夢のシネマパラダイス111番シアター:イマイチ取っ付きにくいヴェンダース&ジャームッシュの館
パリ、テキサス(1984年・フランス/ドイツ・146分)NHK-BS
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:ハリー・ディーン・スタントン、ナスターシャ・キンスキー、ハンター・カーソン
内容:カンヌ国際映画祭作品賞受賞。テキサスの砂漠で“パリ”という街を探して放浪するトラヴィスは、ガソリンスタンドで倒れていたところを助けられ、弟ウォルトに介抱された。そこでトラヴィスは、弟夫婦に引き取られていた幼い息子ハンターと再会する。4年前、トラヴィスは、妻ジェーンと息子を置いて失踪し、ジェーンも息子をウォルトに託して行方不明となっていた。父子は徐々に互いの心を通わせ、ジェーンを捜す旅に出発する。
評価★★★☆/70点
“なんか無っっ性に歩きたくなった。。”
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まわり道(1974年・西ドイツ・100分)NHK-BS
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:リュディガー・フォグラー、ハンナ・シグラ、ナスターシャ・キンスキー
内容:作家を目指しながら何も書けない焦燥にあった青年ヴィルヘルムは、母親から旅することを勧められ一人、旅に出る。その道中で、元ナチスの老芸人とその孫娘、女優や自称“詩人”の青年などと出会い、旅を共にしていく。前作「都会のアリス」から次作「さすらい」へと続く3部作の第2作。
評価★★/45点
難解なのか単純なのか、省略なのか単調なのか、哲学なのか上っ面なのか、詩人なのか凡人なのか、冒険なのか徘徊なのか・・・・・よう分からん。前者ならばスゴイ映画なのだろうけど。。
ただ一つ分かったこと・・・
ドイツにも紅葉ってあるんだ・・・。
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ハメット(1982年・アメリカ・97分)NHK-BS
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:フレデリック・フォレスト、マリル・へナー、ピーター・ボイル
内容:サンフランシスコで探偵社を退社し、ハードボイルド作家になったダシール・ハメットが、失踪した中国娘の行方を追う中で、巨大な陰謀に巻き込まれていく・・・。
評価★★★/55点
完成まで4年もかかったわりには、どうってことはない映画だったな・・。
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ことの次第(1982年・西ドイツ・127分)NHK-BS
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:イザベル・ワインガルテン、パトリック・ポーショー、サミュエル・フラー
内容:SF映画「ザ・サバイバー」のロケ現場では、欧米混合のクルーが完成に向けて慌ただしく動いていた。ところが、途中で資金や資材が底をついてしまった上に、撮り終えたフィルムを持ってロスに飛んだプロデューサーがなかなか帰ってこない事態に。監督は自らロスへ向かうのだが・・・。異才ヴェンダースが、ハリウッド式映画製作への反論として取り組んだといわれる、映画の撮影現場を舞台にしたドラマ。ヴェネチア国際映画祭作品賞受賞。
評価★★/40点
スマン、、こちとら物語なしじゃ映画に入っていけない性質なんです。。
ヴェンダースの映画がどうもイマイチ合わないと感じていた理由がこの映画観てはっきりして、逆によかったかも。ありがとうヴェンダース(笑)。。。
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ベルリン・天使の詩
出演:ブルーノ・ガンツ、ソルヴェイグ・ドマルタン、ピーター・フォーク
監督・脚本:ヴィム・ヴェンダース
(1987年・独/仏・128分)NHK-BS
内容:天使のダミエルは、ベルリンの街にそびえるモニュメントの上から人々を見守っていたが、彼には人を助ける力はなかった。ダミエルは友人の天使カシエルと、街で聞いた人々の孤独な声や街の様子を語り合う。そんなある日、ダミエルは、空中ブランコの練習をしているマリオンという娘に恋をし、人間になりたいとカシエルに打ち明ける。
評価★★★☆/70点
子供の頃にこの映画を観たら100%飽きただろう。
子供の頃の純粋な好奇心と感受性、情熱を失くしてしまった大人だからこそ見ることができる映画。
そう、子供だけには天使が見えるのと同じように。。
愛の悦びを高らかに謳い上げて終わるこの映画。
、、、ふとポール・ヴァーホーベンに撮らせたらどうなるんだろうと思ったら、怖くなった・・・。
そりゃもう透明人間と同じなわけだから、あんなことやこんなことまでやっちゃうんだろうなと思うとますます空恐ろしくなった・・・。だって天使でっせ。
えっ、ヴァーホーベンに罪をなすり付けるなって?
ハイ、そうでした。
変な妄想していたのはわたくしめでございました・・・。
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年・アメリカ・129分)NHK-BS
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:ウィノナ・ライダー、ジーナ・ローランズ、ベアトリス・ダル、ロベルト・ベニーニ
内容:ロス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市を走るタクシーの運ちゃんが、同じ夜の同じ時間に体験する5つの出来事をオムニバス形式で綴ったドラマ。
評価★★★☆/70点
キャラクターが引っ張っていくというよりは、会話が映画を引っ張っていくというかんじの作品。しかし、それだけで画面の間をもたせているというのは、実はかなりスゴイことだと思う。
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ミステリー・トレイン(1989年・アメリカ・112分)NHK-BS
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:工藤夕貴、永瀬正敏、ニコレッタ・ブラスキ、ジョー・ストラマー
内容:ブルースが息づくテネシー州メンフィスを舞台に、同じ1日を同じ街、同じホテルで過ごす3組の外国人たちそれぞれの物語をオムニバス形式で描いた作品。
評価★★/40点
かったりーー。だっるぃ~~。
タランティーノの良さがこれ観て分かった・・・。
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ダウン・バイ・ロー(1986年・米/独・106分)NHK-BS
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:ジョン・ルーリー、トム・ウェイツ、ロベルト・ベニーニ、エレン・バーキン
内容:ニューオーリンズの刑務所で同じ監房に入れられていたポン引きのジャック、DJのザック、ギャンブラーのロベルトはひょんなことから脱獄に成功してしまう。刑務所で知り合った3人の放浪を素朴なユーモアを交えて描いたジャームッシュの長編第3作。
評価★★★★/80点
馴れ合い3人組のとりとめもないことを、とりとめもなく描いている。こんな映画、、ざらには無い。
それよりも、あんなに簡単に脱獄できちゃう映画、、ざらには無い。
いや、言い換えれば、脱獄が目的ではなく単なる始まりにしか過ぎないという盲点を突いたような映画、、そうざらには無い。
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