お気に入り

最近のトラックバック

« 夢のシネマパラダイス324番シアター:13階段 | トップページ | レアル・マドリー狂想曲第38番:レアル好調な滑り出し »

2007年9月22日 (土)

夢のシネマパラダイス328番シアター:ブレードランナー

Blade_runner 出演:ハリソン・フォード、ショーン・ヤング、ルトガー・ハウアー、ダリル・ハンナ

監督:リドリー・スコット

(1982年・アメリカ・117分)

内容:遺伝子工学が極端に発達し、精巧な人造人間レプリカントが造られるようになった2019年、レプリカントは宇宙や惑星植民地で危険な労働に従事させられていた。そんな中、地球征服を企んだロイ・バッティをリーダーとするレプリカント4人がロサンゼルスの街に侵入。しかし、レプリカントは詳しいテストをしなければ本物の人間との違いが判別できない。彼らの犯罪を阻止し抹殺する使命を帯びた元刑事のデッカードは、レプリカントの製造元であるタイレル社を訪れ、レプリカントの寿命が短命なことを知る・・・。SF作家フィリップ・K・ディックの原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を映画化したハードボイルドタッチの近未来アクション。

酸性雨が絶えず降り注ぐ街、エアカーと自転車の混在、西洋人と東洋人のカオス、日本語のイルミネーションや看板が乱立する高層ビル群といった未来世界のディテールは後の数多の映画に影響を与えたことで有名。またビデオの普及に最も貢献した作品としても知られている。

評価★★★★/78点

“残酷すぎるくらい美しくダークな映像、美しすぎるくらい残酷な人間。リドリー・スコット版フランケンシュタインはかくも美しく残酷だ。”

デッカードが逃げるゾーラを後ろから容赦なく撃ち殺すシーンのなんとキレイなことよ。

流麗なスローモーションと割れるガラス、弾丸をブチ込まれ倒れながらもなんとか起き上がっては逃げようとするゾーラ、しかも一応女でっせ。にもかかわらず問答無用のデッカード。

しかもわざわざスローモーションにする必要がどこにあるってシーンなんだけど、そこがこの映画のポイントなのだろう。

人間の持つ豊かな創造力と表裏一体をなす恐ろしいまでの残虐性が見事に浮き彫りになるワンシーンだった。

個人的には思い切ってレプリカントを主人公にした方が自分好みの映画になったのではないかなとも思うけど。

だって彼らは人間以上に悩み苦しみ闘い、そして生きようとしたのだから。

その方が、我々はなぜ生まれ、そしてどこへ行くんだという彼らレプリカント自身の問いかけが真に観るわれわれ人間にも迫ってくると思うのだ。

ロイ・バッティの決して癒やされない悲しみを抱えた瞳と言葉が強く印象に残る、、、“我思う、ゆえに我あり。”

« 夢のシネマパラダイス324番シアター:13階段 | トップページ | レアル・マドリー狂想曲第38番:レアル好調な滑り出し »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 夢のシネマパラダイス328番シアター:ブレードランナー:

« 夢のシネマパラダイス324番シアター:13階段 | トップページ | レアル・マドリー狂想曲第38番:レアル好調な滑り出し »

2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