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2008年1月13日 (日)

夢のシネマパラダイス386番シアター:よりどりみどり韓国映画

ラブストーリー

Lovestory 出演:ソン・イェジン、チョ・スンウ、チョ・インソン、イ・ギウ

監督・脚本:クァク・ジェヨン

(2003年・韓国・129分)WOWOW

評価:★★★/65点

内容:母のラブレターと35年前の日記帳を見つけた女子大生のジヘが、若き日の母の悲恋を知り、自身の運命をも変える事実を目の当たりにする。。。「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督が、親子2世代のせつない純愛を綴った恋愛物語。

“最後の最後で勝ち急ぐかのような拙速を見せた押し切り方に完全にひいてしまった。”

なにより、ジュヒ(ソン・イェジン)とテス(イ・ギウ)が結婚したということに納得がいかないわけで、それまで見てきたのはいったい何だったんだって言いたくなる。

どうだ、参ったかといわんばかりの2人の結婚写真のこれ見よがしな出し方もはっきりいってムカツク(笑)。

だから個人的にはベトナム以後のお話は完全に余計。

涙の再会、目の見えないジュナ(これも結局泣かせるためだけの仕掛けになってしまっている)、唐突に提示されるジュヒとテスの結婚写真、ジュナ(チョ・スンウ)のなんだかわけの分からない死(しかもすでに遺灰になっている・・・)、ジュヒの号泣、現在に戻ってサンミン(チョ・インソン)号泣、首からペンダント、ビツクリ仰天のジヘ(ソン・イェジン1人2役)、、、、とまあ号泣したいのはこっちの方だよ。

泣かせるような内容に号泣したいという意味ではなく、蛇足にしか見えない話の展開の仕方と端折り方、そして力ずくでの拙速的終わらせ方にホント泣きたい気分。

ラスト20分くらいで個人的評価はガタ落ちです。白けちゃいました。

それまでは韓国での題名にもなっているClassicなラブストーリー、クラシッククラシックなベタさがツボにはまってたのに・・・例えばジュヒとジュナが雨の中を走ってるとジュヒがここしかないというポイントで転んで足をくじいちゃったシーンだとか。

そのままクラシックなベタさでいっちゃってもらいたかったのに最後で出しゃばり監督の余計なうっちゃりと横やりが入ってしまい、、、もうね、台無し。。。

要するに何が言いたいかっていうと、ソン・イェジンの悲しみ泣く姿は見たくなかった。ただそれだけ(笑)。

幸せな笑顔で終わってもらいたかったよジュヒさんにはホント。

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MUSA -武士-

Musa 出演:チャン・ツィイー、チョン・ウソン、チュ・ジンモ、アン・ソンギ、ユー・ロングァン

監督・脚本:キム・ソンス

(2001年・韓/中・133分)2004/02/05・仙台フォーラム

評価★★/40点

内容:14世紀。高麗の使節団が、明の政府にスパイ容疑の濡れ衣をかけられ広大な砂漠に流刑にされる。しかし、彼らは道中、元軍に捕らわれた明のプヨン姫を目撃。無謀にも姫を救って明へ送り届けることを決意、今度は元に追われる身となる・・・。韓国の歴史スペクタクル。

“これほどキャラがかみ合っていない映画も珍しい。”

ただ虚勢を張るだけで実は統率力もカリスマも何もない偽キムタク将軍、融通が利かない勝ち気なお姫さま、無口な槍オトコ、これら3人ついに最後までかみ合うことがなかった・・・。

個々のキャラはそれなりに際立っているのだが、それが集団になると一気に死んじゃう。

サッカーでいえば個人技のオンパレードというかんじで、組織力が全く無いんだよな。誰にも感情移入でけへんし・・・。

黒澤明の「隠し砦の三悪人」となんか似てるなぁと思いながら観てはいたけど、はっきり言うまでもなく足下にも及ばない映画やな。MUSAっ苦しいだけだったわ。

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ロスト・メモリーズ

Lost 出演:チャン・ドンゴン、仲村トオル、ソ・ジノ、光石研、今村昌平

監督:イ・シミョン

(2001年・韓/日・136分)WOWOW

評価★★★/60点

内容:1909年、伊藤博文はハルピン駅で暗殺されなかった・・・。そして日本は第2次大戦を連合国側として戦い戦勝国となり、結果朝鮮半島の日本併合はそのまま続いた。2009年、日本第3の大都市京城(ソウル)では“不令鮮人”と呼ばれる日本からの独立を目指すテロ集団の活動が激化していた。朝鮮系日本人の坂本(チャン・ドンゴン)は同僚の西郷(仲村トオル)らとともにテロの鎮圧にあたるが・・・。日本の朝鮮半島支配が続いていたという大胆な発想を基に、朝鮮系日本人が捏造された祖国の歴史を取り戻そうと奮闘する日韓合作の近未来SFアクション。

“こんな映画に出てないで映画を撮って下さいよ今村監督。。”

