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2007年6月28日 (木)

夢のシネマパラダイス269番シアター:グラディエーター

Gladiator 出演:ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、コニー・ニールセン、オリヴァー・リード、リチャード・ハリス、ジャイモン・ハンスー

監督:リドリー・スコット

(2000年・アメリカ・155分)2000/06/26・仙台第1東宝

評価★★★★★/100点

内容:西暦180年のローマ帝国を舞台に繰り広げられるスペクタクル巨編。ローマ帝国皇帝マルクス・アウレリウスの信頼を得ていたマキシマス将軍。しかし、新帝となったコモドゥスは自分の地位を確かなものにするため、旧勢力一掃を図り、その1番手としてマキシマス暗殺を企て、マキシマスの家族や領民を皆殺しにしてしまう。なんとか逃れたマキシマスはコロッセウムで見世物として殺しあうグラディエーター(剣闘士)に身をやつしながらも仇敵コモドゥスへの復讐を虎視眈々と誓うのだった。。アカデミー賞では、作品・主演男優など5部門で受賞。

“悠久に流れる歴史の変遷の中で人の命は影と塵にすぎないものなのかもしれない。しかしだからこそその一瞬一瞬の命の燃えたぎる鼓動が見る者の胸を熱くする。必死に生きようとする者たちの思いがひしひしと伝わってくる映画がオイラは好きだ。”

この物語は完全なフィクションといってよい。

しかし、マキシマスもコモドゥスもルキアもプロキシモもジュバも確実にそこに存在した。ある者は愛に、ある者は復讐に、またある者は野心に燃えたぎり苦悩しながら必死に“生きた”。豊穣な緑の大地、風にそよぐ麦の草原、焼け果てた戦場、灼熱の大地、荘重たる紺碧のローマ、蒼天の下にそびえ立つコロッセウムに、彼らは存在した。CGも吹き飛んでしまうほど、、、そう思わせてくれる映画だった。

プロキシモはマキシマスに向かって人の命は影と塵に過ぎないんだ!と叫ぶ。

たしかに偉大なローマという夢と歴史、そしてその壮大な世界においてはそうともいえるのかもしれない。蛮族への勝利を重ね偉大なローマという夢を体現していきながらも、その勝利に常にむなしさを感じながら死んでいったマルクス・アウレリウス帝のように・・・。

また、それを暗示するように、流れる稲妻や早く流れる雲といった時空が流れていくシーンもいくつか挿入されているのも見逃せない。

しかし、マルクス・アウレリウス帝にしても一方では、後世の歴史にどのような評価を下されるのか苦悩しながらローマのために一生を捧げ闘った。そしてその命は燃え尽きた。

同じようにマキシマスも、そしてコモドゥスも闘った。家族のために、野心のために。

そして、あしたのジョー風にいえば、真っ白な灰になって燃え尽きたのだ。2人の燃えたぎる燃焼力が尽きるまで。

その燃焼力はすさまじいものがあった。まさに命がメラメラと炎を上げて燃えていた。

CG吹き荒れる映画に飼い殺されるのではなく、確実にその中で“生きて”“存在して”いた。そう思えた。

そう思えたのは、まさに映画的かつ舞台的ともいえるようなオーソドックスな演出に拠るところも大きい。

例えばラストのマキシマスとコモドゥスの決闘シーン。

青い空の下。赤い薔薇の花で埋めつくされたコロッセウムの場内。黒い鎧を身に纏った皇帝親衛隊が円形に取り囲む。その中で黒味のマキシマスと白服を纏ったコモドゥスが闘う。

この壮大な舞台と色の対比が実に素晴らしかった。ベタベタなんだけども。

マキシマスとジュバが、家族が待っている天国へといつかオレたちも旅立つんだろうな、と語り合っているシーンの言葉、、「いや、まだ(天国へは)行かない。」「そうだな。まだだ。」「そう、まだだよ・・・」「まだだな。」「まだだ・・・。」と噛み締めるように発した言葉と表情が忘れられない。

俺も、、まだだ。

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スパルタカス(1960年・アメリカ・198分)NHK-BS

