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2008年1月30日 (水)

夢のシネマパラダイス391番シアター:誰も知らない

Nobody_x 出演:柳楽優弥、北浦愛、木村飛影、清水萌々子、韓英恵、YOU、寺島進

監督・脚本:是枝裕和

(2004年・日本・141分)2004/08/20・盛岡フォーラム1

評価★★★★☆/88点

内容:とある2DKのアパートに引っ越してきた母・けい子と長男の明。そして携えてきた旅行カバンの中からこっそりと出てくる次男・茂と次女・ゆき。そして長女・京子は電車に揺られて一人でやって来る。子供嫌いの大家からアパートを追い出されるのを恐れるけい子が、自分と12歳の長男・明だけの2人暮らしということにして近所にバレないようにしたのだ。兄妹たちは父親がみな別々で、学校に通ったこともなかったが、けい子がデパートで働き、明が母親代わりとなって家事をしながら家族5人、それなりに幸せな日々を送っていた。が、そんなある日、落ち着いていた男癖が目覚め発情期に入ったけい子は、新しい男ができたためわずかな現金を残して突然家を出て行ってしまうのだった・・・。1988年に実際に起きた事件をモチーフにしている。カンヌ国際映画祭で柳楽優弥が最年少(14歳)で主演男優賞を受賞。

“あいつらが泣かないのに俺がメソメソ泣けるかってんだこの野郎・・・”

と思いながら終盤堪えた。

泣いたらオレの負けだと勝手に思った。あいつらにも悪いと思った。

もう結婚して子供がいてもおかしくない年頃になった大人の自分のささやかな抵抗。あいつらに対する大人の自分なりのささやかなけじめ。

だって同情して涙を流すなんて誰にだってできる。YOU演じるママだっておそらく泣くだろう。「かわいそうにねぇ」とか言って。

しかし家に帰れば「あたしだって幸せになりたいのよ。何が悪いの。悪いのはあんたたちのパパでしょ。」とにべもなく言うのだろう。

悪く言われたパパも「付き合ってる女がカードローンで借金ぎょうさんこさえて今どうにもならん状態なんだよ。ゴメンなぁ、、、っていうかヤル時ちゃんとコンドーム付けてたからオレの子供じゃねんだよなぁ・・・。」とにべもなく言うのだろう。

そんな大人に同情して泣かれるなんてあいつらも嫌だろうし絶対。

そういえば同情するなら金をくれってドラマもあったっけ。。

さて、自分なりのけじめで涙するのは止めたが、映画が終わって劇場を一歩出た後、ふつふつと怒りがこみ上げてきた。

何に対する怒りなのかは分からない。

YOUママでもなければ親父でもなければ大家でもなければ・・・何なんだろう。でもなんだか分からないけど、でっかいやるせない怒りの塊が腹の中にズシリと落ちたのだ。

監督が映画製作中に怒りが愛情に変わったとか言ってたらしいが、じゃあこのオレの怒りはどうすればええのよ、わずか2時間20分でこんなん見せられて。しかも物語が閉じてないのがまた・・・。一見すると突き放したかのように開いたまま物語は幕を閉じているわけで。

まあとにかくそんなんだったので、街を歩いてる途中で中学生がやってた赤い羽根共同募金も完全無視して通り過ぎてしまった(おいおい)。明のパパと変わんねえぞ・・。

そしてもうどうにもこのムシャクシャ感が気に障ったので、ちょうど人気のなかった電柱におもいっきり八つ当たりしてしまった

、、、そしたらものの見事に右手の甲にヒビが入りましたとさ・・どっひゃー。痛ってぇよマジで。

こんなことってあるんだ(苦笑)、と自分でもビツクリ。

なぜ右手を怪我して包帯巻いているのか、ホントのところは、、、“誰も知らない”。

でも、右手がビリビリしながらそこの電柱を通り過ぎた後、先生にぞろぞろと連れられて近くのお城の公園に行くと思われる幼稚園児軍団とすれ違った。

ちょっとだけ気が晴れた。手の痛みも引いた気がした。

追記:

映画を観た夜、とんでもない夢を見た。

なんだか得体の知れないものから逃げ回っている夢だったのだが、部屋の中にある勉強机の引き出しに両親や友人たちが無理やりオレを押し込めようとするのだ。そしてなんと、スッポリ入ってしまうのだこれが(笑)。

親が「この中で静かにしてなさい、後でまた来るから。」と言って皆出て行ってドアが閉まる音がする。

しかし自分は物心ついた時からの閉所恐怖症!!

「出してくれーー」と叫びまくる。

しかし身動きひとつできない。「助けて助けて・・・」と絶叫するも息が続かない。

得体の知れないものに見つかって喰われた方がまだマシだ!

ジタバタ泣き叫び続けているときにグゥワッと目が覚めたのだった・・。

口の中がカッラカラに渇いてたもんなぁ。久々の悪夢。

そう、もしトランクの中に入ったとしてもマジで耐えられないだろう。

茂とゆきみたいに、「あ~暑かった」と笑顔で出てくるなんてオレには到底できるわけがない。

あいつらはそんな時でも笑顔だった・・・。

ヤバイ、そのことに気づいて今になって涙が出てきやがった。

(初記)2004/08/24

2008年1月24日 (木)

夢のシネマパラダイス388番シアター:ロマンスの神様♪は何処にいる

ローマの休日

Romanholiday1_300 出演:オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック、エディ・アルバート

監督:ウィリアム・ワイラー

(1953年・アメリカ・118分)DVDetc..

評価★★★★★/100点

内容:ローマへ親善旅行中のアン王女は、スケジュールに沿った堅苦しい日常に嫌気が差し、ある日こっそりと大使館を抜け出した。ベンチで眠り込んだアンを偶然通りかかったアメリカの新聞記者ジョーが親切心から自分の部屋に連れ帰り世話してやるのだが、翌朝になり、彼はアンが王女だと気付き、特ダネを狙って彼女をローマ見物に連れ出すことにする。が、互いに身分を隠した1日の休日を過ごすうちに、2人の間にはほのかな愛情が芽生えていき・・・。オードリーは初主演でアカデミー主演女優賞を獲得、ここに銀幕の妖精が鮮烈に誕生した。アカデミー賞では主演女優の他に脚本、衣装で受賞している。

“たとえローマが滅びようとも、ローマの休日は永遠に光り輝き続ける。最強の銀幕ブランドここにあり!”

いや、ほんとは永遠に光り輝き続けてるのはオードリーなんだけどね。

夜、街に抜け出して、次の日の夜に戻ってくるまでのアン王女の24時間ハチャメチャ初体験づくしツアーは、自分にとってはオードリー初体験うっとりツアーだったわけで、あと何時間でも観ていたい、観ていられる映画です。

冒頭、ローマに到着したアン王女の謁見式での白いドレスを身に纏った気品漂うアン王女の荘厳なロングショットと、足が疲れて靴を脱ぐクローズアップとのコントラストが最も好きな場面。この映画の世界に一気に入っていけるウィリアム・ワイラーの腕が冴え渡る素晴らしいシーンです。

それにしてもオードリー、、あなた無防備すぎるよ(笑)。

「服脱ぐのを手伝っていただけませんか」と来たモンだよおいおいおいおい・・。オイラは辞退いたしませんよ。喜んでうれしく思います感謝いたしますってなかんじだよねww

妄想中×2すみません、オードリー

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コールド マウンテン

20070426_283877 出演:ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、レニー・ゼルウィガー、ナタリー・ポートマン、ドナルド・サザーランド、フィリップ・シーモア・ホフマン

監督・脚本:アンソニー・ミンゲラ

(2003年・アメリカ・155分)2004/05/13・MOVIX仙台

評価★★★☆/70点

内容:南北戦争末期の1861年。兵士インマンは戦地を脱走し、瀕死の重傷を負いながらも恋人エイダが待つ故郷へ向かう。一方、エイダは生活に困窮しながらもインマンの帰還を信じて待ち続ける・・・。レニー・ゼルウィガーがアカデミー助演女優賞を受賞。

“観た気にはなるが、ビビビッとくるものは無い。”

例えば「遥かなる大地へ」のトム・クルーズとニコール・キッドマンにはオイラもビビビッときた。だから一瞬で感情移入できたし一瞬で映画にも入っていけた。

しかし、このインマンとエイダにはビビビッと来なかった。

「数分間話くらいしかしたことがないのだが、それでも会いたいのだ。」と語るインマン。

2人の相通じていたと思われる愛はどこから生まれたのか、なぜお互い惹かれていったのか、その数分間の劇的な瞬発力、彼ら2人を突き動かす感情と描写が見えにくかったのはたしかだ。

