夢のシネマパラダイス388番シアター:ロマンスの神様♪は何処にいる
ローマの休日
出演:オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック、エディ・アルバート
監督:ウィリアム・ワイラー
(1953年・アメリカ・118分)DVDetc..
評価★★★★★/100点
内容:ローマへ親善旅行中のアン王女は、スケジュールに沿った堅苦しい日常に嫌気が差し、ある日こっそりと大使館を抜け出した。ベンチで眠り込んだアンを偶然通りかかったアメリカの新聞記者ジョーが親切心から自分の部屋に連れ帰り世話してやるのだが、翌朝になり、彼はアンが王女だと気付き、特ダネを狙って彼女をローマ見物に連れ出すことにする。が、互いに身分を隠した1日の休日を過ごすうちに、2人の間にはほのかな愛情が芽生えていき・・・。オードリーは初主演でアカデミー主演女優賞を獲得、ここに銀幕の妖精が鮮烈に誕生した。アカデミー賞では主演女優の他に脚本、衣装で受賞している。
“たとえローマが滅びようとも、ローマの休日は永遠に光り輝き続ける。最強の銀幕ブランドここにあり!”
いや、ほんとは永遠に光り輝き続けてるのはオードリーなんだけどね。
夜、街に抜け出して、次の日の夜に戻ってくるまでのアン王女の24時間ハチャメチャ初体験づくしツアーは、自分にとってはオードリー初体験うっとりツアーだったわけで、あと何時間でも観ていたい、観ていられる映画です。
冒頭、ローマに到着したアン王女の謁見式での白いドレスを身に纏った気品漂うアン王女の荘厳なロングショットと、足が疲れて靴を脱ぐクローズアップとのコントラストが最も好きな場面。この映画の世界に一気に入っていけるウィリアム・ワイラーの腕が冴え渡る素晴らしいシーンです。
それにしてもオードリー、、あなた無防備すぎるよ(笑)。
「服脱ぐのを手伝っていただけませんか」と来たモンだよおいおいおいおい・・。オイラは辞退いたしませんよ。喜んでうれしく思います感謝いたしますってなかんじだよねww
妄想中×2すみません、オードリー
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コールド マウンテン
出演:ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、レニー・ゼルウィガー、ナタリー・ポートマン、ドナルド・サザーランド、フィリップ・シーモア・ホフマン
監督・脚本:アンソニー・ミンゲラ
(2003年・アメリカ・155分)2004/05/13・MOVIX仙台
評価★★★☆/70点
内容:南北戦争末期の1861年。兵士インマンは戦地を脱走し、瀕死の重傷を負いながらも恋人エイダが待つ故郷へ向かう。一方、エイダは生活に困窮しながらもインマンの帰還を信じて待ち続ける・・・。レニー・ゼルウィガーがアカデミー助演女優賞を受賞。
“観た気にはなるが、ビビビッとくるものは無い。”
例えば「遥かなる大地へ」のトム・クルーズとニコール・キッドマンにはオイラもビビビッときた。だから一瞬で感情移入できたし一瞬で映画にも入っていけた。
しかし、このインマンとエイダにはビビビッと来なかった。
「数分間話くらいしかしたことがないのだが、それでも会いたいのだ。」と語るインマン。
2人の相通じていたと思われる愛はどこから生まれたのか、なぜお互い惹かれていったのか、その数分間の劇的な瞬発力、彼ら2人を突き動かす感情と描写が見えにくかったのはたしかだ。
その中でインマンの脱走とエイダの待つ姿を交互に見せていくというベタな構成と、2時間半を越える内容。さらにジュード・ロウとニコールに個人的思い入れがあるわけでもなく。。
しかし、にもかかわらずそれでも映画に知らず知らずのうちに入っていけて観れたのは、インマンとエイダのただ「会いたい」という誰にでも分かるどこまでも一途な気持ちと感情。厳しい自然と人間の仕打ち、葛藤を詩情豊かに描いたアンソニー・ミンゲラの確かな演出。そしてルビー(レニー・ゼルウィガー)やナタリー・ポートマンをはじめとする名脇役ぶりに知らず知らずのうちに引き込まれてしまったからだと思う。
正直あと3,40分くらいあってもよかったかな、と思うくらいだ。完全版があったら見てみたい。
この監督さんは量でもって勝負し、後に質がついてくるタイプの監督だと思う。いずれにしても大作向きだね。小品だと持ち味が出ないと思う。
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エデンより彼方に(2002年・アメリカ・107分)WOWOW
監督・脚本:トッド・へインズ
