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2007年9月14日 (金)

夢のシネマパラダイス324番シアター:13階段

13階段

Pcbg50447 出演:反町隆史、山崎努、田中麗奈、笑福亭鶴瓶、クドカン、宮迫博之

監督:長澤雅彦

(2003年・東宝・122分)2003/02/19・渋東4

評価★★★/65点

内容:ケンカ相手を誤って殺してしまい、3年の刑に服していた三上(反町隆史)が仮釈放された。まもなく三上のもとに服役していた刑務所の刑務官・南郷(山崎努)がやって来る。南郷は、老夫婦を殺害した容疑で逮捕された死刑囚の冤罪を晴らすための調査に三上も協力してくれるよう依頼する。被告・樹原亮(クドカン)は事件直後の事故で記憶をなくしてしまい、犯行を否認することもできずに死刑が確定してしまったという。死刑執行まで3ヶ月。躊躇する三上だったが、被害者への慰謝料の支払いに苦しむ家族を思い、1000万円という報酬に惹かれ引き受けるのだったが・・・。

“なぁんかうま~くはぐらかされた気がするんだよなぁ。。ともかく少なくとも計13作品からパクッているようなかんじのする映画だった・・・。”

物語が重層的な構成をなしているといえば聞こえはいいけど、その物語がチープだったら何の意味もないばかりか、ただのツッコミどころ満載の映画に成り下がってしまう。

この映画はまさにそんな映画。

死刑制度というバカ重くてバカ深いテーマをぶち上げておきながら、それを真正面から取り上げることはしていない。

それどころかこの死刑制度というテーマ。映画を観ていくと完全な撒き餌であることが分かる。観客をおびき寄せるための餌にしかなっていない。

撒き餌をパラパラとばら撒き、枝葉末節をとにかく詰め込む、詰め込む、詰め込む。

そして詰め込むだけ詰め込んで今度は風呂敷をどう首尾よくたたもうかというところで、いきなりレイプという有無をも言わせぬ切り札を使って打ち止め。

「デッドマン・ウォーキング」をいざ掲げるとみせかけて「グリーン・マイル」やら「トゥルー・クライム」も入れちゃえ!あ、どうしよう、、どうやってケリつけようか、、あっそうだ!「評決のとき」で締めちゃおうぜ。同情票も入るだろうし、、、てなかんじ?

とにかくちょっと詰め込みすぎちゃいましたな。

映画観たぜーーッという感慨深さは全くなく、なんか観たな~~というかんじ。なんかね。なんだろう・・・。

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ザ・ハリケーン

Hurricane 出演:デンゼル・ワシントン、ビセレス・レオン・シャノン、ジョン・ハンナ

監督:ノーマン・ジュイソン

(1999年・アメリカ・145分)DVD

評価★★★★☆/85点

内容:冤罪で終身刑となったボクサー、ルービン・“ハリケーン”・カーターの実話をもとに描かれた作品。最強のボクサーとして君臨したカーターだったが、黒人差別の刑事の謀略によって殺人の罪を着せられてしまう。獄中のカーターは、無実を証明するため、孤独な戦いを決意するが・・・。

“ルービン・カーターの50年にわたる苦闘をまさにハリケーンのごときテンポで描ききるこの映画は、最終ラウンドまで懸命に戦い演じきったD.ワシントンの演技力に救われ、そして勝利したといっても過言ではない。”

この映画は実話を基にしているというが、一緒に同乗していた黒人のことも、奥さんとのことも描かれないばかりか、カナダ人3人衆の奇妙ともいえる同居生活も掘り下げて描かれることはない。

カーター以外は妙に浮いた存在になってしまっていることは否めない。

さらに、新事実にたどり着くまでもまるでいとも容易いように描かれている(ように見えてしまう)し、法廷シーンも少ない。

もちろん実際には何年もの追求の蓄積が背景にあることは分かるが、映画の中ではそれがリアリティとして滲み出てこないのだ。相当端折っているなということは薄々感じることができるし、非常に映画的にアレンジされているという印象を受ける。

しかし、これらの映画的虚構からくる印象を一手に引き受け、そしてハリケーンのように吹き飛ばしてしまうのが、ルービン・“ハリケーン”・カーターだ。

彼だけが真にリアルだ。

面会に訪れた彼の弁護人に彼が言う言葉。「俺はもう50歳だ。そして俺は今まで生きていた中で30年も監禁されつづけてきたんだぞ。30年だぞ!、、、、俺をここから出・し・て・く・れっ!」という言葉では表せないような切実な願い。

自分自身そういう状況になったら閉所恐怖症も手伝っておそらく発狂してしまうのではないだろうかと思う。

冷え切った牢獄の鉄扉がガチャリと閉められる瞬間、そして音。

イヤだ!

このどうしようもできない、壁を拳でぶち続け咆哮してしまうような彼の気持ち、感情は真にリアリティといえるんじゃないだろうか。

少なくとも自分はそのように受け止めた。

そしてそれを演じきったD.ワシントンに心から敬意を表したい。

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トゥルークライム(1999年・アメリカ・127分)WOWOW

 監督::クリント・イーストウッド

 出演:クリント・イーストウッド、ジェームズ・ウッズ、デニス・レアリー

評価★★★/70点

内容:死刑執行まであと12時間という黒人受刑者を取材したアル中で女たらしの記者スティーブ。勘で冤罪の匂いを嗅いだスティーブ。彼の人生で最も長い12時間が始まる・・・。

“自分の愛する人を残して死ねっかよ!自分がもしあの死刑囚だったらと思って見るだけで、マジで直視できなくなる家族の叫び。”

あざといといえばあざといし、死刑論にまで昇華させるところまでいっていない(ていうか昇華させようという意図がもともとなさそう)普通のベタなハリウッド映画ではある。

しかし、そうはいっても自分の感情を刺激する部分は多かったし、イーストウッドの演出もこなれていて、最後まで飽きずに観られた。

「心配するな。一足先に神様のところへ行くだけだろ。」

泣かせるねぇ・・・

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私は死にたくない(1958年・アメリカ・121分)NHK-BS

 監督:ロバート・ワイズ

 出演:スーザン・ヘイワード、サイモン・オークランド

 内容:1952年、カリフォルニア州で老婦人が殴り殺され、バーバラを含む3人の前科者が逮捕された。彼女には麻薬中毒の夫と口論したアリバイがあったが、夫の行方が知れず証明できない。新聞記者モンゴメリーは彼女の無罪を確信するが、再審請求は受理されなかった・・・。最後まで無罪を主張しつつ死刑に処せられた実在の女性囚バーバラ・グレアムの手記を、エドワード・S・モンゴメリーの報道記や種々の記録などを照合して映画化した社会派ドラマ。アカデミー主演女優賞を受賞。

評価★★★/60点

スーザン・ヘイワードの圧倒的エナジーが死刑論や裁判といった問題をも良くも悪くもことごとく吸収してしまっていて、観終わったあと不思議と何にも残らない。。

スーザン・ヘイワードの完全燃焼を目に焼き付けるのみ。

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