 監督:スタンリー・キューブリック

 出演:カーク・ダグラス、ローレンス・オリヴィエ、チャールズ・ロートン、ピーター・ユスティノフ

 内容:ローマ帝国時代、反乱軍を組織して大将軍クラサスに立ち向かった奴隷スパルタカスの物語を、奇才キューブリックが映画化した歴史ドラマ。ローマ正規軍との戦いに敗れたスパルタカスは、捕らえられて磔にされてしまう。だが、スパルタカスはクラサスの強圧的な権力に逆らって逃亡し、奴隷たちによる反乱軍を組織して政府軍と戦い、勝利を収めていくのだった・・・。権力に反発し、のし上がっていくスパルタカスの姿が、カーク・ダグラスの不屈の俳優人生と重なり話題を呼んだ。

評価★★★★/80点

“I’m SPARTACUS!”

エンドロールが流れるまでキューブリックが監督してたとは思いもよらなかった。

それもそのはず、70ミリの歴史大作の王道もので、なおかつその内容は自由を求める反権力を真正面から描いた分かりやすすぎるくらい分かりやすい正統派作品ときたもんだ。

たしかに反権力や反骨精神というのはキューブリックを貫く思想ではあるのだけど、シニカルで冷ややかな視点というフィルターを常に通しているのがキューブリックのキューブリックたるゆえんなのであって、そのフィルターを完全に取っ払ったこの作品は、キューブリックの他の作品からすれば完全な異端といえるだろう。

そういうこともあってかキューブリック自身が、この映画は自分の監督作ではないとまで言い続けていたらしいけど、キューブリック映画につきものの難解さとは真逆の分かりやすい映画という点で個人的には見やすくて面白かったし、完成度も非常に高く見応えも十分で200分があっという間に過ぎていった。

スパルタカスをはじめとする奴隷たちが延々とアッピア街道の両脇に生きながら磔にされている光景、そして虫の息のスパルタカスに対し妻が「お願いだから早く死んで。」とせがみながら馬車で走り去っていくラストシーンだけが唐突にキューブリックらしかったが、なんとも無常観漂う締め方で印象的だった。

「I’m スパルタカス!」「I’m スパルタカス!」と叫んで立ち上がる仲間たち。映画史に残る名シーンだったな。

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ベン・ハー

Image30出演:チャールトン・へストン、ジャック・ホーキンス、ヒュー・グリフィス、スティーブン・ボイド

監督:ウィリアム・ワイラー

(1959年・アメリカ・240分)リバイバル上映2002/02/05・テアトル銀座

評価★★★★★/100点

内容:キリストが誕生した頃、ローマ帝国の支配下にあったエルサレムで、ユダヤ人名家の長男ベン・ハーはローマ軍の指揮者となった幼友達メッサラと再会する。が、ベン・ハーは赴任したばかりの総督へ反逆したという冤罪を着せられ、メッサラに口添えを頼むがかなわず遺恨を残して決別。一家もろとも反逆罪に問われ、奴隷となってローマ軍船へ送られたベン・ハーは、その後艦隊司令官の養子に迎えられローマきっての剣闘士となるまでにいたる。そして彼は宿敵メッサラへの復讐に挑むのだった。。。古代ローマの大競技場を再現した実物大セットで繰り広げられるベン・ハーとメッサラの命を懸けたチャリオット(二輪戦車)競争シーンは圧巻!アカデミー賞では、作品、主演男優、監督賞など11部門を受賞。

“この映画のスゴイところは壮大なスペクタクルだけではない。そのスペクタクル要素が宗教的な深遠の淵にまで行き着くことこそが最も衝撃的な凄さだといえる。それがこの作品を偉大というべき位置にまで高めているのだ。”

非情な憎悪、激烈な苦難、数奇な運命、仁義なき戦い、壮絶な勝負、神の奇蹟、これらを壮大なスペクタクルの中に描き出すことはそこら辺にある凡百の史劇でもできる。

しかし、この映画はそれに加えてキリストの誕生から救済・復活までの物語をうまく織り交ぜていき、それをラストで一気に収斂させる。

それまでのベン・ハーの物語に厚みを持たせる程度の、あるいは従属するくらいの飾り物程度の物語だと思っていたキリストの物語に、ベン・ハーの物語が終盤完全に吸収されてしまうのだ。

