バトラー

 内容:冒険小説家のアレクサンドラは、極度の潔癖症で家から一歩も出ない引きこもり女。そんなある日、アレクサンドラは彼女の小説に出てくる主人公の大ファンである南の島に住む少女・ニムからSOSのメールを受け取る。海洋生物学者の父親ジャックが船で海に出た後に行方不明になってしまったという。そこでアレクサンドラは、意を決して南太平洋へ向かうのだが・・・。

評価★★☆/50点

まずは、この「幸せの1ページ」というトンチンカンな邦題に★-2くらいやりたい気分。フツーに「二ムの南の島」とかでいいじゃん。

内容的にもそっちの方がしっくりくるし、ジョディ・フォスターにしろジェラルド・バトラーにしてもニム(アビゲイル・ブレスリン)の引き立て役だろ。

なのに、この邦題の付け方は完全にジョディ視点なわけで、かといってジョディのドタバタ珍道中も全然“珍”にもドタバタにもなってないし、せっかく最強の引きこもり女というオイシイ役どころを得たのに、全てが中途半端。

ニムにもっと焦点をしぼって彼女のサバイバル生活を主体にするのか、ジョディの底抜け珍道中に重心を置くのかもっとはっきりして欲しかった。

まぁ、遭難したジェラルド・バトラーの周りを絵に描いたようにサメが回りつづけるシーンなど、絵本のような微笑ましい世界観は、オープニングとエンドロールの画作りを見てもかなり意識したつくりになっているんだけど、ちょっとあっさりしすぎていて物足りないというかね・・・。

個人的にはペリカンのガリレオ君が1番良かった。

しっかし、返すがえすもこの邦題はダメ××や!

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リッチー・リッチ(1994年・アメリカ・95分)NHK-BS

 監督:ドナルド・ペトリ

 出演:マコーレー・カルキン、ジョン・ラロクエット、エドワード・ハーマン

 内容:資産700億ドルのリッチ家の唯一の跡取り息子として生まれたリッチー・リッチ。8000エーカーの宅地と255の部屋数を誇る大豪邸で何不自由なく暮らしていた彼は、何か心に物足りなさを感じていた。そんな中、彼の両親が資産乗っ取り事件に巻き込まれてしまう・・・。

評価★★☆/45点

マコーレー・カルキンは、現実はおろか映画の中でも、どうあがいても両親と離れ離れになる運命にあったようだな・・・。

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カーリー・スー(1991年・アメリカ・102分)NHK-BS

 監督:ジョン・ヒューズ

 出演:ジェームズ・ベル-シ、アリサン・ポーター、ケリー・リンチ

 内容:ホームレスの孤児カーリー・スーとその保護者ビルは当たり屋に精を出していた。そして不幸にも2回もカモにされてしまったのは、人の良い女弁護士グレイ。やがて、いつしか3人は離れがたい思いを抱くようになり、、、。

評価★★★☆/70点

これぞ現実世界における真のロード・オブ・ザ・リング!ってか。

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キャメロットガーデンの少女(1997年・米/英・101分)NHK-BS

 監督:ジョン・ダイガン

 出演:サム・ロックウェル、ミーシャ・バートン

 内容:ケンタッキー州の裕福な郊外の住宅地キャメロットガーデンに引っ越してきた10歳の少女デヴォンは、そこに暮らす住人たちに馴染めず、森の中に住むバビヤガという魔法使いの空想にふけっていた。そんなある日、彼女は森にうち捨てられたトレーラーに暮らす青年トレントと出会い、奇妙な友情を育んでいくのだが・・・。

評価★★★/60点

題名を「キャメロットガーデンのアブナいロリロリ少女」とするのが世のため人のためだと思う・・・。

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サイモン・バーチ(1998年・アメリカ・113分)DVD

 監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン

 出演:ジョセフ・マゼロ、イアン・マイケル・スミス

 内容:先天性代謝異常症であるモルキオ症候群という難病のため、成長の止まった身長95cmの少年サイモン・バーチと、その親友で母子家庭の少年ジョーを巡って繰り広げられる、人生についての美しくも不思議な寓話のような物語。実際にこの病に冒されている少年がサイモン役に起用されている。

評価★★☆/45点

“ていうか、よけろよ!”