その中でインマンの脱走とエイダの待つ姿を交互に見せていくというベタな構成と、2時間半を越える内容。さらにジュード・ロウとニコールに個人的思い入れがあるわけでもなく。。

しかし、にもかかわらずそれでも映画に知らず知らずのうちに入っていけて観れたのは、インマンとエイダのただ「会いたい」という誰にでも分かるどこまでも一途な気持ちと感情。厳しい自然と人間の仕打ち、葛藤を詩情豊かに描いたアンソニー・ミンゲラの確かな演出。そしてルビー(レニー・ゼルウィガー)やナタリー・ポートマンをはじめとする名脇役ぶりに知らず知らずのうちに引き込まれてしまったからだと思う。

正直あと3,40分くらいあってもよかったかな、と思うくらいだ。完全版があったら見てみたい。

この監督さんは量でもって勝負し、後に質がついてくるタイプの監督だと思う。いずれにしても大作向きだね。小品だと持ち味が出ないと思う。

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エデンより彼方に(2002年・アメリカ・107分)WOWOW

 監督・脚本:トッド・へインズ

 出演:ジュリアン・ムーア、デニス・クエイド、デニス・へイスバート、パトリシア・クラークソン

 内容:’50年代のコネチカット州ハートフォード。理想の主婦と誰もが認めるキャシーはある日、一流企業に勤める夫フランクが男とキスしている姿を目撃。夫婦関係はこじれ、キャシーは次第に精神が不安定になっていく。そんな彼女を支えたのは黒人の庭師レイモンドだった。。ブルジョア家庭に暮らす模範的な主婦の“楽園”からの転落を見つめたメロドラマ。

評価★★★/65点

“雰囲気やムードには抜群で酔えるが、観終わった後、まるでどんな夢を見ていたのか忘れてしまったかのように不思議と何も残らない。”

核心を突いていく前に小ぢんまりとうまくまとめられちゃった感が。。なんだか尻切れトンボのような終わらせ方にハイ感動してーと取ってつけたようなラストを提示されてもちょっとキビシイものがある。

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ウェディング・シンガー(1998年・アメリカ・97分)NHK-BS

 監督:フランク・コラチ

 出演:ドリュー・バリモア、アダム・サンドラー、クリスティーン・テイラー、スティーブ・ブシェミ、ビリー・アイドル

 内容:ロビーの仕事は結婚式で歌を唄って盛り上げること。そんな彼自身が結婚式を挙げようとしていた当日、なんと花嫁に逃げられてしまう。意気消沈していた彼は、新人ウェイトレスのジュリアンと出会う。実は彼女は結婚間近だったが、相手のことで大いに悩んでいた・・・。

評価★★★★/75点

“メグ・ライアンを超えた!”

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すべては愛のために(2003年・アメリカ・127分)WOWOW

 監督:マーティン・キャンベル

 出演:アンジェリーナ・ジョリー、クライヴ・オーウェン、ライナス・ローチ

 内容:ロンドンの慈善パーティに飛び込んできた医師ニックが、エチオピア難民への支援打ち切りに猛抗議する。衝撃を受けた人妻サラは、単身エチオピアへ。想像を絶する現実に苦しみながら彼女はニックや仲間たちの救援活動に加わっていくことに・・・。

評価★★/40点

“全てが「ごっこ」にしか見えない。”

家族ごっこ、結婚ごっこ、子育てごっこ、不倫ごっこ、追っかけ&鬼ごっこ、救援ごっこ、地雷くろヒゲ危機一発ごっこ、、、遊びでそんなことばかりやってたら危ないよ・・・と思ってたら、あ~あ、だから言ったじゃん(笑)。。。

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ロミオジュリエット

P100532 出演:レオナルド・ディカプリオ、クレア・デーンズ、ジョン・レグイザモ

監督:バズ・ラーマン

(1996年・アメリカ・121分)仙台セントラル劇場

評価★★★☆/70点

内容:街の利権を二分する財閥モンタギュー家とキャプレット家は、互いに反目を続けていた。モンタギュー家の嫡子ロミオは、キャプレット家の美しい一人娘ジュリエットと恋に落ち、2人は理解ある神父ロレンスの立会いで秘密の結婚式を挙げるが、その直後に両家の対立を決定的なものにする事件が起きてしまう・・・。シェイクスピアの名作を現代に設定を置き換えて映画化した悲恋物語。

“忠臣蔵をアロハでやるのはたぶん誰も思いつかないと思うが、そういうフザケた発想をできちゃうというのはやっぱスゴイよバズ・ラーマンって人は。”

ただ、ロミジュリの古典的世界にTVまで出したのなら携帯電話も出してほしかったな。

んで、ラストのロミオに届かなかった手紙というプロットが、充電してなくて携帯に届かなかったメールというプロットになっていたのであれば+0.5点あげたんだけどね。うん、フザケてるな(笑)。。

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ロミオとジュリエット(1968年・伊/英・138分)NHK-BS

 監督:フランコ・ゼフィレッリ

 出演:オリヴィア・ハッセー、レナード・ホワイティング、マイケル・ヨーク

 内容:15世紀中頃のイタリア・ヴェローナの町。モンタギュー家の一人息子ロミオは、キャピレット家のパーティーにもぐり込み、一人娘のジュリエットに一目惚れしてしまう。名門の両家はもともとから犬猿の仲で、血で血を洗う争いが続いていた。互いに惹かれたロミオとジュリエットは庭園でひそかに愛を誓い合う。しかし、両家の争いはますますヒートアップしていくのだった・・・。

評価★★★/60点

布施明の幻影がちらついて集中できなかった・・・おいおい。。

2008年1月21日 (月)

レアル・マドリー狂想曲第40番:レアル独走♪♪

リーガも前半戦を折り返して今日から後半戦開始!

我が愛しのレアル・マドリーは前半戦を終えて、15勝2分2敗の勝ち点47というここ20年(1987-1988シーズン以来)で最高の成績!ヨッシャーッ!

ラウルの復活、ロビーニョの覚醒、サッカーを楽しむグティ、怒涛の進化を遂げるセルヒオ・ラモスカンナバーロの順応、カシージャスの聖なる手。

そしてここに潤滑油として機能するスナイデル、CBの新たな看板ぺぺが加わるとともに、昨シーズン加入以来全く波がなくコンスタントに点を獲り続けるファンニステルローイと完璧にチームとしてのピースがハマッたかんじだ。

期待以下なのはロッベンサビオラくらいなもので、シーズン前は戦力外とされていたバティスタの頑張りなどチーム全体としてみれば選手個々のパフォーマンスは満足のいくものだったといえよう。

サビオラに関してはもっと出番があってもよさそうだったが、ニステル&ラウル&ロビーニョのトリデンテがことのほか機能しまくってしまったためなかなか出番が回ってこなかったという面はある。

やはりロッベンだよなぁ・・・。

でも正直今のレアルにロッベンが入り込む余地って、、、無いんだよね。。ロビーニョがキレキレだし、ラウルも然り。

まぁ言葉は悪いけど都合よくシーズン開始前から怪我が完治しなくてほとんど試合に出れていなくてコンディション面の問題として不協和音が聞こえてくる以前の問題になっているけどね。今シーズンはロッベン厳しいやろなぁ。

来季はマンUのクリスチャーノ・ロナウドを狙うらしいし、今のままじゃロッベンやばいぞぉ。

いずれにしても昨シーズンのカペッロイズムを基盤としつつも、シュスターの新たな息吹と新戦力が良い形でバランスのとれたチームへと構築させていて、左SBのマルセロがやや守備に難ありという以外はほぼ穴のないチームになっているといえる。

が、しかし、戦い方やシュスターが標榜するサッカーはまだ完成形というわけではなく、まだだいぶ発展途上という感は否めない。

それは例えば前半戦のデータを見れば如実に分かるのだが、シュートを何本打てば点が入るかという得点率が約6本に1本とリーガでは断トツの1位で、バルサに2本以上の差をつけていて、効率よく点を入れている。もちろん得点数はリーガ1位。

が、一方、驚くべきことに被シュート数は約280でワースト1位と打たれに打たれまくっているのだ。なのに失点数はリーガ2位の断トツの少なさという一見わけの分からない不可思議な結果。

必殺カウンターを繰り出す打たれ強いボクサーという形容が似合うが、いかにカンナバーロをはじめとするDF陣と“聖カシージャス”が踏ん張っているかということもいえ、これぞスペイン版カテナチオともいうべき砦を築いているといえよう。

特にカシージャスの活躍ははっきりいって今シーズンに関してはブッフォンを超えている!と言っていいと思う。それくらいに凄い。

今日のマドリードダービーでも無失点ということで、5試合連続の零封とノリに乗っている。

だって毎試合奇跡的セーブを連発するんだもん。点が取られる気がしねえ!