まさに聖書の域にまで達しているといっても過言ではない出来であると思う。

思えばこの映画の冒頭はキリストの誕生を暗示する夜空に輝く1つの光る星であった。そしてラストはゴルゴダの丘の十字架を写して終わるのだ。

これは凡百の史劇にそう容易くできる芸当ではない。

確実に言える!これぞ映画だ!と。

2007年6月24日 (日)

夢のシネマパラダイス264番シアター:往年名作劇場4番館

第七天国(1927年・アメリカ・119分)NHK-BS

 監督:フランク・ボーセージ

 出演:ジャネット・ゲイナー、チャールズ・ファレル、アルバート・グラン

 内容:第一次世界大戦前夜のパリ。水道清掃員のシコーは、地下水道で朝から晩まで日の光も見ずに働いていた。彼は貧民街にある下宿屋の7階の屋根裏部屋に住んでいて、そこを第7の天国と名付けていた。そんなある日、シコーは、実の姉にムチ打たれて倒れていた若い女性を助ける。2人は恋に落ちるが、第一次大戦の暗い影が忍び寄っていた・・・。

評価★★★★★/100点

“無駄のないストーリーテリング!完璧なカット割り!流れるカメラワーク!そして忘れるわけにはいかないジャネット・ゲイナー!天国?これはもう天国を突き抜けちゃってるよ。まさにBon Dieuの領域に達している映画だ。”

とにかくこれほど完璧なカット割りを僕は今まで1度も見たことがない。

1カットの静止画1枚だけで全てを読み取ることができる。ちばてつやのマンガ「あしたのジョー」と比べるのもあれだけどマジにスゲェよ。

戦場シーンでは目まぐるしくカットバックを取り入れたり、第七天国に至るまでの趣向を凝らした工夫なども見逃せない。

映画で表現するということ、それを見るということ、なんか映画というものの初心に戻らさせてもらいました。

映画の教科書だね。

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天井桟敷の人々

2005012f102f772fa0016177_13423412 出演:アルレッティ、ジャン=ルイ・バロー、マリア・カザレス、ピエール・ブラッスール

監督:マルセル・カルネ

(1945年・フランス・195分)2005/01/16・シネリーブル池袋(リバイバル上映)

評価★★★/60点

内容:マルセル・カルネが3年余りの歳月を要して完成させた大作で、世界の映画史上でも最高傑作の1つとして数えられている群像ドラマ。第1部「犯罪大通り」と第2部「白い男」の二部構成となっており、1840年代、ルイ・フィリップ統治下のパリ繁華街を舞台に、パントマイム役者や女芸人など様々な人々が織り成す人生模様が描き出される。

パリの通称「犯罪大通り」と呼ばれるタンプル大通りの見せ物小屋で裸を売り物にしている女芸人のガランスは、バチストというパントマイム役者と知り合いになった。バチストは彼女に恋をするが、小悪党のラスネールや俳優ルメートルも彼女に恋している。やがてガランスはバチストが出演しているフュナンビュール座に出演するようになるが、彼女の美貌にモントレー伯が熱をあげる・・・。

“今まで3回挑戦していずれも途中で集中力切れの憂き目に・・・”

フランス映画復興の第一歩となった作品であることも、戦時中に作られたにもかかわらずその第一歩が戦争とは何も関係ない人間模様を題材とし、しかもルネ・クレールから連綿と続いてきたフランス映画伝統の手法をしっかり引き継いでいるというマルセル・カルネをはじめとする作り手たちの心意気も重々承知しているつもりなのですが。。

なんでだろう、いつも途中で集中力がプッツン切れちゃうんです。

ホントに戦時中(クランクイン43年8月~クランクアップ44年6月)、しかも大戦真っ只中に作られたのかと目を疑ってしまうくらいあまりにも完璧に出来過ぎているのがなんだか逆に物足りないというか。。

なんだかスゴイ不条理でわがままな見方なんだけども。でもほとんど壊滅状態に追い込まれていたヨーロッパ映画界からいきなりこれってあり??

