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2007年7月18日 (水)

夢のシネマパラダイス290番シアター:勇気を持って小津を観てみる、、、の巻き

東京物語

E3808ee69db1e4baace789a9e8aa9ee3808fe380 出演:笠智衆、東山千栄子、原節子、杉村春子、山村聰、三宅邦子、香川京子、大坂志郎

監督・脚本:小津安二郎

(1953年・松竹・136分)NHK-BS

評価★★★/65点

内容:周吉ととみの老夫婦は、住み慣れた尾道から20年ぶりに東京にやって来た。既に成人した子供たちは初めは歓迎するが、それぞれの生活を守ることに精一杯で、次第に老いた両親を邪魔に感じるようになる。そんな中、戦死した次男の未亡人だけが親身になって老夫婦の面倒を見るのだった。やがて2人は尾道に帰るが、間もなくとみが脳出血で急死してしまう。。

“ジジババ版火垂るの墓”

に見えた自分はおかしいね。うん、おかしいわやっぱり・・

杉村春子が「火垂るの墓」に出てくる西宮のオバさんにスゴイ似てたもんだからつい。

ま、独りよがりな話はこのへんにしとくとして真面目な話、小津映画に出逢ってから約10年、といっても最初に観たのは中3か高1の時なんだけど、あれから10年。小津映画そして東京物語に初めてささやかな愛着を抱いてしまった。ヤバイ。

初めて観た時はもうホントにたっるぃーーいみたいな、、なにせあのゆったりとしたカメラと場面転換に倦怠感が押し寄せてくるわけで。映画の中でいえば、孫のみのるといさむ状態だったのです。

しかし10年ぶりに観ると、みのるといさむのなんとムカツクことよ。

お前らそれでも孫かあッ!

ジイちゃんバアちゃんがはるばる鈍行に揺られてやって来たんだぞ、それなのに何なのあの態度。金をつかませなきゃ寄ってこねぇのかよ、と怒り心頭。

、、、って、そういうお前も10年前は完全にみのるといさむだったくせにww

でも、長男の山村聰とか長女杉村春子の達観レベルまでは到底自分はまだ追いつけない。

かといいつつ紀子みたいな世話焼きでも全然ない。

じゃあ誰?となると、そう。三男で大阪に住んでいる敬三と見事にダブるわダブるわ(笑)。

尾道からさほど離れてないのに1番最後にやって来て、母の死に際を見ることもできなくてとっとと帰っていくあの男。

そう、自分はまさにあれだあの男だ。僕はズルイんです。ズルイ男なんです~。。

しかしまぁこの映画は今から10年後に観た時には、またまた別な感想と見方をしてしまうんだろうな。

自分が30半ばで観る時にはこの映画の中の誰とリンクしてしまうんだろう。

杉村春子にはなりたくねえ、と心の中で一応叫んでみる。

そして70歳くらいになって観た時はじめて周吉ととみ夫婦の気持ちというのが分かってジンワリと伝わってくるのかな。

ま、大丈夫。自分が70になってもこの映画は凛とそこに佇んでいることでしょう。

また10年後に訪ねます。待っていて下さいね。

Posted by 2004.10.20

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晩春(1949年・松竹・108分)NHK-BS

 監督:小津安二郎

 出演:笠智衆、原節子、月丘夢路、杉村春子

 内容:北鎌倉に暮らす大学教授の周吉は、婚期を逃がしかけている娘をそろそろ結婚させようとするが、娘の紀子は父を1人にはしたくないと言って結婚には乗り気ではない。しかし、周吉は自分は再婚をするからと縁談を進めていく。そして親子水入らずで過ごす最後の夜、周吉は紀子に結婚の道理を説き諭すのだった・・。初老の父親が娘を嫁に出すまでを描いたホームドラマで、いわゆる後期の小津調を確立した作品。共同脚本の野田高梧とのコンビは以後小津の遺作まで続くことになる。

評価★★★/60点

放っぽり出したい親父と、しがみつきたい娘の静かなバトル。時おり見せる原節子のギラついた目がやけに怖い・・・。

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麦秋(1951年・松竹・124分)NHK-BS

 監督・脚本:小津安二郎

 出演:原節子、笠智衆、淡島千景、三宅邦子、杉村春子

 内容:北鎌倉に住む間宮家には、28歳になる独身娘の紀子がいる。病院勤めの兄夫婦や初老の両親は、紀子の縁談についてすごく心配しているが、当の紀子はあまり乗り気ではない。ところが、兄妹のように付き合っていたやもめ男の母親から嫁に欲しかったと言われると、紀子はあっさりとそれを承諾してしまうのだった。。

評価★★★/60点

“笠智衆がス、ス、スーツを着ているーーー!!!”

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東京暮色(1957年・松竹・140分)WOWOW

 監督・脚本:小津安二郎

 出演:原節子、有馬稲子、笠智衆、山田五十鈴、中村伸郎、杉村春子

 内容:2人の娘を残したまま、母親は愛人と家出をしてしまった。娘たちは立派に成長したが、しっかり者の姉に比べ、妹は精神が安定せずつまらぬボーイフレンドの子供を妊娠し、果ては事故死してしまう。父親の暗い憂鬱な態度が一家を暗く支配していくのだった・・・。

評価★★★/55点

“軽やかなオープニング曲はいったい何だったんだ・・・”

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浮草(1959年・大映・119分)NHK-BS

 監督・脚本:小津安二郎

 出演:中村鴈治朗、京マチ子、若尾文子、川口浩、杉村春子

 内容:1934年に小津自身が監督した「浮草物語」を再映画化した人間ドラマ。嵐駒十郎一座が知多半島一帯を回って、志摩半島の西南端にある小さな港町にやって来た。座長の駒十郎と女優のすみ子の仲は一座の誰もが知っている事実だったが、実はこの土地には、駒十郎が昔子供まで生ませたお芳という女が住んでいる。子供の清は、駒十郎のことを伯父さんと聞かされていて、駒十郎は清との時間を楽しんでいた。それに気付いたすみ子は、妹分の加代をそそのかして清を誘惑させて、せめてもの腹いせにしようとするのだが・・・。

評価★★★★/80点

“若尾文子に足蹴り入れるたぁどないゆうことやねん、あの親方。このアホ!ドアホ!タバコで焼き入れてやりたい気分やわ。”

と20代の僕が言う・・・。

若尾文子初体験、、、ホレました、、、ハイ。

今ってもう70過ぎてる?たぶん。

でもホンマべっぴんやなぁ。。

あ、なんか言葉づかいまでアホとドアホしか言いよらん親方になってきてしまった・・・。

でも、小津映画の中では最も目に見える形でドラマチックだよね。キスシーンとかもそうだし。

小津映画は観ていて飽きるという人でもとっつきやすい映画だと思います。かくいう自分がそうなんだから。

ああ、、自分もあの映画の中の世界でタバコをくゆらせたいなぁ。。

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