20世紀少年再読⑪
2ヵ月半ぶりに再開しました。20世紀少年再読。
今日は第11巻です。
2014年、、、
春川校長から父親は“ともだち”だと知らされ愕然とするカンナは、知らぬ間に超能力を発動させ、その念力によって校長は窒息死してしまう。
2002年夏、、、
モンちゃんが、小学校の先生をしているサダキヨを訪ねてくる。ともだちの正体を教えてもらうために。。。
魚心亭という飲み屋でサダキヨの全証言をメモに書き連ねるモンちゃん。「全部しゃべってくれて感謝するよ。」
が、しかし、店を出た道すがらともだちと繋がっていたサダキヨは、モンちゃんを殺害してしまうのだった・・・。遺体から血にまみれたメモを取り出すサダキヨ。
再び2014年、、、衆議院会館。万丈目と高須。
高須「サダキヨはモンちゃんの遺したメモを持っている。メンバーが再集結し、万が一サダキヨに会い、メモを見てしまったら・・。“1970年の嘘”が暴かれてしまう。私たちがあのことを知っているのをともだちが知ってしまうことになる。。。」
関口先生の居る老人ホームにサダキヨと小泉響子がいることを知らされた高須らは老人ホームを取り囲む。
「このホーム全体を絶交するのよ!」
、、と、カンナが老人ホームに駆けつけ、上空からはヘリに乗ったヨシツネが助けに来る。そして屋上でカンナ、サダキヨ、響子、ヨシツネが一同に会した。
サダキヨは、黒ずんだ血のシミで覆われたモンちゃんメモを響子に渡し、自分がモンちゃんを殺したこと、メモにカンナの母キリコの2002年当時の居場所が書かれてあることを告げ、トヨタ2000GTでひとりでともだちの居所へ向かう。
カンナたちはヘリで脱出するが、翌朝のニュースで、車が炎上し中から中年男性の焼死体が発見されたことを知る。2000GTの無残な姿が映し出される・・・。
羽田の秘密基地でユキジとも再会、モンちゃんメモの解読にあたる。変色しペンも消えかかっていて読み取りが困難な中で、鳴浜町、、オデオン座という文字を見つける。
カンナはひとりで母親捜しへ向かう。
映画館オデオン座、、、
そこにいたジイさんによると、鳴浜町で1995年くらいに原因不明の全身から血が吹き出す病気(2000年血のおおみそかの時の病気と同じ)が発生し、町の岸壁の上にあった今は閉鎖されている鳴浜病院に勤めていた女医(キリコ)が必死で治療にあたり、3人の死者を出して沈静化したという。
ところが、2002年夏、ひょっこりその女医がやって来て、廃墟となった鳴浜病院で何か捜し物をしていたという。
病院に入ったカンナ。院内にDr.ヤマネのネームプレートが。
細菌研究棟へ行ったカンナは、そこでキリコが病気のワクチン培養に成功していたことを知る。
“なぜ、2000年血の大みそかの時にワクチンをすぐ使わなかったのか・・・”というカンナの疑念。
さらに細菌研究棟の入口に友楼会(トゥモロー会)鳴浜病院とともだちマークのプレートを見つけたカンナは、キリコがともだちと関係していたかもしれないと愕然とする。
鳴浜の病院および町は“ともだち”の実験場だった!?
そしてキリコの研究室で“わたしはゴジラ、わたしは15万人を踏み潰した”というメモを見つけてしまう。
「母さんが、、、母さんが、、、やった、、、」
ジイさんがオデオン座に残っているフィルムにキリコが映っていることを教えてくれる。
その映像の中で、キリコは言う。
「私は皆さんに顔向けできません。私はゴジラのような悪魔になってしまった。私のこれからやろうとしている行動は、せめてもの償いです。今からDr.ヤマネに協力をお願いしに行きます。もしも、2002年以降彼らがまだ力を持っているようなら私の行動は失敗したと思って下さい。その時は誰か彼らを止めてください。さもないと、2015年で西暦が終わってしまうの。。」
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2014年12月28日、西アフリカで全身から血が吹き出す伝染病が発生する。
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その頃、、、
2000年血の大みそかで友民党と組み、細菌のワクチン製造で一躍世界のトップ企業に躍り出て株が急騰した大福堂製薬。今回も同じことが起こる噂を神さまから聞いたオッチョは角田とともに大福堂製薬の役員・戸倉を拉致し、Dr.ヤマネの住所を聞き出すために戸倉の家に押し入る。
戸倉は今から14年前(2000年)、大福堂製薬の細菌研究所で副所長だった。所長はヤマネ。
戸倉によれば、ヤマネとはその前から一緒で、2人とも同じ病院(鳴浜病院)で勤務していた。その病院が閉鎖される時、2人とも大福堂製薬からヘッドハンティングされたという。
そしてある時、ヤマネはこう言ったという。「小学校のとき、仲の良かったコが死んだ。そのコは理科が大好きで、解剖実験を楽しみにしていたのに、その前日に死んじゃった(=カツマタくん)。でも夜ごと学校に忍び込んでは理科室でそのコの幽霊と実験を繰り返していた。」と。
一方、秘密基地では、ともだちの子供の頃の写真をともだち博物館でサダキヨに見せられていた響子に卒業アルバムを見せてなんとか思い出させようとするユキジたち。そこでヨシツネはヤマネを思い出す。
ユキジがヤマネ君のことで覚えているのは、フナの解剖があった日。理科室にハンカチを置き忘れ、放課後ひとりで取りに行ったユキジだったが、理科室にはひとりで水槽を見つめているヤマネがいた。ヤマネは自分ひとりしかいない生物部へ勧誘するが、ユキジは拒否。そこでヤマネは水槽の中で泳いでいるクマノミ(魚)に“キリコ”という名前を付けていることを不気味な笑顔で教えるのだった・・。
ヨシツネはモンちゃんメモの中にヤマネという文字を見つける。
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