もちろんそれは不屈の闘志の賜物であることは間違いないんだろうけど、その苦闘やら感動が実感として伝わってこないんだよね完璧すぎて。

どうすればこんな映画が生み出されるのか、聞くところによると撮影中に謎の失踪をとげた役者さん(ナチス協力者として疑われていたらしい)もいるそうだけど、そんな撮影の舞台裏の方にすごく興味が向いてしまう。

映画を見ている間、なぜこんな大作がいとも容易く(そのように見えてしまう)作られちゃうんだろうと興味津々だったのだけど、ま、プロの意地と役者魂ってところなのでしょうかね。

またいつか再挑戦したいと思います。

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必死の逃亡者(1955年・アメリカ・112分)NHK-BS

 監督:ウィリアム・ワイラー

 出演:フレドリック・マーチ、ハンフリー・ボガート

 内容:インディアナポリス郊外の中流サラリーマン一家のもとに3人の脱獄囚が押し入ってきた。彼らが逃亡資金を得るまで家族を人質に取られたダンは、何事もないように振る舞わなければならない。やがて脱獄囚たちは新たな事件を起こし、その所在を警察に知られてしまう。警察の非常線に囲まれた家の中で繰り広げられる緊迫のドラマ。。。実際に起こった事件をもとに、脱獄囚と一市民家庭との間に生じるドラマを描いたサスペンス映画。

評価★★★/60点

“ホントに必死かぁ・・w?”

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突撃(1957年・アメリカ・86分)NHK-BS

 監督:スタンリー・キューブリック

 出演:カーク・ダグラス、ラルフ・ミーカー、アドルフ・マンジュー

 内容:フランス軍連隊長の大佐は、司令官の無謀な作戦命令を受けて、突撃を決行しなければならなくなった。そして、将兵たちは泥まみれになって砲弾の嵐の中を突撃!・・・・が案の定ものの見事に失敗。がしかし命令を下した当の司令官はその失敗責任を部下に押し付けてしまうのだった。。

評価★★★★☆/85点

“「戦争するんだったら、その国の指導者が囲いの中で殴り合ってやればいいんだ。」”

「西部戦線異状なし」での名セリフだが、この映画でも誰かがこのセリフをしゃべりそうな雰囲気がある。

それにしてもこれ、キューブリック作品とは到底思えん。。

こんな正統路線のセンチメンタリックな反戦映画を撮ってたなんて。

しかし、ベトナム以前にこういう反戦映画を作るというのはやはりさすがとしか言いようがない。

兵士はただの兵隊アリにしか過ぎないという戦争の不条理さ。無力さ。さらに軍隊そのものが持つ欺瞞性。

反戦映画に欠かせないこの2点が今作品で確立されたといっていいと思う。

例えばミロー将軍が通信電話で突撃命令を下すやり取りは、「シン・レッド・ライン」でニック・ノルティがそっくりそのまま同じやり取りをやっているし。

後の映画に与えた影響も大きいのかな。

2007年6月22日 (金)

夢のシネマパラダイス258番シアター:ジョンQ-最後の決断-

38005222 出演:デンゼル・ワシントン、ロバート・デュバル、ジェームズ・ウッズ、アン・ヘッシュ

監督:ニック・カサヴェテス

(2002年・アメリカ・116分)初見2002/11/07・銀座ガスホール

評価★★/40点

内容:工場で働くジョンの息子が心臓病で倒れ、手術が必要と判断された。しかし、ジョンの保険は会社が勝手に内容を変更していたため適用されず、病院からは退院勧告が出された。我慢の限界に達したジョンは、病棟を占拠し、息子の手術を要求するのだが・・・。アメリカの医療制度のひずみをえぐったD.ワシントン主演の社会派ドラマ。

“これってコメディなのか?と思わせるならまだ許せるが、これってヤラセかよっと思わせたこの映画の罪は重い。”

会社に半日勤務にさせられた挙句、勝手に保険まで変えられ、手術しようにも保険は下りないわ、たらい回しにされるわで親父の怒りも沸点到達!病院殴りこみ!