2008012100000013spnavisoccview000 さてさて、やっとで今日のマドリードダービー対アトレティコ戦へと話を進めるが、今シーズンのアトレティコは久々にスペクタクル性も十分のサッカーを展開していて、フェルナンド・トーレスの抜けた穴を全く感じさせないチームに仕上がっている。

フォルラン&アグエロの2トップに、シモン&マクシの両翼と中盤を指揮する若き司令塔ラウル・ガルシアが上手く絡み、良くも悪くもトーレス一辺倒だったチームから確実性・安定性ともに一皮むけた今シーズンのアトレティコ。

今季のリーガ開幕戦で対戦し、2-1で逆転勝利を収めたことにより開幕スタートダッシュを果たしたレアル・マドリーも今回のビセンテ・カルデロンでのダービーは厳しいかなぁ、、と思っていたのだけど。。

蓋を開けてみれば、試合開始30秒でラウルのゴラッソ!

これが全てだった。

今のレアルは1点先制しちゃえば、あとは守ればいいだけだから(笑)。

って、あまりレアルにはそういうサッカーしてもらいたくないんだけど、でも勝ったからいいや。

また前半40分過ぎというこれまた最高の時間帯に追加点を奪えて、アトレティコの戦意を削いだね。レアルにとってはもってこいの展開だった。

そしていつもの聖カシージャスのゴッドセーブ連発!クゥゥゥゥゥ~~~ッしびれる~。

これで勝ち点は50!!

バルサも今日は勝ったけど、勝ち点差は7のまま。

後半戦もいきまっせ!

アッラ・マドリー!!

2008年1月13日 (日)

夢のシネマパラダイス384番シアター:’90年代前半のMVPケビン・コスナー

JFK

Jfk 出演:ケビン・コスナー、シシー・スペイセク、ジョー・ぺシ、トミー・リー・ジョーンズ、ゲイリー・オールドマン、ケビン・ベーコン、ジャック・レモン、ウォルター・マッソー

監督・脚本:オリヴァー・ストーン

(1991年・アメリカ・188分)DVD

評価★★★★★/90点

内容:1963年11月22日、テキサス州ダラスで第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディ暗殺事件が起こった。事件から2時間も経たぬうちに犯人としてリー・ハーヴェイ・オズワルドの名が発表され、オズワルドは護送中に撃たれて死亡する。ニューオーリンズ州の地方検事ジム・ギャリソンは、この経緯に疑問を抱き、目撃者や関係者に聞き込みを進めていく。が、事件の真相に近づいたと感じるにつれ、マスコミの攻撃や政府の脅しを受け家族も危険にさらされる・・・。今もなお謎の残るケネディ暗殺の真相に、オリヴァー・ストーンが大胆な仮説で迫った作品。

“ニューオーリンズ州地方検事ジム・ギャリソンさんからのトリビア!3時間生でダラダラいかせてバージョン!”

▲ウォーレン委員会のアール・ウォーレン委員長役で、、、、ジム・ギャリソン本人が出演している。

▲パレード前日、シークレットサービスの面々は、、、、飲み会をやっていたため、パレード当日二日酔いの者が多数いた。

▲もともとケネディが撃たれたあのコースを通る予定は、、、、なかった。

▲ニュージーランド時間早朝4時に逮捕され、2時間後の6時に暗殺犯として警察に発表されたオズワルドが、、、、すでにその日のニュージーランドのサン紙朝刊に顔写真とともにデカデカと載っていた。

▲ケネディの最後の言葉は、、、、「あ、やられた」だった。

▲オズワルドは、、、、日本の厚木基地にいたことがある。

▲事件の前日まで、、、、ニクソンもダラスにいた。

▲事件の5日前、、、、FBIニューオーリンズ支局にパレードの最中に大統領が暗殺されるかもしれないという情報が入っていた。が、その証拠は後に消し去られた。

▲ケネディ暗殺事件の目撃者のうち、、、、21名が4年以内に謎の変死を遂げている。

▲同じくテキサスシアターに逃げ込む前にオズワルドが警官を殺害したとされる事件の目撃者12名のうち7名が犯人はオズワルドではないと証言したが、その7名のうち、、、、2名が3年以内に射殺され(うち1人は瓜二つの双子の弟を殺され本人は無事)、1名が事件2日後に何者かに襲われ重傷を負う。

▲オズワルドが出入りしていた事務所にあったキューバ革命委員会には、、、、後にウォーターゲート事件で逮捕されることになる主犯格2人がCIAから派遣されていた。

▲パレードの最中、、、、雨が降っていないのに傘をさしている男がいる。

▲ケネディ暗殺事件についての目撃証言をした90人のうち、、、、60人以上が教科書ビルとは別の方向から銃声が聞こえてきたと証言している。ちなみに、そのうちの何名かは丘の上の柵から発砲されたと思い込み、走ってそこに行ってみたところ(柵の方に駆け上がっていく人々の姿は写真にも収められている)、男が数名いたが「我々はシークレットサービスの者だから大丈夫だ。」と言ってその場を離れていったという。

▲オズワルドを殺した罪で獄中にいたジャック・ルビーは、、、、ジョンソンが犯人だと証言していたという。が、精神病であると診断され、事件3年後にガン(ということになっている)で死亡。

▲ケネディ大統領を嫌ったり批判する人たちがケネディに付けていたニックネームは、、、、“共産主義者”である。

▲ケネディ一家の死亡原因は、、、、暗殺(2名)、戦死、交通事故、麻薬中毒、スキー事故、飛行機事故、死亡してはいないが手術失敗による半身不随などまさに、、、呪われている。ちなみにJFK未亡人となったジャクリーンが再婚したギリシャの海運王一家オナシス家にも次々に不幸が襲い掛かり、現在オナシス家で生き残っているのは22歳(2007年時点)のオナシスの孫娘ただ1人である。

▲アーノルド・シュワルツェネッガーは、、、、ケネディ一家と親戚である。

                     ・

                     ・

                     ・

とまあ次から次へと・・・・(笑)。映画と関係ねえのばっかりやん。ってま、ええか。

まぁ、アメリカ現代史上最強ネタからの最強トリビア映画ということで、面白くて当然といえば当然なのだけど、3時間密度が薄まることのない演出、構成力と巧い編集によって一段高みへと次元を上げた一級品になっていたと思う。

ベトナムをライフワークにするオリヴァー・ストーンにとっては避けて通れない道(しかもイバラの道)だったはずで、真実を追い求めようとする闘志と執念が製作開始時から受けた数々のバッシングをも乗りこえさせ素晴らしい作品に仕上げることができたのだと思う。

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ダンス・ウィズ・ウルブズ

Image1561 出演:ケビン・コスナー、メアリー・マクドネル、グレアム・グリーン、ロドニー・A・グラント、ロバート・パレストレッリ

監督:ケビン・コスナー

(1990年・アメリカ・181分)

*236分の4時間アナザーバージョン・NHK-BS

評価★★★★★/90点

内容:1863年、激戦地で負傷した北軍のダンバー中尉は、思わぬことから英雄となり、その軍功が認められて勤務地の選択権を与えられる。開拓のフロンティアを見たいという思いからダゴタ最西部の砦に赴任したが、砦にはオオカミ以外誰一人いない。1ヶ月がすぎたある日、ネイティブ・アメリカンのスー族の青年が現れる・・・。アカデミー賞では作品・監督・脚色賞など7部門を受賞。

“4時間でも足りない!”