飛んできた打球が頭に当たって即死する確率って、、、限りなく低いだろ。

思わず笑っちゃったけど、こんなんコメディでもざらにはないと思うで。

ましてやこういう映画で使ってくる手かよ。しかも打ったのがサイモンだし・・・(笑)。

ちょっとあの場面はド肝を抜かれたというか、ちょっとその真意がよく分からなかったです。。

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依頼人(1994年・アメリカ・121分)盛岡ピカデリー

 監督:ジョエル・シュマッチャー

 出演:スーザン・サランドン、トミー・リー・ジョーンズ、ブラッド・レンフロ

 内容:マフィアの秘密を偶然に知ってしまった11歳の少年マーク。彼は秘密をしゃべれば殺されると思い、警察の事情聴取にも口をつぐむ。マフィアからも連邦捜査官からも追われることになったマークは、自分と家族を守るために弁護士を雇うことを思いつき、女性弁護士のレジーに全財産の1ドルを渡す。人気作家ジョン・グリシャムのサスペンス小説の映画化。

評価★★★☆/70点

こんなしぶとくて、ふてぶてしいガキ見たことない。

だが、それをリアリティに昇華させているレンフロみたいな凄んげぇガキはもっと見たことない。。

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ふたりのロッテ(1993年・ドイツ・98分)NHK-BS

 監督:ヨゼフ・フィルスマイアー

 出演:フリッツィ・アイヒホーン、フロリアーネ・アイヒホーン

 内容:離婚した元夫婦には双子の娘たちがいたが、それぞれ一人ずつ引き取って暮らしていた。それから時が経って、成長した双子姉妹2人は、偶然にも参加したサマースクールで初めて出会い、自分たちは双子だったことを知る。そして2人は入れ替わってそれぞれまだ会ったことのない父親、母親のもとへ行くことを決める。。

評価★★★☆/70点

電車って、あんなに簡単に止められるの??

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ぼくのバラ色の人生(1997年・仏/英/ベルギー・88分)NHK-BS

 監督:アラン・ベルリネール

 出演:ジョルジュ・デュ・フレネ、ジャン=フィリップ・エコフェ

 内容:リュドビクは7歳の男の子。そんな彼の将来の夢はなんと可愛い女の子になることだった!

評価★★★★/75点

ぼくの灰色の人生にならないようにね。、、ってオレだよ、それ。。。

しかし、閉鎖的な社会ってのはどこにでもあるものなんだねぇ。。7歳の子が受ける受難と迫害はけっこうシリアスで面食らっちゃったけど、と同時にどこかファンタジックでヌケてる面もあり、ちょっと不思議な映画だったな。

ツラクて楽しい。それが人生。良作ですた。

夢のシネマパラダイス368番シアター:My Favorite Director 張芸謀

活きる

2002025 出演:グォ・ヨウ、コン・リー、ニウ・ベン、グォ・タオ

監督:チャン・イーモウ

(1994年・中国・131分)NHK-BS

内容:1940年代の中国。資産家の息子だったフークイは、博打にのめり込むあまり家屋敷など全財産を失う。身重の妻チアチェンはそんな夫に愛想を尽かし実家へ帰ってしまうが、半年後、長男が誕生したのを機にフークイのもとへ戻ってくるのだった。心機一転、困窮する一家の家計を支えようとフークイは得意の影絵の巡業を始める。が、その矢先フークイは国共内戦に巻き込まれてしまい、共産党軍の捕虜になってしまう・・・。内戦や文革といった激動の中国に生きた一家の30年にわたる物語を描いた大河ドラマ。カンヌで審査員特別賞などを受賞しながらも、中国当局により本国では上映禁止処分に。日本でも初公開は2002年まで下らなければならない。

評価★★★★/75点

“自分の抱えてる悩みなんて、ちっぽけなもんだよなぁ・・・。”

親が子供を失うことの絶望、それでも生きていかなければならない苦しみは想像以上のものがあると思う。

例えば、オイラの伯母さんだ。

うちのオカンの姉にあたる人で、今まで子供を3人生んで育ててきた伯母さん。

オイラにとってはその子供たちは従兄弟にあたるわけだけど、しかし長男は赤ん坊の時に不慮の事故で亡くなり、次男は障害をもったまま生まれて20年間ほぼ寝たきりのままで亡くなった。三男はオイラと同い年で子供のときからよく一緒に遊んでいるが、彼もまた癲癇という病気を患っている。