まさかタイムスリップとは・・・。スターゲイトならぬ時の門って。

禁じ手だなオイラにしてみたら。日テレの「時空警察」の丹波哲郎署長もビツクリの展開に開いた口が閉まるまで相当時間がかかりましたがな。

でもこの日韓ネタを扱いながらのSF仕立てには韓国映画の勢いをそのまま感じたのも確かで。

ただやっぱり個人的には「シュリ」くらいのリアリティが欲しかったところですが。

ま、片言の日本語については方言だと思えばええんちゃうの(笑)。。ってか。

(初記)2005/03/11

(追記)今村監督のご冥福をお祈り致します。。

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ブラザーフッド

Taeguki32 出演:チャン・ドンゴン、ウォンビン、イ・ウンジュ、チェ・ミンシク、コン・ヒョンジン

監督・脚本:カン・ジェギュ

(2004年・韓国・148分)2004/07/19・MOVIX仙台

評価★★★★/77点

内容:1950年のソウル。貧しい家庭に育った兄ジンテは靴屋を開くことを夢見ていて、弟ジンソクの方は高校生だが学業が優秀で将来有望な一家の希望の星となっていた。そんなつつましくも幸せな日々の中、朝鮮戦争が勃発。ジンテが強制的に徴兵されたのを追ってジンソクも入隊、前線を転々としていく。そして地獄のような激戦の中で、ジンテは自身が英雄となって弟を帰還させようと戦場の鬼と化していくのだが、次第に兄弟の間に軋轢が生じていき・・・。

“序盤ベタベタ箇条書き―中盤優劣分かれ道―終盤神が舞い降りる!”

序盤から中盤にかけての箇条書きともいえる描写の数々を見てこのままダラダラといってしまうのだろうかと不安になったのは確かだ。

人物をほとんど素通りでしか描かず、しかもその描写はまさにベタ。

川で水かけっこをして、「こんな幸せがずっと続けばいいのに」と言わせしめるのもいかにも韓国ドラマにありがちでどこか白々しかったり。

戦争が始まってからもまるで歴史資料集の年表を見ているかのごとくの箇条書きで、玄界灘なみの浅さに興ざめ寸前だった。

しかし、それをすんでのところで食い止めたのがチャン・ドンゴンの鬼気迫る演技と容赦のない真に迫る人間描写だった。

それは明らかにある一線を越えたところにあるレベルのものだった。

よくサッカーの試合を見ていて、フィールドにサッカーの神様が舞い降りてくる試合に年に1,2回出くわすことがある。

戦術やシステムといった規則や枠を超越した、ある一線を越えたサッカー。

選手の気迫や闘志、繰り広げられる壮絶なドラマがある一線を越えた人間同士の闘いへと昇華し、それが観客と一体化し、スタジアム全体が時間や空間をねじ曲げた1つの小宇宙と化す。そこにはまさにサッカーの神様が降り立っている。

この映画の後半はまさにそんなかんじだった。

思想や社会といった秩序を越えたところでこの映画のフィルムは回り続けていた。

映画の神がたしかにそこにはいた。とともに韓国映画の凄みを身をもって体感してしまった。

映画が終わっても暫し言葉が出てこなかった。。

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ラスト・プレゼント(2001年・韓国・112分)WOWOW

 監督・脚本:オ・ギファン

 出演:イ・ジョンジェ、イ・ヨンエ、クォン・へヒョ、イ・ムヒョン

 内容:売れないお笑い芸人のヨンギと、子供服店を経営して家計を支える妻ジョンヨン。2年前に子供を亡くして以来ギクシャクしている2人だが、ジョンヨンは夫の才能を誰より信じ、内緒でTVプロデューサーに売り込みを続けていた。そんなある日、ヨンギは妻が不治の病に侵され余命短いことを知る・・・。

評価★★★/65点

裏でコソコソ根回しするよりも、夫婦の会話を大事にしろよ、ガレッジセールの川田ァーーッ!

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シルミド(2003年・韓国・135分)DVD

 監督:カン・ウソク

 出演:アン・ソンギ、ソル・ギョング、ホ・ジュノ、チョン・ジェヨン

 内容:1968年、北朝鮮特殊部隊による青瓦台(大統領府)襲撃事件をきっかけに、韓国政府は北朝鮮主席・金日成を暗殺すべく、特殊部隊“684”を結成。死刑囚などの受刑者31人で構成される隊員たちは3年にも及ぶ地獄の訓練を耐え抜くが、政府は急遽、北との融和路線に転換。部隊は一転して抹殺対象となった・・・。韓国で30年以上封印されてきた史実をもとにした衝撃作。

評価★★★★/80点

未来に目を向ければ中学生の殺し合い、過去に目を向ければ昭和への安易な回帰と、ヴァーチャル世界の幻想にどっぷりと浸る日本映画では決して描くことができない圧倒的なリアリティの重さの前にただただ呆然と立ちすくむことしかできない。

これがホンマもんのバトル・ロワイアルってか。。

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