というのは半分冗談だけど、でもこのくらいの時間をかけてじっくり見せないとこの映画は真っ当な映画にはなり得ないとも思うのです。

一方は相手を野蛮人とみなし、もう一方は相手を侵略者とみなす。

そのような決定的な断絶、お互いに相容れない関係から、お互いが畏敬の念を分かち合うまでには相当な努力と理解が必要なわけで。

しかも敵対関係という憎しみを乗り越えたとしてもそこにはまだ言葉、文化、宗教、日常生活、何から何まで異なるという生き方の違いが存在する。

それをも理解して認める難しさはアメリカ自身が身をもって1番よく知っているはずなのだが。。

ともかくそのような登場人物の人生、生き方を変えさせるまでのものを描きこむというのは並大抵のことではできないはずで、この映画のように大地にどっかり足をつけてしっかりと描いていったというのは非常に稀なことだし、個人的にも好感度は大です。ネイティブ・アメリカンとの関係はアメリカ自身の歴史の重要な一部でもあるわけだしね。そこをしっかり描いてくれたので。

私財を投げ打ってまでこの映画に関わったコスナーの努力と信念にも今回ばかりは拍手です。

ま、コスナーの長々とした映画の中で良いのは、これと「JFK」くらいしかないけどね(笑)。

あと、この映画で味をしめたのか放浪好きな男を取り上げるのが多い気もするなコスナーって。

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アンタッチャブル

Ms0100208 出演:ケビン・コスナー、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア、ロバート・デ・ニーロ

監督:ブライアン・デ・パルマ

(1987年・アメリカ・120分)NHK-BS

内容:1930年、禁酒法時代のシカゴ。ギャングの抗争の巻き添えで死んだ少女の事件に、怒りをかき立てられた財務省特別捜査官エリオット・ネスは、アル・カポネと対決するためのメンバーを集め始める。町で知り合った老巡査のマローン、警察学校の新人ストーン、カポネ逮捕の切り口が脱税にあることに気付いた財務官のウォレスを仲間に引き入れたネスは、自らを“誰も手を出せない者たち=ジ・アンタッチャブルズ”と呼んで、カポネに戦いを挑んでいく。。

評価★★★★/80点

“髪の毛をむしり取ってもまた生えてくるのかぁぁぁぁっ、、、とデニーロをおもいっきり妬んでいたウチの故ハゲじいちゃんがアカデミー賞を獲ったハゲじいちゃんよりも懐かしく思いだされる映画。”

映像派の鬼才からメジャーなヒットメーカーへと変身したデ・パルマの格調高さ。ウチのオカンがこれ見て一気にホレたケビン・コスナーの勇躍。一方、ウチのオカンが昔大嫌いだったのに、これ見て好きになったというショーン・コネリーの円熟の魅力。クールなアンディ・ガルシア。そしてバットを持たせたら右に出る者がいない鬼気迫るデ・ニーロ。

ちなみに衣装はジョルジオ・アルマーニ。

「戦艦ポチョムキン」(1925)からアイデアを得たクライマックスの駅の階段シーンもそうだけど、1930年代を意識した昔の映画のイマジネーションを取り入れつつ、活きのいい清新さと素晴らしい融合を果たしている。

これぞ良き娯楽映画の見本です。

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追いつめられて(1987年・アメリカ・114分)WOWOW

 監督:ロジャー・ドナルドソン

 出演:ケビン・コスナー、ジーン・ハックマン、ショーン・ヤング、ウィル・パットン

 内容:国防省に勤めるファレルは、国防長官の愛人と情事を重ねていた。ある日、彼女が殺され、その捜査を任せられるが、容疑者は自分だった。自分を追いつめながら身の証を立てようとするファレルだったが・・・。

評価★★★☆/70点

“早漏入れ食い男の尻ぬぐい王決定戦!”

セックススキャンダルのモミ消しのために脂汗流しながら右往左往するケビンもそれはそれでカッコ良く、誰もが身に覚えのある(?)チープなおバカネタだけにかえってハラハラドキドキ感が増したかんじもww。。

さらにラストのオチでバカ度を一気に払拭した締め方は上手かった。

80年代アゲアゲのケビン・コスナーを見るには外せない一本。ていうか80年代だからこういうバカも許せちゃうんだよね(笑)。

ジーン・ハックマンもその後の立ち位置の確立を予感させるようなバカさ加減を発揮していて、その点でも見所ありかも。。バカバカ言いすぎww!?

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ボディガード(1992年・アメリカ・135分)盛岡ピカデリー

 監督:ミック・ジャクソン

 出演:ケビン・コスナー、ホイットニー・ヒューストン

 内容:世界屈指の実力を持つボディガードのフランクは、歌手で女優としても活躍するトップスター、レイチェルの護衛を依頼される。彼女の邸を訪れたフランクは、そのずさんな警備体制に唖然、彼女のボディガードを引き受けることに。そして、ライブハウスで客席に上がってきた男に襲われたレイチェルは、駆けつけたフランクに助けられ、錯乱状態の自分を介護するフランクの姿に初めて心を開くようになる。

評価★★★★/80点

“やり逃げ!”

でしょ、フランクさん(笑)。

あとさ、レイチェルがグラミー賞を獲るという設定ならまだしも、アカデミー賞で主演女優賞を獲る大女優という設定には思わず首を傾げてしまうな。

しかもその作品が「夜のクイーン」って、、、洋モノAVじゃないんだからさ。遊びなのか本気なのか。。女王様とお呼び!てか。

あと、大女優だったら黒澤明の「用心棒」くらい観なさい。

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ロビン・フッド(1991年・アメリカ・143分)劇場観賞

 監督:ケヴィン・レイノルズ

 出演:ケビン・コスナー、モーガン・フリーマン、クリスチャン・スレイター、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、アラン・リックマン

 内容:12世紀後半のイギリス。十字軍遠征から帰還した貴族ロビンは、獅子王リチャード不在の間に変わり果てた故郷の姿を見る。そして圧制を強いるノッティンガムの代官に立ち向かうべく、ロビンはシャーウッドの森を居城とし仲間とともに戦いを開始した!ケビン・コスナーが1番輝いてノッていた頃の姿を見ることができる一大冒険娯楽活劇。

評価★★★★/80点

アラン・リックマンに★5っつ!

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ワイアット・アープ(1994年・アメリカ・191分)NHK-BS

 監督:ローレンス・カスダン

 出演:ケビン・コスナー、デニス・クエイド、ジーン・ハックマン

 評価★☆/30点

 内容:OK牧場の決闘で有名な主人公ワイアット・アープを描いた西部劇。妻の死などの挫折を経て保安官となったワイアット・アープは、友人のドク・ホリデイとともに町の凶悪な牧場主らと死闘を演じる。

“拝啓、ケビン・コスナー様”

拝啓ケビン・コスナー様。

お元気ですか。ここ10年ほどこれといった音沙汰がなく大変心配しております。

ハリウッド帝国軍を中尉で退官した後、精神を病み、郵便配達人になったと聞きました。が、あまり良いものを運んでこないので苦情が殺到してクビになったそうですね。心情お察し致します。

しかし、この間10年あまりで、ハリウッド帝国軍もずい分変わりましたね。

あなたとほぼ同期のハンクスさんは大尉に、ギブソンさんは中佐になられ、名誉ある勲章まで頂きました。スペイシーさんやワシントンさんもその栄誉に浴したのですから。

またトラボルタさんも一時的に名誉を挽回しましたし、チェンさんが中国から研修に来ておりますし、時代も変われば変わるものなんですねぇ。相変わらずウィリスさんだけは我が道を行っておりますが。。

ああ、あなた様がご健在でいてくだされば・・・・。今ごろ大佐にまでなってたやもしれませんなあ。

考えてみればあなた様はホイットニー嬢に恋したあたりからどうも頭の辺りがオカシクなってきたようで・・・あの歌を毎日聴かされていればそうなるか。

そして遂に「ワイアット・アープ」では、観客に眠り薬を振り撒くという大罪を犯し、その後も2度3度と再犯なさりましたね。

軍を追われるのも当然の帰結です。

しかし、あなた様にも一筋の光明が。

大統領特別補佐官になられましたよね。

大統領にはもう金輪際なれないけど、補佐官にはなれる。

イイじゃないですか。ハリウッド帝国軍は見捨てないんですよ。

あなた様は脇に回るべきです。そうすれば絶対に良い仕事をすると思います。

最前線でこき使われて後遺症を残すより、後方支援部隊で地道に前線を支援し支えている方があなた様には合っている。

脇に回って下さい。切に。

敬具。。

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ウォーターワールド(1995年・アメリカ・135分)盛岡ピカデリー

 監督:ケビン・レイノルズ

 出演:ケビン・コスナー、デニス・ホッパー、ジーン・トリプルホーン、ティナ・マジョリーノ

 内容:すべての文明が水没し、邪悪な海賊どもが支配する未来世界。人類は人工環礁を作り黄昏の時代を過ごしていた。放浪人マリナーは、この星に唯一存在するといわれる伝説の陸地“ドライ・ランド”を求めて旅に出る。