子供を2人亡くすなんて、こんな不幸があっていいものなのだろうか・・・。

しかし、この伯母さん、いっつも笑顔が絶えなくてケラケラ笑い、伯母さんがその場にいるだけでそりゃもう楽しいのである。笑いが尽きない幸せな場となるのだ。

ある時、ふとウチの親父がこんなことを言っていた。

伯母さんはいっつも笑顔が絶えなくて明るくて話し上手で面白いけど、2人の子供を亡くした悲しみは想像を絶するものがあっただろうに。伯母さんの強さは自分には真似できないよホント、、、と。

それを聞いたときにオイラは初めてハッと気付いた。

それまで伯母さんの笑顔の裏にあるはずの悲しみなどこれっぽっちも考えたことなどなかった。

生きるということ。つらさを強さに変えていく過程における苦しみ。それを乗りこえて生きていく。

生きるって、スゴイことだな。

伯母さんには2人の分も長生きしてもらわないとね。

この映画を見てそんなことをふと考えてしまいました。

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至福のとき(2002年・中国・97分)2003/01/12・新文芸坐

 監督:チャン・イーモウ

 出演:チャオ・ベンシャン、ドン・ジェ、フー・ピアオ

 内容:中国の近代都市・大連。工場をリストラされて失業している男チャオは、“至福旅館”の経営者の名を騙ってある女性とお見合いをするが、その女性の連れ子である盲目の少女ウー・インを預かるはめに。。しかし、継母であるその女性につらく冷遇されていることに同情したチャオは、廃工場に按摩室を造って、仲間に客のフリをするなどの芝居を打ってもらいウー・インを稼がせる。そして彼女も次第に生きる希望を取り戻していき、チャオとも親子のような間柄になっていくのだが・・・。

評価★★★★/80点

“ジャイアン一家に拉致されたしずかちゃんを救出したのは、鼠が好物そうなまぎれもないドラえもんだった!!”

また先に忠告しときますが、しずかちゃんの入浴シーンはございません(笑)。。

という冗談はさておき、ラスト、1人であんなん放り出されて、入浴シーンどころかフロに沈められるような境遇になりはしないか、それだけが心配心配。

どうか良い人に出会えますように。みんなも願い!

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あの子を探して

Anokowosagasite 出演:ウェイ・ミンジ、チャン・ホエクー、チャン・ジェンダ、カオ・エンマン

監督:チャン・イーモウ

(1999年・中国・106分)2000/08/09・Bunkamuraル・シネマ

評価★★★★/75点

内容:舞台は中国の田舎の小学校。1ヶ月間学校を離れることになったカオ先生のかわりに、村長から代用教員に指名された13歳の少女ウェイ。28人の生徒が一人もやめなかったら褒賞金をあげるというカオ先生の言葉を信じて、子供たちを懸命に看るのだが、ある日、1番やんちゃな少年ホエクーが家の事情で都会へ出稼ぎに出てしまい・・・。ベネチア国際映画祭で金獅子賞。

“中学時代、すぐチョークを投げつける先公がいて何度もぶつけられた。そいつにこの映画を首根っこひっ捕まえて無理やり見せてやりたい。”

痛ってーんだよっマジで(笑)。

今は懐かしい思い出だけどさ。。

と、肝心の映画の方はすごく良かった。

お金じゃ買えないもの。

彼女の瞳から流れ落ちるひとしずくの涙。人々の良心。子供たちの笑顔。

都会の街に行って1番良かったことはと訊かれたホエクーが、食べ物をもらったことと答えたのが印象的だった。

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LOVERS

Lovers001 出演:金城武、チャン・ツィイー、アンディ・ラウ、ソン・タンタン

監督・脚本:チャン・イーモウ

(2004年・中国・120分)2004/09/11・MOVIX仙台

評価★★★★/80点

内容:唐の時代。反乱軍“飛刀門”の壊滅を朝廷から命じられた2人の官吏、リウとジン。ジンは反乱戦士を装い、目の不自由な飛刀門の娘シャオメイに近づくが、2人はいつしか惹かれあう・・・。

“「HERO英雄」から登場人物を2人削って、さらに尺を30分増やせばこのくらいできて当たり前。。。”

