レアル・マドリー狂想曲第38番:レアル好調な滑り出し
現地権利元の骨肉の放映権争いが尾を引いて、レアルはもとよりバルサのホームゲームなどがスペイン以外の海外に配信されない状態が続き、WOWOWでも放送できない異常事態が続いていたけど、ここ2節はなんとか放送されている。
昨シーズンもスペイン側とWOWOW側で放映権交渉価格の折り合いがつかず第1節の放映が間に合わなかったり、ビジャレアルが放映権料配分額に難癖をつけてホームゲームが放送されない時期があったり、なにかとスペインはゴタゴタがついて回っちゃうんだよねぇ。
スペイン人気質って“情熱的”というのもあるけど、“いい加減”ってのもあるからね。
それはさておき、我が愛しのレアル・マドリーはリーガ4試合、チャンピオンズリーグ(CL)1試合を戦って4勝1分。
上々の滑り出しをしたといえるだろう。
基本フォメは、
カシージャス
カンナバーロ メッツェルダー
Sラモス エインセ
ディアッラ (ドレンテ、マルセロ)
(ガゴ)
ロビーニョ グティ
スナイデル
ラウル
ファンニステルローイ
で、サブ要員にサビオラ、イグアインといったところ。
プレシーズンに評価を高めていたぺぺは最初スタメンだったけど、開幕早々に負傷離脱し、メッツェルダーにスタメンの座を奪われた形になった。が、そのメッツェルダーもCLブレーメン戦で膝を負傷し、戦線離脱。一昨日のバジャドリード戦はカンナバーロ&SラモスというCBで臨んだが、右ラテラルに今季初出場となったサルガドが目も当てられないパフォーマンスを見せてしまったので、やはりSラモスは右で固定し、今回のようにぺぺとメッツェルダーが離脱で使えないときはエインセをセンターに回した方がいいように思う。
バティスタ、ソルダード、また昨シーズンカペッロに見出されたトーレスあたりはちょっと戦力外っぽいけどね。
開幕3連勝、CLもスペクタクルな勝利でこれ以上にないロケットスタートを“魅せる”レアルの軸も見えてきた。
W杯時の安定感を戻してきたカンナバーロ、中盤の底で相手攻撃の芽を摘みコンダクターとしての舵取りも見せる門番ディアッラ、ディアッラの擁護を受けながら中盤低めの位置で攻撃のタクトを振るうグティ、そしてリーガ3試合出場で4得点と脅威の得点力を誇り、中盤を縦横無尽に走り攻守に貢献するスナイデル。
この4人は特に外せない中心軸だろう。ことグティ&スナイデルのダブル司令塔(グティが低めの位置で、スナイデルがトップ下に近い位置。いわば縦の関係)はレアルの大きな強みになりつつある。
前節バジャドリード戦は試合過多のスナイデルを温存して戦ったが、グティに相手のプレッシャーが集中することで今までのように試合を形作ることが難しかったことを鑑みてもやはりグティ&スナイデルは鉄板コンビとみていいのではないかと思う、というか確信だねもう。
この中盤が安定すれば、ニステル、ラウル、サビオラを軸とするFW陣も相当楽に点に絡めるはず。
攻守のバランスもいいし。
ただ問題点は、、、ロッベン!
コンディションが整わず、リーガ開幕から3試合は欠場し、次のCLブレーメン戦でレアルデビュー。一昨日のバジャドリード戦でリーガデビューとなったがいずれも途中出場という形。
なにせロッベンがいない間にチームの形が一気に出来上がってきちゃっただけに、ロッベンの入るところが・・・。絶対的な個の力を有しているがゆえにチームバランスを崩しかねない面もあるからね、ロッベンの場合は。
まぁ中盤左サイドとか、ラウルのところ(セカンドトップ)とかになるのかなぁ。。
このロッベンをどう組み込んでいくかが今後シュスターの腕の見せ所になるでしょう。
なんてったって今のところ首位ですからね。
この座は誰にも渡さん!!
アッラ・マドリーー!!
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