出演:ジュリアン・ムーア、デニス・クエイド、デニス・へイスバート、パトリシア・クラークソン
内容:’50年代のコネチカット州ハートフォード。理想の主婦と誰もが認めるキャシーはある日、一流企業に勤める夫フランクが男とキスしている姿を目撃。夫婦関係はこじれ、キャシーは次第に精神が不安定になっていく。そんな彼女を支えたのは黒人の庭師レイモンドだった。。ブルジョア家庭に暮らす模範的な主婦の“楽園”からの転落を見つめたメロドラマ。
評価★★★/65点
“雰囲気やムードには抜群で酔えるが、観終わった後、まるでどんな夢を見ていたのか忘れてしまったかのように不思議と何も残らない。”
核心を突いていく前に小ぢんまりとうまくまとめられちゃった感が。。なんだか尻切れトンボのような終わらせ方にハイ感動してーと取ってつけたようなラストを提示されてもちょっとキビシイものがある。
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ウェディング・シンガー(1998年・アメリカ・97分)NHK-BS
監督:フランク・コラチ
出演:ドリュー・バリモア、アダム・サンドラー、クリスティーン・テイラー、スティーブ・ブシェミ、ビリー・アイドル
内容:ロビーの仕事は結婚式で歌を唄って盛り上げること。そんな彼自身が結婚式を挙げようとしていた当日、なんと花嫁に逃げられてしまう。意気消沈していた彼は、新人ウェイトレスのジュリアンと出会う。実は彼女は結婚間近だったが、相手のことで大いに悩んでいた・・・。
評価★★★★/75点
“メグ・ライアンを超えた!”
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すべては愛のために(2003年・アメリカ・127分)WOWOW
監督:マーティン・キャンベル
出演:アンジェリーナ・ジョリー、クライヴ・オーウェン、ライナス・ローチ
内容:ロンドンの慈善パーティに飛び込んできた医師ニックが、エチオピア難民への支援打ち切りに猛抗議する。衝撃を受けた人妻サラは、単身エチオピアへ。想像を絶する現実に苦しみながら彼女はニックや仲間たちの救援活動に加わっていくことに・・・。
評価★★/40点
“全てが「ごっこ」にしか見えない。”
家族ごっこ、結婚ごっこ、子育てごっこ、不倫ごっこ、追っかけ&鬼ごっこ、救援ごっこ、地雷くろヒゲ危機一発ごっこ、、、遊びでそんなことばかりやってたら危ないよ・・・と思ってたら、あ~あ、だから言ったじゃん(笑)。。。
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ロミオ&ジュリエット
出演:レオナルド・ディカプリオ、クレア・デーンズ、ジョン・レグイザモ
監督:バズ・ラーマン
(1996年・アメリカ・121分)仙台セントラル劇場
評価★★★☆/70点
内容:街の利権を二分する財閥モンタギュー家とキャプレット家は、互いに反目を続けていた。モンタギュー家の嫡子ロミオは、キャプレット家の美しい一人娘ジュリエットと恋に落ち、2人は理解ある神父ロレンスの立会いで秘密の結婚式を挙げるが、その直後に両家の対立を決定的なものにする事件が起きてしまう・・・。シェイクスピアの名作を現代に設定を置き換えて映画化した悲恋物語。
“忠臣蔵をアロハでやるのはたぶん誰も思いつかないと思うが、そういうフザケた発想をできちゃうというのはやっぱスゴイよバズ・ラーマンって人は。”
ただ、ロミジュリの古典的世界にTVまで出したのなら携帯電話も出してほしかったな。
んで、ラストのロミオに届かなかった手紙というプロットが、充電してなくて携帯に届かなかったメールというプロットになっていたのであれば+0.5点あげたんだけどね。うん、フザケてるな(笑)。。
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ロミオとジュリエット(1968年・伊/英・138分)NHK-BS
監督:フランコ・ゼフィレッリ
出演:オリヴィア・ハッセー、レナード・ホワイティング、マイケル・ヨーク
内容:15世紀中頃のイタリア・ヴェローナの町。モンタギュー家の一人息子ロミオは、キャピレット家のパーティーにもぐり込み、一人娘のジュリエットに一目惚れしてしまう。名門の両家はもともとから犬猿の仲で、血で血を洗う争いが続いていた。互いに惹かれたロミオとジュリエットは庭園でひそかに愛を誓い合う。しかし、両家の争いはますますヒートアップしていくのだった・・・。
評価★★★/60点
布施明の幻影がちらついて集中できなかった・・・おいおい。。
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