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2007年12月 8日 (土)

夢のシネマパラダイス373番シアター:心に残る顔

アバウト・シュミット

Aboutschmidt_150_212_2 出演:ジャック・ニコルソン、キャシー・ベイツ、ダーモット・マルロニー、ホープ・デイヴィス

監督・脚本:アレクサンダー・ペイン

(2002年・アメリカ・125分)2003/05/29・MOVIX仙台

内容:66歳で会社を定年退職したシュミット。しかし、仕事がない日々をどう過ごしていいか分からない。さらに、妻の他界、娘の結婚と、彼に孤独をもたらす出来事が続く。自分が今まで築き上げてきたものは何だったのか?旅に出たシュミットは、自らの人生を振り返っていく・・・。

評価★★★★/75点

オープニング、退社時刻午後5時をボォッと待つ魚の死んだような顔のドアップ。

ラスト、干からびた顔につたう涙。

それはこの映画の中で初めて生きている証を見せた瞬間だった。

そしてこれからも生きていこうとする証。

荒涼とした砂漠で今にも死にそうだったお魚に、狭いところだけど自由に泳げるだけのささやかなオアシスが現れた。

口をパクパクしながらまぁなんとかシブとく生きていくでしょう、あのジイさん。

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カイロの紫のバラ

Cairo_r1_c2 出演:ミア・ファロー、ジェフ・ダニエルズ、ダニー・アイエロ、エド・ハーマン

監督・脚本:ウディ・アレン

(1985年・アメリカ・82分)NHK-BS

評価★★★★/80点

内容:1930年代の不況下、失業中の夫に代わってウェイトレスとして働くセシリアの唯一の楽しみは、大好きな映画を繰り返し見ることだった。ある日、またも同じ映画を食い入るように見ていたセシリアは突然、画面の中の主人公のトムから、「君はもう5回も見ているね」と話しかけられる。しかも、トムはスクリーンからこちら側に出てきてしまい、2人は現実の世界で恋に落ちた。しかし、各地の映画館でトムの抜け出し事件が頻発し、映画会社はトム役の俳優を動員して、彼をスクリーンに連れ戻そうとする・・・。ウディ・アレンが映画への愛情を注ぎ込んだファンタスティックなラブコメ。

“映画を観てるときの自分の顔を調べてみた・・・”

一様に目がデカくなっていた・・・。。

しかも口をポカンと開けていた・・・。。

どうやらオイラはセシリアみたいなキラキラした顔にはなっていないようだ。

でもいいのだ!楽しければ感動できれば泣ければ笑えれば考えられれば、ね。

映画の世界に浸っているときは心の中はいつもキラキラだから。

クッサー・・・。(о∑(о`;)ドゴッ!!

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めぐりあう時間たち

Thehours 出演:ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープ、エド・ハリス、トニ・コレット、クレア・デーンズ

監督:スティーブン・ダルドリー

(2002年・アメリカ・115分)2003/05/26・ピカデリー2

内容:1923年ロンドン郊外のリッチモンド、病気療養のため夫と引っ越してきた作家のヴァージニア・ウルフは「ダロウェイ夫人」を執筆し始める。1951年ロサンゼルス、自宅のベッドで「ダロウェイ夫人」を読んでいる主婦ローラ・ブラウン。2001年ニューヨーク、“ダロウェイ夫人”と呼ばれている編集者クラリッサ。一見幸福なものの心の奥に葛藤を抱える彼女たちは、痛みを伴ないながらも自分らしい人生を選択していく。3つのドラマが交錯する緻密な構成と3大女優の名演が目を引く秀作。

評価★★★☆/70点

“誰が悪いというわけではない。ただ光の射す方へ行きたかっただけなんだよね。”

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灰とダイヤモンド

Dia 出演:ズビグニエフ・チブルスキー、エヴァ・クジジェフスカ

監督・脚本:アンジェイ・ワイダ

(1958年・ポーランド・102分)NHK-BS

内容:対独戦終了直後の、ロンドン派と共産派が対立するポーランド。ロンドン派に属するマチェックは、共産党要人暗殺の命を受け、2人の誤殺を経て暗殺に成功した。その間、女と時を過ごし愛を語ったり、共に戦って死んだ多くのレジスタンスの仲間たちを想ったりしていたマチェックだったが、町を離れる折に衛兵に発見され、町外れのごみ捨て場で死の時を迎える・・・。レジスタンス活動に生きて悲惨な末路を迎える若いテロリストの姿を描いたドラマ。「世代」「地下水道」とともにアンジェイ・ワイダのレジスタンス3部作として有名。

評価★★★/65点

ポーランドの分裂したレジスタンス運動とそれゆえの悲劇という背景と苦悩をある程度知っていないとツマラナイかも・・・。

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ミッドナイト・エクスプレス

Szyenkhmf 出演:ブラッド・デイヴィス、ランディ・クエイド、アイリーン・ミラクル、ボー・ホプキンス、ジョン・ハート

監督:アラン・パーカー

(1978年・アメリカ・121分)NHK-BS

内容:1970年、トルコのイスタンブール空港から2キロの麻薬を持ち出そうとしたアメリカ人の学生ビリーは、麻薬不法所持の現行犯で逮捕され、現地の刑務所に投獄される。裁判の結果、ビリーは懲役5年の判決を受ける。暴力が横行し人間以下の扱いしかされない獄中生活を模範囚として3年半過ごしたビリーだったが、なぜか裁判がやり直され、刑期が変更されてしまう。その耐え難さにビリーはついに脱獄を決意する・・・。アメリカ人青年ビリー・ヘイズが異国で体験した実話の映画化で、脚本を担当したのはオリヴァー・ストーン。