評価★★/40点

あの巨大セットで実際に遊んでみたら楽しいとは思うが、他人があそこでワイワイガヤガヤ遊んでるのを見るのはツマラナイ。

ゴメンな、、遊んでるふうにしか見られなかったわ、これ(笑)。

夢のシネマパラダイス386番シアター:よりどりみどり韓国映画

ラブストーリー

Lovestory 出演:ソン・イェジン、チョ・スンウ、チョ・インソン、イ・ギウ

監督・脚本:クァク・ジェヨン

(2003年・韓国・129分)WOWOW

評価:★★★/65点

内容:母のラブレターと35年前の日記帳を見つけた女子大生のジヘが、若き日の母の悲恋を知り、自身の運命をも変える事実を目の当たりにする。。。「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督が、親子2世代のせつない純愛を綴った恋愛物語。

“最後の最後で勝ち急ぐかのような拙速を見せた押し切り方に完全にひいてしまった。”

なにより、ジュヒ(ソン・イェジン)とテス(イ・ギウ)が結婚したということに納得がいかないわけで、それまで見てきたのはいったい何だったんだって言いたくなる。

どうだ、参ったかといわんばかりの2人の結婚写真のこれ見よがしな出し方もはっきりいってムカツク(笑)。

だから個人的にはベトナム以後のお話は完全に余計。

涙の再会、目の見えないジュナ(これも結局泣かせるためだけの仕掛けになってしまっている)、唐突に提示されるジュヒとテスの結婚写真、ジュナ(チョ・スンウ)のなんだかわけの分からない死(しかもすでに遺灰になっている・・・)、ジュヒの号泣、現在に戻ってサンミン(チョ・インソン)号泣、首からペンダント、ビツクリ仰天のジヘ(ソン・イェジン1人2役)、、、、とまあ号泣したいのはこっちの方だよ。

泣かせるような内容に号泣したいという意味ではなく、蛇足にしか見えない話の展開の仕方と端折り方、そして力ずくでの拙速的終わらせ方にホント泣きたい気分。

ラスト20分くらいで個人的評価はガタ落ちです。白けちゃいました。

それまでは韓国での題名にもなっているClassicなラブストーリー、クラシッククラシックなベタさがツボにはまってたのに・・・例えばジュヒとジュナが雨の中を走ってるとジュヒがここしかないというポイントで転んで足をくじいちゃったシーンだとか。

そのままクラシックなベタさでいっちゃってもらいたかったのに最後で出しゃばり監督の余計なうっちゃりと横やりが入ってしまい、、、もうね、台無し。。。

要するに何が言いたいかっていうと、ソン・イェジンの悲しみ泣く姿は見たくなかった。ただそれだけ(笑)。

幸せな笑顔で終わってもらいたかったよジュヒさんにはホント。

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MUSA -武士-

Musa 出演:チャン・ツィイー、チョン・ウソン、チュ・ジンモ、アン・ソンギ、ユー・ロングァン

監督・脚本:キム・ソンス

(2001年・韓/中・133分)2004/02/05・仙台フォーラム

評価★★/40点

内容:14世紀。高麗の使節団が、明の政府にスパイ容疑の濡れ衣をかけられ広大な砂漠に流刑にされる。しかし、彼らは道中、元軍に捕らわれた明のプヨン姫を目撃。無謀にも姫を救って明へ送り届けることを決意、今度は元に追われる身となる・・・。韓国の歴史スペクタクル。

“これほどキャラがかみ合っていない映画も珍しい。”

ただ虚勢を張るだけで実は統率力もカリスマも何もない偽キムタク将軍、融通が利かない勝ち気なお姫さま、無口な槍オトコ、これら3人ついに最後までかみ合うことがなかった・・・。

個々のキャラはそれなりに際立っているのだが、それが集団になると一気に死んじゃう。

サッカーでいえば個人技のオンパレードというかんじで、組織力が全く無いんだよな。誰にも感情移入でけへんし・・・。

黒澤明の「隠し砦の三悪人」となんか似てるなぁと思いながら観てはいたけど、はっきり言うまでもなく足下にも及ばない映画やな。MUSAっ苦しいだけだったわ。

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ロスト・メモリーズ

Lost 出演:チャン・ドンゴン、仲村トオル、ソ・ジノ、光石研、今村昌平

監督:イ・シミョン

(2001年・韓/日・136分)WOWOW

評価★★★/60点

内容:1909年、伊藤博文はハルピン駅で暗殺されなかった・・・。そして日本は第2次大戦を連合国側として戦い戦勝国となり、結果朝鮮半島の日本併合はそのまま続いた。2009年、日本第3の大都市京城(ソウル)では“不令鮮人”と呼ばれる日本からの独立を目指すテロ集団の活動が激化していた。朝鮮系日本人の坂本(チャン・ドンゴン)は同僚の西郷(仲村トオル)らとともにテロの鎮圧にあたるが・・・。日本の朝鮮半島支配が続いていたという大胆な発想を基に、朝鮮系日本人が捏造された祖国の歴史を取り戻そうと奮闘する日韓合作の近未来SFアクション。

“こんな映画に出てないで映画を撮って下さいよ今村監督。。”

まさかタイムスリップとは・・・。スターゲイトならぬ時の門って。

禁じ手だなオイラにしてみたら。日テレの「時空警察」の丹波哲郎署長もビツクリの展開に開いた口が閉まるまで相当時間がかかりましたがな。

でもこの日韓ネタを扱いながらのSF仕立てには韓国映画の勢いをそのまま感じたのも確かで。

ただやっぱり個人的には「シュリ」くらいのリアリティが欲しかったところですが。

ま、片言の日本語については方言だと思えばええんちゃうの(笑)。。ってか。

(初記)2005/03/11

(追記)今村監督のご冥福をお祈り致します。。

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ブラザーフッド

Taeguki32 出演:チャン・ドンゴン、ウォンビン、イ・ウンジュ、チェ・ミンシク、コン・ヒョンジン

監督・脚本:カン・ジェギュ

(2004年・韓国・148分)2004/07/19・MOVIX仙台

評価★★★★/77点

内容:1950年のソウル。貧しい家庭に育った兄ジンテは靴屋を開くことを夢見ていて、弟ジンソクの方は高校生だが学業が優秀で将来有望な一家の希望の星となっていた。そんなつつましくも幸せな日々の中、朝鮮戦争が勃発。ジンテが強制的に徴兵されたのを追ってジンソクも入隊、前線を転々としていく。そして地獄のような激戦の中で、ジンテは自身が英雄となって弟を帰還させようと戦場の鬼と化していくのだが、次第に兄弟の間に軋轢が生じていき・・・。

“序盤ベタベタ箇条書き―中盤優劣分かれ道―終盤神が舞い降りる!”

序盤から中盤にかけての箇条書きともいえる描写の数々を見てこのままダラダラといってしまうのだろうかと不安になったのは確かだ。

人物をほとんど素通りでしか描かず、しかもその描写はまさにベタ。

川で水かけっこをして、「こんな幸せがずっと続けばいいのに」と言わせしめるのもいかにも韓国ドラマにありがちでどこか白々しかったり。

戦争が始まってからもまるで歴史資料集の年表を見ているかのごとくの箇条書きで、玄界灘なみの浅さに興ざめ寸前だった。

しかし、それをすんでのところで食い止めたのがチャン・ドンゴンの鬼気迫る演技と容赦のない真に迫る人間描写だった。

それは明らかにある一線を越えたところにあるレベルのものだった。

よくサッカーの試合を見ていて、フィールドにサッカーの神様が舞い降りてくる試合に年に1,2回出くわすことがある。

戦術やシステムといった規則や枠を超越した、ある一線を越えたサッカー。

選手の気迫や闘志、繰り広げられる壮絶なドラマがある一線を越えた人間同士の闘いへと昇華し、それが観客と一体化し、スタジアム全体が時間や空間をねじ曲げた1つの小宇宙と化す。そこにはまさにサッカーの神様が降り立っている。

この映画の後半はまさにそんなかんじだった。

思想や社会といった秩序を越えたところでこの映画のフィルムは回り続けていた。

映画の神がたしかにそこにはいた。とともに韓国映画の凄みを身をもって体感してしまった。

映画が終わっても暫し言葉が出てこなかった。。

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ラスト・プレゼント(2001年・韓国・112分)WOWOW

 監督・脚本:オ・ギファン

 出演:イ・ジョンジェ、イ・ヨンエ、クォン・へヒョ、イ・ムヒョン

 内容:売れないお笑い芸人のヨンギと、子供服店を経営して家計を支える妻ジョンヨン。2年前に子供を亡くして以来ギクシャクしている2人だが、ジョンヨンは夫の才能を誰より信じ、内緒でTVプロデューサーに売り込みを続けていた。そんなある日、ヨンギは妻が不治の病に侵され余命短いことを知る・・・。

評価★★★/65点

裏でコソコソ根回しするよりも、夫婦の会話を大事にしろよ、ガレッジセールの川田ァーーッ!