ここまでの展開はよくありがちだし、リアリティもなきにしもあらずなのだが、問題は病院占拠後。

なんだか銀行に銀行強盗が入るのと同じじゃんみたいな展開に、なぜに病院である必要があるのだ?と思わずにはいられなかった。

ただ単に銀行という舞台は今までよく使われてきたから、珍しいってことで病院がええんちゃうという軽率な考えに及んだとしても仕方のない出来。

もう途中から笑ってごまかすしかなかったけどね僕は。

とにかくあまりにもエンタメ方向にブレすぎていて、何度も言うようだけど、なぜ病院なのかというもともとの目的意識がもの凄くおざなりになってしまい、結局捨て去られちゃっていると感じたわけです。

その目的意識とは、病院を含めた医療、保険制度、またその業界に対する現実的な批判であるはずなのですが。。

しかし、その本来あるべき目的意識がすっかり骨抜きにされてしまい、あとに残るものは、それらしく見えるが実は虚構でしかない箱庭という空間と、その中で繰り広げられるなんともあざとい演出と演技だけなわけで。

しかしまあ、ものの見事にそれらだけが白日のもとに晒されちゃってるという、、これをヤラセといわず何といえばよいのか。。

だって冒頭の自動車事故をあそこまで引っ張るかね普通・・・。長っげえ伏線ッ(笑)。その上抑えの切り札として使うところがホントにあざとい。フツー抑えの切り札を先発で使うか?

しかも作り手の方もそのあざとさは百も承知なわけでしょ。だからあんなスローモーションなんかでデコレートまでしてわざわざ冒頭にもってくる。

ああ、まったくなんということだ、2重の意味であざといよ。

んで真顔で「血液型はBネガティブです!」ときたもんだ。

もうね、、笑うしかないっしょ。

病院院長レベッカ・ペイン(アン・ヘッチ)のいきなり落涙&心境の変化しかり、拳銃自殺を図ろうとしたのに安全装置外すの忘れてたジョンしかり。

この映画そのものにこそ神の救いの手が必要なのではないでしょうか。。

2007年6月18日 (月)

レアル・マドリー狂想曲第34番:レアルマドリー!4年ぶり30回目のカンピオーネ!!

39_m5325853 まずは一言。。

我が愛しのレアル・マドリー優勝!!!

4シーズンぶり30回目の優勝なのだぁッ。そうなのだぁッ!

(●*>П<p喜q)*゜・。+  (@´∀`p★)゜*。+゜★ワーイ!パチパチ!

いやあ、ホント嬉しくて嬉しくて狂い咲きそうだよ。

もう焼くなり煮るなり食うなりどうにでもして頂っ戴。ハハハハ。

ホントにありがとうマドリー。

今日も、前半1点リードされて、バルサが3-0で前半折り返した時点で、もう今日こそは奇蹟起こらず・・・なのかとあきらめかけた。。

ファンニステルローイが前半で負傷交代した時、、、後半途中でベッカムがベンチに下がった時、、、正直オイラはあきらめかけた・・・。

ベルナベウの電光掲示板を意図的に消して残り時間と他会場の途中経過を一切知らせないようにしたレアル。祈る祈る心の底から祈るッ。

そして、遂に、ベッカムに代わって入ったレジェスがレジェスがーレジェスがーーレジェスがーーーホセ・アントニオ・レジェスがががーーーッ!

07a92d02b011c6930549eeeb04fda5d1 後半23分にイグアインの左からの折り返しを決めた!

そして押せ押せのレアルが、あと1点取らなければならないレアルが遂に・・・

マリ代表で帰国してたけど急遽FIFAに認められてトンボ帰りで戻ってきたディアッラがディアッラがーディアッラがーーディアッラがーーーマハマドゥ・ディアッラがーーーッ!

後半35分にCKからドンピシャヘッドで決・め・た・の・よ!ホイッ!

神イケル・カシージャス男泣き!