形式や様式にとらわれてがんじがらめになっていた「HERO」から一転、その制約の鎖を解き放った今作。

その結果リスクチャレンジと引き換えに自由を獲得するとともに人間の情と生気のほとばしりをも画面に切り取り、かたちの先にあるものをしっかり描ききることに成功している。快作。

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単騎、千里を走る

Ph3_ph3_tankisenri_01 出演:高倉健、寺島しのぶ、リー・ジャーミン、チュー・リン、中井貴一(声のみ)

監督:チャン・イーモウ、降旗康雄(日本編監督)

(2005年・中/日・108分)2006/02/07・盛岡中劇

評価★★★★/75点

内容:静かな漁村に暮らす高田剛一のもとにある日、東京にいる息子の健一がガンに侵され余命僅かだとの報せが届く。しかし、父と子の間には長年に渡る確執が存在し、面会すらできない状態になっていた。息子ともう一度向き合うことを決意した高田は、嫁の理恵から民俗学者の健一が、中国の有名な俳優リー・ジャーミンと交わした約束を果たすことができず悔やんでいることを知らされる。そこで高田は、健一の代わりに彼がやり残した仕事―中国奥地に伝わる仮面劇「単騎千里を走る」の演目をビデオに収めようと、無謀にもたった一人で中国の麗江市へと旅立つのだった・・・。

“中国の中国による高倉健のための映画”

携帯電話、デジカメ、デジタルビデオを自由自在に操る高倉健の姿というのも何か奇異に映ったが、異国の地である中国を文字通り“単騎、千里を走る”姿が、男鹿半島で仁王立ちしている姿よりも自然となじんでいてしっくりきているというのが面白い。

高倉健の一途さと無器用だけど素朴な人情というのは、悲しいことにもはや人と人との交流が希薄になっている日本では前時代的な忘れ去られていく遺産、あるいはファンタジーとなってしまっているのかもしれないな、なんてことをふと考えてしまった。。

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秋菊の物語(1992年・中国/香港・101分)NHK-BS

 監督:チャン・イーモウ

 出演:コン・リー、レイ・ラオション、コオ・チーチュン

 内容:秋菊の夫が些細なトラブルから村長に股間を蹴られて怪我をしてしまった。反省しない村長の態度に納得できない秋菊は、身重の身体で郡の役場へ行き訴えるが、それでも村長の態度は変わらない。ブチ切れた秋菊は今度は県の役所へ向かうのだった。。。ヴェネチア国際映画祭で作品賞受賞。

評価★★★/60点

“この映画を観てから、これからは何でもいいからまずは謝っておこうっと思うようになった・・・。”

それにしてもあの映像は素晴らしいものがある。

紅色がかった映像。寂寥たる村の風景と切るような冬景色の中で落ち着きと暖かさを与えてくれる。

と思ったらいきなり都会の絵が出てきたのでビックリ。なんつーかふた昔前くらいのお話だと思ってたので。。

しかし、この話、最初はほほ笑ましく見てたけど、度を過ぎてくると急速に引けてきた。

あの奥さん、相当欲求不満だったらしい・・・。

2008年4月23日 (水)

夢のシネマパラダイス410番シアター:ザ・ドキュメンタリー

いのちの食べかた

Inochi 監督:ニコラウス・ゲイハルター

(2005年・独/豪・92分)WOWOW

内容:我々が普段何気なく口にしている食べ物が、実際にどのような生産・加工工程を経て食卓に並ぶのかを丹念に取材・撮影したドキュメンタリー。

評価★★★/65点

チャップリンの「モダン・タイムス」(1936)から70年後の世界。

ベルトコンベアで運ばれてくるのは部品のネジではなく、ヒヨコに豚に魚だったというオチ。。

しかし、そこで働く人間がどこまでも無表情なのはいつの時代も変わらないようで、そこにはユーモアのひとかけらもない。

そんなどこまでも機能的かつ機械的な映像の意図するところはよく分からなかったけど、見ていてなにか空恐ろしさみたいなものを感じてしまったのはたしか。

徹底した合理化と効率化の果てにあるところには、太陽の光も差さなければ土の匂いもしない、無機質な世界が広がるばかりで、そこに多少なりとも違和感を感じてしまったのだけれど。

しかし、何の違和感もなく享受している今の便利な世の中に、この無機質な世界が多大な貢献を果たしていることもたしかなわけで、そう考えるとなんだかなぁ、、という思いにとらわれてしまう。。しかも、普段メシ食べてる時に、他の命を頂いて食べてるなんてこれっぽっちも頭にないし・・w