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シルミド(2003年・韓国・135分)DVD

 監督:カン・ウソク

 出演:アン・ソンギ、ソル・ギョング、ホ・ジュノ、チョン・ジェヨン

 内容:1968年、北朝鮮特殊部隊による青瓦台(大統領府)襲撃事件をきっかけに、韓国政府は北朝鮮主席・金日成を暗殺すべく、特殊部隊“684”を結成。死刑囚などの受刑者31人で構成される隊員たちは3年にも及ぶ地獄の訓練を耐え抜くが、政府は急遽、北との融和路線に転換。部隊は一転して抹殺対象となった・・・。韓国で30年以上封印されてきた史実をもとにした衝撃作。

評価★★★★/80点

未来に目を向ければ中学生の殺し合い、過去に目を向ければ昭和への安易な回帰と、ヴァーチャル世界の幻想にどっぷりと浸る日本映画では決して描くことができない圧倒的なリアリティの重さの前にただただ呆然と立ちすくむことしかできない。

これがホンマもんのバトル・ロワイアルってか。。

2008年1月 4日 (金)

うたばん狂想曲第21番:第16回オイラ的日本レコード大賞/2007年の記憶

1年365日毎日Musicとともにあるオイラが独断と偏見で選んだ、去年2007年最もお気に入りの曲、1番聴いた曲・アーティストを勝手に表彰しちゃう第16回オイラ的日本レコード大賞の発表のお時間がやって参りましたーーー!!

パンパカパーン!!(*・∀・)ノ゛。+・。゜:*:。・+。・゜*゜オメデトォ♪♪♪

それではさっそく2007年度の月間ランキングからいきましょっ!

1月

 1位 大塚愛             羽ありたまご

 2位 Salyu             プラットホーム

     MAO/d            SOUL BELL

 3位 柴咲コウ             actuality

     SunSetSwish         君がいるから

2月

 1位 クリスタル ケイ        きっと永遠に

 2位 安室奈美恵         Baby Don’t Cry

 3位 三枝夕夏 IN db       雲に乗って

     甲斐名都             hello

3月

 1位 宇多田ヒカル         Flavor Of Love

 2位 加藤ミリヤ           Eyes on you

     川嶋あい             My Love

 3位 High And Mighty Colour    辿り着く場所

     安良城紅             Luna

     ユンナ              会いたい

4月

 1位 レミオロメン             茜色

 2位 Superfly            ハローハロー

     加藤ミリヤ          このままずっと朝まで

     川嶋あい             Crying

 3位 中島美嘉            見えない星

     MAO/d         HERE COMES THE SUN

5月

 1位 JYONGRI             約束

     田中ロウマ           NEW DAY

 2位 アンジェラ・アキ         サクラ色

     ONE☆DRAFT         フルサト

 3位 B’z                永遠の翼

     INFINITY16         Dream Lover

6月

 1位 アンジェラ・アキ         孤独のカケラ

 2位 アンジェラ・アキ       Power Of Music

 3位 平井堅             君の好きなとこ

     伊藤由奈            I’m Here

7月

 1位 竹仲絵里             黄色い花

 2位 BONNIE PINK        Water Me

     滴草由実           I Still believe

 3位 竹仲絵里               種

     melody             Love Story

8月

 1位 竹仲絵里             黄色い花

 2位 ERIKA               FREE

 3位 ERIKA          Time to go home

     エイジアエンジニア      君は君のままで

9月

 1位 松任谷由実           人魚姫の夢

     小田和正             ダイジョウブ

 2位 小田和正              こころ

     High And Mighty Colour       Dreams

 3位 ラルク         MY HEART DRAWS A DREAM

     YUI              My Generation

10月

 1位 宇多田ヒカル        Beautiful World

 2位 倖田來未             愛のうた

     宇多田ヒカル          Kiss&Cry

 3位 加藤ミリヤ           Love is...

     大塚愛              HEART

     JYONGRI           Lullaby For You

11月

 1位 浜崎あゆみ            glitter

 2位 中島美嘉            永遠の詩

     BoA            LOVE LETTER

 3位 ナナムジカ           ペガサス

     加藤ミリヤ           LALALA

12月

 1位 Mr.children         旅立ちの唄

 2位 大塚愛              ポケット

     平原綾香           今、風の中で

 3位 一青窈             つないで手

     コブクロ             蒼く優しく

以上がMy月間ランキングでした。

さあ続いて各賞の発表で~~す。

師勲章   竹仲絵里

        ERIKA

        MAO/d

敢闘賞   大塚愛

        宇多田ヒカル

        アンジェラ・アキ

大賞     加藤ミリヤ

優秀曲   大塚愛          羽ありたまご

       JYONGRI          約束

       竹仲絵里         黄色い花

       松任谷由実        人魚姫の恋

       Mr.children      旅立ちの唄

以上が2007年度オイラ的日本レコード大賞の結果です!

大賞!!加藤ミリヤ!!

アルバム1枚も持ってないのに邦楽で1番印象に残ったのが加藤ミリヤっつうのもあれだけど、PC&デジタル時代到来を告げたのを象徴する結果になりましたな。

にしても加藤ミリヤはイイ!

Misiaがデビューし、宇多田ヒカルがアメリカのR&Bを日本の歌謡風にアレンジしてブレイクした1998年あたりからから、いわゆるディーバ系の女性アーティストがR&Bを取り入れた楽曲をこぞって世に送り出した。が、それらはあくまでもJ-POPの範疇の域を超えない中での音楽だったように思う。

しかし、2002年にKICK THE CAN CREWやRIP SLYMEがヒップホップをJ-POPのメインストリームに乗せ、06年に湘南乃風やMEGARYUがレゲエブームに火を付けるに至り、本格的なレゲエヒップホップがチャートの上位をにぎわせるようになった。女性陣ではMINMIが代表的だろう。

さらにここ最近、出自を海外に持ちネイティブな英語を遺憾なく発揮するハイブリッドな女性ボーカルが次々に台頭し始め、本場のR&BやレゲエヒップホップがJ-POPシーンに流れ始めている。

そんな中、MINMIの後に出てくるとともに、浜崎あゆみからギャルの教祖という称号を受け継いで出てきたのが加藤ミリヤだ。

その出現はレゲエヒップホップの薫陶を受けているのにもかかわらず渋谷の女子中高生にも人気を博すという一風変わった形で、それは彼女の等身大の詞やファッションなどにも拠るのだろうが、その音楽は浜崎あゆみとは一線を画している。

加藤ミリヤの音楽性は、R&Bとヒップホップを独自にアレンジした独特なもので、その音楽はギャル好みの楽曲ではなく、ローリン・ヒルやメアリー・J・ブライジを彷彿とさせる本格的な玄人好みの音楽になっているところがミソ。

それはオリジナル曲はもとよりサンプリング曲を聴くとよく分かるのだが、R&Bとヒップホップを融合させた彼女の音楽は愛知出身にもかかわらず非常に本場感にあふれているのだ。

98年から幕を開けた歌姫ブームと00年代のヒップホップブームをものの見事に融合させた“最終兵器彼女”!それが加藤ミリヤなのだ。

最近彼女のアルバムが欲しくてたまらないのだけど、あのギャルギャル仕様のジャケットがねぇ(笑)。男のオイラからすると手に取りにくいというか恥ずいというか・・・。ま、なんとか手に入れるけど。

さて、加藤ミリヤ以外にもあいも変わらず女性アーティスト強しは変わらなかった1年だったけど、2006年度の大賞を受賞した大塚愛は2年連続で大賞受賞にしてもよかったくらいに今年も良かったです。ますます可愛くかつ大人になってきたし。ヤバイ、、、好きだ。。

他にはアンジェラ・アキや竹仲絵里など確かな美しい日本語をしっかり聴かせてくれる歌がけっこう耳に残ったかもね。秋山雅史の千の風~♪のせいかな(笑)?

あとは中島美嘉なんかもジャズテイストを取り入れたりしてけっこう良かったと思う。

洋楽はなんといってもメイレイが新発見だった。日本人好みのなじみやすく聴きやすいロックで、リンドバーグなんかを連想させるバンドで、1stアルバムは最高の出来ッス。

さて、今年2008年はどういうオイラ的音楽シーンになるのか非常に楽しみです。

ではまた来年!                