評価★★★/70点

主人公に半ば同情の余地がない中で、実に粛々として描き出されていく絶望描写に、観てるこっちはまるでもうどうでもよくなってくる気持ちにさせられる。

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バートン・フィンク

3171 出演:ジョン・タトゥーロ、ジョン・グッドマン、ジュディ・デイヴィス

監督・脚本:ジョエル・コーエン

共同脚本:イーサン・コーエン

(1991年・アメリカ・116分)NHK-BS

内容:1941年のNY。社会派劇作家のバートン・フィンクは、庶民を描いた芝居の成功により一躍有名人となりハリウッドに招かれた。みすぼらしく奇妙なホテル・アールにチェックインしたバートンは、隣室から聞こえてくる不気味な笑い声が気になり、声の主チャーリーに苦情を言うが・・・。カンヌ国際映画祭で作品賞ほか3部門を受賞。

評価★★★/65点

“ひげ剃りてぇ・・”

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フェイス/オフ

Face_off2 出演:ジョン・トラボルタ、ニコラス・ケイジ、ジョアン・アレン、ジーナ・ガーション

監督:ジョン・ウー

(1997年・アメリカ・138分)1998/03/02・仙台第1東宝

評価★★★★/80点

内容:テロリストとそれを追うFBI捜査官が、互いの顔を入れ替えて戦うことになるという異色のハードアクション。FBI捜査官のショーン・アーチャーは、凶悪なテロリスト、キャスター・トロイを大捕物の末に逮捕した。ところが、キャスターが逮捕直前にロサンゼルスを壊滅させるほどの時限式細菌兵器爆弾を仕掛けていたことが判明し、焦るFBIはショーンに極秘命令を下す。それはキャスターの顔の皮膚を移植して彼になりすまし、キャスターの弟に接近して爆弾のありかを聞き出せというものだった。。。

“トラボルタさん、自分の顔を見てみっともないアゴだとブチキレないで下さい(笑)。”

天使の微笑と悪魔の高笑い、、、喜怒哀楽を善と悪で合わせ鏡のごとく同一人物の中で演じ分けなければならないところは、ジキル&ハイドに近いものがあると思うのだが、抑制と解放の二面性に十分な説得力をもたせたニコラス・ケイジとジョン・トラボルタにまずは拍手。

冒頭の神父姿でハレルヤ♪を絶叫するハイテンションキャラはお手のもののニコラス・ケイジだが、彼は「リービング・ラスベガス」のドン底人間から「ザ・ロック」の開き直りヒーロー、そして「コン・エアー」での身重の妻を暴漢から守るため殺人を犯してしまう男まで、限りない躁状態と底知れぬ鬱状態の振り幅が異様に広い役柄を演じ切ることができる非常に(異常に)稀有な俳優である。

一方のジョン・トラボルタも、「パルプ・フィクション」の濃ゆぃぃチンピラ役から「ブロークン・アロー」の悪役、かと思えば「マイケル」での天使や「フェノミナン」の素直な善人まで、善悪両面においてなりきれる役者であり、この2人の組み合わせは見事なキャスティングだったといえよう。

しかしなにより、「ジキル&ハイド」に二丁拳銃を持たせたキレのある壮絶アクションと、FBI捜査官と非情なテロリストの顔が入れ替わるという荒唐無稽なストーリーとをものの見事にかけ合わせたジョン・ウー節に脱帽するほかない。

「オズの魔法使い」の主題歌“オーバー・ザ・レインボウ♪”をバックに繰り広げられるド派手な銃撃戦!

壮絶なバイオレンスと流麗なスローモーションの融合もシビレる出来栄えで、さらにそこに善玉vs悪玉の構図が逆転してしまうという心理サスペンスも加わるとあれば、これはもう純粋に楽しめてしまう痛快作に身をゆだねるしかなかろう。

とにかくあっという間の140分だった。

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(2000年・日本・123分)2000/08/19・テアトル新宿

 監督:阪本順治

 出演:藤山直美、豊川悦司、國村隼、大楠道代、牧瀬里穂、中村勘九郎

 内容:吉村正子は、クリーニング店を営む母親を手伝うサエない35歳の女性で、恋人はおろか友人さえもいない引きこもり女。そんなある日、母親が急死。通夜の晩、ホステスをしている妹・由香里がいつものように忌み嫌う正子に向かって罵声を浴びせると、プッツンした正子は由香里を絞殺してしまう。我に帰った正子は香典袋を鷲づかみにして外の世界へ飛び出していく。そして流れ流れてたどり着いた先は九州別府のスナックだった・・・。

評価★★★★/80点

“力士!!”

しかも横綱級!

藤山直美の演技。いや、存在そのもの。

舞台で直にいろいろな顔を見せてくれる藤山直美だが、この映画でスクリーンから見せた顔のインパクトと存在感には敵わない。

最強です!

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