スーパーに行けば簡単に手に入るモノと化してしまったいのちの数々。

子供にはトラウマになりそうな衝撃映像があるので見せるのは酷だと思うけど、大人は見なければならない作品かもね。

ただ、あまりにも淡々とした映像の羅列は少々飽きがくるのもたしかで、シュールなドキュメンタリーといえば聞こえはいいけど、分かりやすい主義主張で押してくるプロパガンダ映画や説教臭映画の方が好きなオイラには物足りない面もあったかなと・・・。

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テルミン(1993年・アメリカ・83分)NHK-BS

 監督:スティーブン・M・マーティン

 出演:レオン・テルミン、トッド・ラングレン、ブライアン・ウィルソン

 内容:ロシアの天才科学者レオン・テルミン博士の半生をつづったドキュメンタリー。1920年に発明した世界初の電子楽器“テルミン”は、演奏者が空間で手を動かすだけで本体に直接触れることなく音を出す奇妙奇天烈な楽器だった。やがて、“テルミン”はアメリカに渡り、ハリウッドなどで重宝されていくのだが、本作ではそんなテルミンの発明者であるだけでなく、ロシアという国家において諜報活動などに従事するなど別な顔を持つテルミン博士が歩んできたその数奇な運命をたどっていく・・・。

評価★★★/70点

音楽が文字通り音を楽しむものならば、テルミンは楽しさからはかけ離れている。

楽譜に音符を落とせない所在の危うさと音の危うさが言い知れぬ不安をかき立てる。

そしてそれがテルミン博士の人生ともダブるのがまた妙な相乗効果を生んでいて、やはり何か不穏な空気がジワジワと観る者に迫ってくるのだ。

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アトミック・カフェ

Eigaatomiccafe 共同監督:ケヴィン・ラファティ、ジェーン・ローダー、ピアース・ラファティ

(1982年・アメリカ・89分)WOWOW

内容:米ソの原爆製造が盛んに競われていた40年代後半から50年代に、アメリカ政府が国民用に製作した数多くの原爆PRフィルムやニュースフィルム、言い換えれば北朝鮮ばりの異様かつナンセンスなプロパガンダ映像をナレーションを一切付けないで再編集した異色ドキュメンタリー。ちなみに監督のケヴィン・ラファティはジョージ・ブッシュのいとこ。

評価★★★/70点

“なんかこの映画を当のアメリカ人は笑って見てそうで恐い。”

アメリカの外にいる人でないと、この映画が伝えようとしていることというのは半分も伝わらないと思う。

アメリカの内にいる人がこれ見ても、だって不安だし心配だし仕方がないじゃねえかとか、いつ攻撃されるか分からないやろ、結局備えあれば憂いなしなんだよ!と御託を並べるだけのような気がする。

ま、アメリカほど情報操作の巧い国はないからね。ある意味1番かわいそうなのはアメリカ国民なのかも。

アメリカの外にいる一介の日本人にすぎないオイラなんかは、ナレーションが皆無というだけで恐れおののいたけど。。

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らくだの涙(2003年・ドイツ・91分)DVD

 監督:ビャンバスレン・ダヴァー、ルイジ・ファロルニ

 内容:モンゴル、ゴビ砂漠の壮大な自然を背景に、羊やらくだとともに生活を続ける遊牧民の大家族に密着。育児拒否をする母らくだと白い子らくだが家族の手助けで徐々に心を通わせていく姿を捉える。

評価★★★★☆/85点

“風の神さまが呼んでいる。”

はじめてのおつかいモンゴルゴビ砂漠編。

馬頭琴の音楽家を呼びにラクダに乗って県庁へ行ってきてくれないかな。ついでに電池を6コ買ってきてもらいたいの。できる?あっホントに。じゃあ、気を付けて行ってくるんだよ。

良い映画だ。

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スーパーサイズ・ミー

20051229003736 監督・脚本・出演:モーガン・スパーロック

(2004年・アメリカ・98分)2005/01/21・仙台フォーラム

内容:2002年、肥満症に悩む2人の女性がマクドナルド社を提訴。これをネタに、M・スパーロック監督がファストフードを1日3食&1ヶ月間食べ続けたらどうなるかを、自らを実験台に検証した異色ドキュメンタリー。日ごとに肥大する彼の身体に次第に異変が・・・。