2008年1月 1日 (火)

夢のシネマパラダイス382番シアター:女はかくも生きにけり・・・。

阿修羅のごとく

Dmsxattzqj 出演:大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子、小林薫、長澤まさみ、八千草薫、仲代達矢

監督:森田芳光

(2003年・東宝・135分)DVD

内容:昭和54年冬の東京。竹沢家の三女滝子が長女・綱子、次女・巻子、四女・咲子を呼び寄せ、探偵の証拠写真を提示し、70歳になる父・恒太郎に愛人と子供がいるという驚愕の事実を伝える。4人は母・ふじにはこのことを知らせないことを約束する。しかし、この4姉妹も互いに言えない問題をそれぞれに隠し持っていた・・・。向田邦子の代表作の映画化。

評価★★★★/75点

“阿修羅と仏と女は三位一体だった・・・”

そんなことを考えさせられる今日この頃なのであーる・・・。

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ジャンヌ・ダルク

Jeanne2 出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、フェイ・ダナウェイ、ダスティン・ホフマン

監督:リュック・べッソン

(1999年・仏/米・157分)仙台第1東宝

評価★★★/65点

内容:15世紀のフランス。英国との100年戦争で祖国を守るためにわずか17歳で立ち上がり、果敢に戦い抜いたジャンヌ・ダルク。そんな彼女の物語を斬新な独自の新解釈とパワフルなアクションで描いたスペクタクル大作。

“この映画に出てきたフェイ・ダナウェイって、スター・ウォーズに出てこなかった?”

あるいはロボコップとか。。。どっかで見かけたんだよなぁ(笑)。

もの凄い似てたもんだって。

似てるといえば、ブッシュとジャンヌって似てるんちゃう。ブッシュもイラクを攻めろという神のお告げがあったというじゃない(笑)。

200年後にはブッシュも聖人に崇められとんのかね!?おいおい・・。

両者とも凡人のオイラには頭のオカシイ奴にしか見えへんけど。

あと、宮崎駿のナウシカの影響ってマジにあるような気がしたな。特に漫画の方に。

話の展開と構成、そして特にダスティン・ホフマンとのやり取りなどはナウシカと牧人との対決を想起させるし。

ナウシカもある意味ではどっかにイッちゃってるお人なのだけど、心の中にまで踏み込んでくるカリスマ性と魅力がある。

が、このジャンヌにはカリスマもなければ魅力もない。

ただのハイになってる処女・・・。ご愁傷様です。。。

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デブラ・ウィンガーを探して

Kzchooiao 出演:パトリシア・アークエット、エマニュエル・ベアール、ウーピー・ゴールドバーグ、シャロン・ストーン

監督:ロザンナ・アークエット

(2002年・アメリカ・97分)WOWOW

評価★★★/60点

内容:「愛と青春の旅立ち」でブレイクしながら、若くしてハリウッドを離れたデブラ・ウィンガー。彼女の生きざまに触発されたR・アークエットがメガホンをとり、34人の著名女優にインタビューしたドキュメンタリー。恋、結婚、仕事、、、女優たちが“働く女性”としてその本音を赤裸々に語っていく。。。

“家庭と仕事の両立は可能か!?というテーマが発端だったはずなのに、蓋を開けてみたら忘れ去られていく映画スターの悲劇と内輪のグチ合戦だけに終始しちゃったというかんじ。”

マイケル・ムーアになれとまでは言わないけど、映画スタジオの幹部に突撃取材するくらいの気概はあってもよかったんじゃないの。

ジュリアナ・マルグリーズが、スタジオの会議の話題といえば「あの女はヤレるぞ!」なのよとかまくし立ててたり、男優にはブ男でも性格俳優という道があるが女優にはないだとか、まぁたしかにそうなのかもしれないけど、あそこまでぶっちゃけるのであれば実際に男優とか彼女たちが言うところのスタジオに巣食う変態男どもに話を聞いたらどうなんだい?

単なる一方通行の主張だけで終わってる印象が拭えないのですよ、ぶっちゃけ。

革命よ!とか宣言してるわりにはちょっと印象薄いな。ま、女優生命賭けてるわけでもなさそうだし、安全パイで和気あいあいと井戸端会議やってるというかんじ。

40代の女優の仕事にもっと光を当てて!かと思いきや、どうも見ていくうちにその光というのはスタジオや世間の注目という意味ではなく、単に自分を照らす照明・スポットライトという気がしてならなかったし。

ハリウッド女優という仕事、老いへの恐怖、プラチナが輝いていた未来と過ぎ去っていく栄光。

この映画を観てはからずも思い浮かべたのは、「サンセット大通り」のグロリア・スワンソン演じる大女優ノーマだったことはここに記しておきたい。

ノーマが階段を降りてきてクローズアップとなるあのラストね。

「光をあてて、もっと、もっと!」ぐわーーーッ・・・

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ナビィの恋

9912nabby 出演:西田尚美、村上淳、平良とみ、登川誠二、平良進

監督:中江裕司

(1999年・日本・92分)1999/12/20・テアトル新宿

評価★★★★/78点

内容:都会の喧騒に疲れて沖縄本島から少し離れた粟国島に久しぶりに里帰りした奈々子。島までの小さな船に同船していた一人旅をしている青年を奈々子の祖父が気に入り家に泊めることになった。そしてもう一人、白いスーツを着た老紳士が同じ船に乗船していた。が、そのサンラーという老紳士こそ60年前に奈々子の祖母ナビィが最も愛していた人だった・・・。

“ヤマトンチュウのオイラだけなんだか仲間外れにされているような気持ち。踊りの輪の中に入っていけない、ただ端から見ることしかできないもどかしさと羨ましさをふと覚えてしまった。”

ヤマトンチュウの体には染み付いていない時の流れと三線のリズム、そして背負ってきた歴史と文化。

それらを半ば共有できないという悲しさが沖縄と本土の間にあるのも確かなのかもしれない。

ところで、「男はつらいよハイビスカスの花」ではリリーとハイビスカス、そしてこの映画ではナビィとブーゲンビリア。情熱の赤が強く印象に残る。

沖縄かぁ。

学生のとき初めて飛行機に乗った時に行ったのが沖縄だったなぁ。

初めて外人さんに英語でいきなり話しかけられたのも沖縄だったなぁ。初めて延々と続くフェンスに囲まれた米軍基地を見たのも沖縄だったなぁ。初めて海中のサンゴを見たのも沖縄だったなぁ。初めてヤギの肉の刺身を食ったのも沖縄だったなぁ。

公設市場の食堂でオバさんが食べさせてくれた郷土料理の味が忘れられません。

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クリスティーナの好きなコト(2002年・アメリカ・91分)DVD

 監督:ロジャー・カンブル

 出演:キャメロン・ディアス、クリスティーナ・アップルゲイト、セルマ・ブレア、トマス・ジェイン

 内容:気軽な恋を信条に恋愛とセックスを楽しんできたクリスティーナは、ある日、ピーターという男性に本気で恋をしてしまった。親友にけしかけられてピーターの兄の結婚式に押しかけるが、なんと結婚するのはピーター本人で・・・。キャメロン・ディアス十八番の下ネタ満載ラブコメ。

評価★★★/60点

彼女たちの好きなコトは言うまでもなくオイラも好きだが、、、映画には別にしなくてもいいよ(笑)。

でも立ちションだけは勘弁してくれ。。

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ドッグヴィル

Dc0321da908d5354f88c96837ea4600b 出演:ニコール・キッドマン、ポール・ベタニー、クロエ・セヴィニー、ローレン・バコール、パトリシア・クラークソン

監督・脚本:ラース・フォン・トリアー

(2003年・デンマーク・177分)2004/04/15・仙台フォーラム

内容:人間の心の暗部を暴き続けるL・V・トリアー監督の“アメリカ3部作”第1弾。ロッキー山脈の麓にある村ドッグヴィルに、ギャングに追われる美しい女グレースが現れ、村の青年トムが助ける。トムは村にかくまうことを提案し、2週間で彼女が村人全員に気に入られることを条件に提案は受け入れられる。そこでトムの計画のもとグレースは肉体労働に励むのだったが、彼女の過度なまでの献身は両者のバランスを崩してしまうことに・・・。壁などを全て取っ払った床に家や道などを表す白線のみを引き、必要最小限の家具などを置いただけの殺風景なセットを村に見立てて全編を撮り上げ、ムラ社会の閉鎖性と人間の傲慢さをさらけ出した衝撃作!?