評価★★★/70点

“アメリカ人を揶揄するだけで済むような問題でないことだけはたしかだ。これは現代人に共通する問題。”

例えば、1日3食1ヶ月間カップラーメンを食べ続けたらどうなるか、だとか1日3食1ヶ月間コンビニ弁当を食べ続けたら、1日3食1ヶ月間デパ地下やスーパーのお惣菜を食べ続けたら、、、一体どうなるんだろう。

ていうかざらにいるかもな、こういう人。

ま、身体に悪いと薄々知りつつ食べてるんだろうけど。オイラも含めて。

オイラの周りにもいるからなぁアブない人(笑)。

運動もしてないのに水代わりにガブガブ清涼飲料水飲んでる人だとか、缶コーヒー1日何本も飲む人だとか。

うちの栄養士さん言ってたけど、砂糖がハンパなく入ってんねんてな。糖尿病の扉を叩きたい人にはうってつけらしいっス。

とかく現代人は常日頃から何かしらの毒素を摂取しつづけているわけで、要はいかにそれら毒素を体内から排出するかが問題なわけで、デトックスてやつだよね。

やはり1番手っ取り早いのは運動して汗を流すということ。現代人に1番足りない不足していることやな。オイラもヤバイなぁ・・・。

でも、映画に出てきた若い黒人2人組の兄ちゃんが、運動してるからマックたらふく食っても大丈夫なんだよと自慢げに話してるのもなんだかな。ソーダを毎日8リットル飲んで失明した親父のことも笑うに笑えないし。。

でも、マック食べてゲロる奴は初めて見たゾ。

そっかぁ、先進国の少子化問題はこういうところにも原因があったのかぁ(笑)。

2008年4月19日 (土)

夢のシネマパラダイス409番シアター:往年名作劇場5番館

アラバマ物語

Pic03_1 出演:グレゴリー・ペック、メアリー・バダム、ロバート・デュバル、フィリップ・アルフォルド、ローズマリー・マーフィー

監督:ロバート・マリガン

(1962年・アメリカ・129分)WOWOW

内容:アラバマ州の田舎町に住むジェムとスカウトの幼い兄妹は、近所の幽霊屋敷に住むブーという知的障害を持つ青年に夢中になっている。父親フィンチはやもめの弁護士で厳しいが高潔な人物。しかし白人娘への暴行で起訴された黒人青年の弁護を引き受けた時から、町の空気が一変する。裁判でフィンチは青年の無罪を立証するが・・・。ピュリツァー賞を受賞したハーパー・リーのベストセラー小説「ものまね鳥を殺すには」を映画化した社会派映画の佳作。グレゴリー・ペックは「紳士協定」(1947)でも人種差別問題に真摯に取り組む人物を演じたが、本作でアカデミー主演男優賞を受賞した。また、2003年にはAFIが選ぶ最も偉大な映画ヒーローの第1位に選出された。

評価★★★★/80点

もし子供の視点に立っていなかったら、絶対に暴力と憎しみの連鎖と法廷劇を中心としたありきたりな映画になっていたと思う。

子供の視点に立つことによってこの映画は忍耐と理性を手にすることができたのだ。

だから世代を超えて見続けられなければならない作品になったのだと思う。

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スミス都へ行く(1939年・アメリカ・129分)NHK-BS

 監督:フランク・キャプラ

 出演:ジェームズ・スチュワート、クロード・レインズ、ジーン・アーサー

 内容:ある州の上院議員が急死。彼を食い物にしていた同僚ペインと財界の巨頭テイラー、州知事のホパーはこれで当てが外れてしまう。そこで政治にはド素人のボーイスカウトの青年団長スミスを選び、彼の子供っぽい理想主義を煽って議員候補に担ぎ出すが・・・。名匠フランク・キャプラがアメリカの政治腐敗を鋭く皮肉ったヒューマニズムあふれる社会派ドラマ。

評価★★★☆/70点

なんで“アルプス一万尺”がかかるの?って思ってたら、、、

映画の終りに秘書のクラリッサみたいにィヤッホー^^って叫びたくなったもんな。ってもともとアメリカ民謡だけどさ。

でも映画後半の地力はさすが。

全体を通しても決しておカタクならず、笑いのペーソスと人間愛を織り込むあたり、さすがキャプラだと思う。今の映画でこのような描き方はまずしないだろうな。ていうかできないと言った方が当たってるか。。