評価★★★/60点

どうせなら全員素っ裸で演技しいな。そしたらもうちょっと評価上げたのに(笑)。

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カラーパープル(1985年・アメリカ・153分)NHK-BS

 監督:スティーブン・スピルバーグ

 出演:ウーピー・ゴールドバーグ、ダニー・グローバー、アドルフ・シーザー

 内容:1909年、アメリカ南部に暮らすセリーは、養父に2人の子供を産まされたあげく、妹ネティと引き離されて泣く泣く4人の子持ちの男に嫁いでいく。しかし、そこでの処遇は奴隷同然だった。やがて美人歌手のシャグが夫の愛人として一緒に住むことになるが、セリーのおおらかな性格から2人の間には友情が芽生えていく・・・。ピュリツァー賞を受賞した黒人女性作家アリス・ウォーカーの原作を映画化したヒューマンドラマ。

評価★★/45点

文字として時間をかけて読んで彼女の40年に渡る生きざまをじっくりと自分の中で消化させたい作品なのだが、スピルバーグ節の映像媒体として2時間超で一気に見せられるとやはりツライものがある。。。

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嵐の中で輝いて(1992年・アメリカ・132分)NHK-BS

 監督:デヴィッド・セルツァー

 出演:メラニー・グリフィス、マイケル・ダグラス、ジョン・ギールグッド、リーアム・ニーソン

 内容:1940年、ナチス支配下のドイツにスパイとして潜入した女性の活躍を描いたサスペンス・ロマン。

評価★★★/55点

回想形式をとるのはいいとしても、いちいちリンダの独白解説がうざすぎる。

例えば「ベルリンはすっかり変わっていました。人々はさらなる空爆におびえていたのです。」とただの解説のセリフが入っても映像で説明してくれないと何のリアリティもない。非常に映画自体が軽く見えちゃう。

ナチスドイツ戦時下を生き抜いた女性たち、と重々しく銘打っているわりには、軽いノリの女スパイものととられても仕方ないですな。

まあそれはそれで面白いのかもしれないけど、ごくフツーの映画に成り下がっちゃってるわけで、題材が題材なだけに残念です。

20世紀少年再読⑩

新年あけおめ久々に20世紀少年!第10巻。

新宿教会に警察が突入する大混乱の中でタイマフィアと中国マフィアがカンナの仲介で停戦に合意したところから始まる10巻。

エロイムエッサイムズのコンサートに行った響子は、1番のファンだったギタリストのダミアン吉田がクビになっていなくなったことを知る。ボーカルの話によると、ダミアンは西日暮里の十字路で悪魔に声をかけられ魂を売り渡してからオカシクなってしまったのだという。(後にダミアン吉田は第17巻に出てきて、この時のことを響子に語る)

当の響子も、ともだちランドのヴァーチャルアトラクションで体験した恐怖―ともだちの恐るべき顔を見てしまったことにより、ともだちの魔の手が襲ってくるのではないかという恐怖に怯えてオカシクなりそうな状態。。

そこで響子は、神さまが遠藤ケンヂの姪だと言う同級生のカンナだったら何かともだちについて知っているかもしれないと考え、カンナのことを調べ始める。

が、ある日、ミスタードーナツでカンナを見ていた響子は、ドリームナビゲーターの高須に見つかってしまい、最終洗脳施設ともだちワールド行きを宣告されてしまう。

逃げても無駄よと高須に言われ戦々恐々とする中、さらなる衝撃が響子を襲う!

カンナのクラスの新担任で新任の英語教師が響子のクラスで英語の授業を始めようと教室に入ってきたとき、、、、その顔がヴァーチャルアトラクションで見たお面の下の“ともだち”顔そのものだった!子供の体に大人の顔がついていたのだ。

響子は失神し、運ばれた保健室でカンナに会い、ともだちの顔が新任教師の佐田清志=サダキヨだったことを告げて助けを求める。

カンナは職員室へ行くが、その間に響子は当のサダキヨに車で家に送られるはめに・・・。

さらに車中、少年マガジンを読みたいと口裏合わせをしてしまったあげくサダキヨの家へ行くはめに・・・。

サダキヨの家にしぶしぶ入っていく響子。家の中は、少年マガジンやら昭和の看板やらフィギュア、ロボットなどの玩具だらけ。そして部屋の壁には忍者ハットリくんのお面も。

「僕のお面を剥いだろ。そして僕の顔を見た。僕がともだちだと思うかい?」とにじり寄ってくるお面をつけたサダキヨ。

が、サダキヨが言うところの“お母さん”の声(響子には聞こえない)に急かされて別な部屋へ行ってしまう。

響子は部屋を出てキッチンを通りかかるとオムライスとシューマイを用意しているサダキヨに夕飯に誘われる。

サダキヨ「しんよげんの書は知ってるの?もうすぐあれに書かれている通りになるよ。“そして世界大統領が誕生するだろう”。」

と、いきなり電話がかかってきて、サダキヨが電話に出る。相手は校長で響子を捜しているという。響子は受話器をひったくって助けを請うがサダキヨに電話を切られてしまう。

サダキヨ「校長はドリームナビゲーターとつながっている。僕はいい者だ。聖母が降臨するから遠藤カンナに会わせてくれ。」

サダキヨは“お母さん”=ともだちの指令を伝えるパソコン、をバットで叩き潰す。

一方、カンナはサダキヨの連絡先を知るために職員室へ。そこで春川校長先生が一緒にサダキヨの家へ連れて行ってくれることに。

校長の車でサダキヨの家へ向うカンナだったが、実は校長がともだちの手先であることを知ってしまう。

校長はサダキヨへ電話。それで響子の居所をつかんだ校長は高須へ連絡。連絡を受けたドリームナビゲーター数人がサダキヨ宅へ押しかける。

玄関先にともだちの手先が押しかける中、サダキヨはこの家が“ともだち”の家の再現=ともだち博物館であることを響子に教える。そして自分はここの館長なのだと。

1番奥の部屋、ともだちの部屋。

机の横にランドセルが掛けてあり、本棚には図鑑や教科書がズラリと並んでいる。机の引き出しの中には、小学校時代の遠足の写真が。。

ケンヂ、マルオ、ヨシツネ、オッチョらが写った写真の中にいつも下をうつむいている帽子をかぶった少年=サダキヨ。

そしてサダキヨによるとどの写真にも“ともだち”が写っているのだという。

ケンヂの姉キリコの写真、、、そして“ともだち”の写真を響子に見せるサダキヨ。響子はそれを見てしまう。。「見・・・ちゃった・・・。」

サダキヨの回想・・・・。

ナショナルキッドのお面を付けたサダキヨは学校でいつもいじめられていた。

サダキヨは秘密基地を作っていたケンヂ達と友達になりたくて、ある日、秘密基地の中へ分け入っていく。すると、基地の中で少年(フクベエと思われるが、カツマタ君の可能性もあり)が1人よげんの書を読んでいる。

少年「ケンヂ君が考えたんだ。中に入って座ったら?僕もここのメンバーじゃないし・・・。いつもお面かぶってるけどとったら?顔見せてよ。」

お面をとるサダキヨ。

少年「ふーん、そんな顔してんだ。」

サダキヨ「ねえ、、、友達になってくれる?」

夏休みが終わる前に転校していったサダキヨ。

“そして中学のとき、僕は死んだ。”

誰からも無視された顔のない少年だった。中2のときに漫画雑誌を買うためにケンヂたちの住む町を久々に訪れたが、何人もの同級生とすれ違っても誰一人として気付いてくれる人はいなかった。“ともだち”に電話してみると、返ってきた答えは「キミ、死んだって噂が流れてるよ。」

“僕は、死んでた。”

そのため、ともだちのヴァーチャルアトラクションでケンヂやオッチョたちの顔は子供の頃の写真をもとにCGでプログラミングされたものだったが、サダキヨの顔だけは、もとになる写真もなかったので子供の体に現在の大人の顔がくっついていたのだ。

現在のサダキヨ「40年以上彼は友達だった。いつも僕の悩みを聞いてくれ、彼なしでは僕は何もできないことを教えてくれた。けど、彼はいつも僕にあーしろこーしろと言った。いつも僕のことを怒ってばかりいた。」「彼は僕の全てを知っている。でも、、、僕は彼のことを何も知らない。彼はいい者?悪者?僕を奴隷みたいにして・・・・。」

サダキヨはともだち博物館に火を放ち、響子とともに逃走。転校後も年賀状のやり取りをしていた当時の担任である関口先生のいる老人施設へ行く2人。

そこで先生は、遠足の時に唯一サダキヨが笑顔で振り返っている1枚の写真をサダキヨに手渡す。涙を流すサダキヨ・・・。

一方、校長から、カンナの父親は“ともだち”であることを教えられたカンナは、愕然とする・・・。

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