良くも悪くも古き良きアメリカ映画なのだと思います。

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大いなる遺産(1946年・イギリス・118分)NHK-BS

 監督:デイヴィッド・リーン

 出演:ジョン・ミルズ、ヴァレリー・ホブソン、ジーン・シモンズ

 内容:17世紀初頭のロンドン、大邸宅に老女と住む美少女エステラを遊び友達としていた孤児の少年ピップは、ある時脱獄囚に親切を施した。やがて成人になったピップは思いもよらず莫大な遺産を受け取るが、贈り主はあの脱獄囚だった。その後ピップは、脱獄囚の娘であったエステラと再会し、彼女と結婚することになる。。

評価★★★★/75点

“エステラにメロメロになる奴の気持ちが自分には大いなる謎だ。。”

なんたって言い寄ってくる男たちを蛾に例えて、「明かりがあれば蛾は寄ってくるのよ。」と平気でおっしゃるんだもんよ。フツー言えないでこんなセリフ(笑)。地球はあたくし中心で回ってるのよ!ってタイプやろ。

こういうお嬢タイプは性に合わんww

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紳士協定(1947年・アメリカ・118分)NHK-BS

 監督:エリア・カザン

 出演:グレゴリー・ペック、ドロシー・マグワイア、ジョン・ガーフィールド

 内容:反ユダヤ主義に対して果敢な挑戦を行ったジャーナリストの姿を通し、アメリカ社会の暗い一面を描いた問題作。ニューヨークの雑誌社から反ユダヤ主義についての記事を依頼された人気ライターのフィルは、ユダヤ人を装うことにするのだが、途端に周囲の差別が露わとなり、近辺の人々にも影響が及んでいく。アカデミー作品、監督賞ほか受賞。

評価★★★/65点

“赤狩り旋風の中ではあれが限界か。。”

ユダヤ人になりすますという奇抜なアイデアを思いついた点を強調して描きたいのか、それによって受ける差別の実態を描きたいのか、非常に中途半端な印象を受ける。

フィルとキャシーの恋愛もこれまた中途半端に描かれていて、この映画の核となる肝心なところがボカされちゃってるなと感じた。

おそらく当時の赤狩り旋風吹き荒れる時代風潮の中で描ける限界点には達していると思うのだけど、今の時代に見るとちょっと舌足らずというか伝わりにくい描写が多いなと思う。

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裸足の伯爵夫人(1954年・アメリカ・131分)NHK-BS

 監督・脚本:ジョゼフ・L・マンキーウィッツ

 出演:ハンフリー・ボガート、エヴァ・ガードナー

 内容:ダンサーから映画スター、伯爵夫人へと登りつめた末に銃殺された女の悲劇的生涯を描いたドラマ。

評価★★/45点

オスカーが本当にオスカー獲っちゃったんだ・・・。

エドモンド・オブライエンの役名がオスカー。んで見事助演男優賞でオスカー獲得!

ま、その程度しか印象に残らない映画だったんですけどw。。

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周遊する蒸気船(1935年・アメリカ・82分)NHK-BS

 監督:ジョン・フォード

 出演:ウィル・ロジャース、アン・シャーリー

 内容:19世紀末、ミシシッピー川を往来するオンボロ蒸気船を買ったドク・ジョン・バリーは甥っ子と組んで一儲けしようと画策。ところが、頼みの甥っ子が誤って人殺しとなり、死刑判決を受けてしまう。ドクは死刑を中止させるために、甥っ子の婚約者とともに東奔西走する。

評価★★★☆/70点

新生モーゼっつうから河を真っ二つに割るのかと思いきや、、蒸気船に縄で引っ張られとるやないけ!ウケたぞものすごく

それはさておき、蒸気船をはじめとする迫力ある描写には心底驚かされる。この映画から約15年後の「アフリカの女王」の方がちゃちく見えてしまうくらいだ。

子供の頃にテレビアニメ「トムソーヤーの冒険」を見たときから蒸気船に憧れてた自分にとってはちょっとワクワクさせてもらいますた。

しかし、ポカホンタスってアルコール度どのくらいなんだろう・・・。

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