オイラはもちろんもらい泣き!つд`)・゜・。・゜゜・*。ウゥウ・・・感動。。

そして祭りは続くぜどこまでもーー。

C47aafdf43575b6d847160f9a085d9f1 後半38分にレジェスがまたもやとどめのゴラッソ・デラ・ホルナーダーーーッ!!!

優勝確信!

熱狂とフィエスタに包まれるサンチャゴ・ベルナベウ。

まだ試合終わってないのにピッチに入って喜んでるファンニステルローイ(笑)。

笑顔のベッカム。

一方ピッチではサルガドが、レジェスが闘争本能剥き出しで喧嘩も辞さず。

熱すぎるゼ!お前ら!

ヤベ、、ウレシ涙で画面が見えない。。唇がブルブル震えて。。。

オレは今モーレツに感動している。。朝っぱらから・・・。

そして後半ロスタイム3分が過ぎ、、笛が鳴る。

しかし、笛が鳴る前に既にカペッロはシャンパンまみれ(笑)。

4年。待ちに待ったリーガ優勝!観戦に来ていたトム・クルーズも大喜び。ついでにナダル(全仏テニス優勝プレーヤーで大のマドリディスタ)は涙目。それ見てオイラも泣く。。

Bd51ae031240a6b40cd08493fa6f3fd2_1 ベッカムはユニオンジャックを、カンナバーロはイタリア国旗、ディアッラはマリ国旗、ラウルはスペイン国旗にマドリーのロゴをあしらった物を身に纏って大はしゃぎ。

ベルナベウ大はしゃぎ!

85d501df4d94c6f6d7b859b5b78553f7 カペッロ胴上げオメ。

来季も続投だな。おそらく。

そしていかにも金かけてそうな優勝セレモニーでは、壮観なベルナベウの光景に息をのむ。

選手一人一人が呼ばれてセンターサークルに集まって、最後の2人はもちろん今シーズンかぎりでレアルを去るベッカムとロベカル。

と、ここでWOWOW放送終了・・・・なんでやねんッ。

優勝トロフィーとかシベーレス広場までのパレードとかシベーレス広場でのフィエスタとか見たかったよー。

でも、本当にありがとう。ありがとうレアル・マドリー!

来季もサッカーは続いていきます!

アッラ・マドリーよ永遠に!!

2007年6月17日 (日)

我が愛しのアクセラ無事に6ヶ月点検終了!

C25582a 我が愛しの愛車マツダ・アクセラスポーツが本日無事に6ヶ月点検を終了致しました。ヤッター!

走行距離はまだ1700kmしか走ってなくて(笑)、マツダの担当者にもビックリされたんだけど、これでも毎日欠かさず乗ってんねんで。

ただ家から職場までわずか2~3kmしかないというある意味悲しい現実が・・・。

もっと乗りてーー^^^ッ!!!

高速道をブッ飛ばしたいし、ドライブもっとしたいよ、、グス。。

なにより当のアクセラ坊主が走りたくて走りたくてウズウズしてるのが手に取るように分かるというのがツライ。ゴメンよアクセラ。

ところで、お話は変わるけど、近ごろビツクリしたことがあって。

CMとか新聞広告でスバルのインプレッサが驚きのビジュアルチェンジを果たしたのを目にするんだけど、、これってあからさまにアクセラのマネじゃん!

後ろのフォルムなんか見た瞬間に、あれっ?アクセラじゃん?みたいな。

でもよくよく見ると違くて、特に前とか横から見たときの今回の新型インプレッサははっきりいってアクセラの足下にも及ばない(笑)。

いや、これ対抗意識とかじゃなくて、純粋にそう思うんだけど、今回のインプレッサはデザイン的にもなんだかズングリムックリしているというか、まぁ前の典型的ワゴンというようなデザインよりはマシだけど。

フォルクスワーゲンのゴルフに対抗して欧州で高い実績を積み上げているアクセラが日本市場におけるハッチバック競争に火をつけたことが、今回のインプレッサの改良によっても如実に分かる事態になってきたけど。

まぁオイラも半年前に新車を買うときに最終候補に残ったのが第1希望アクセラスポーツで第2希望がインプレッサスポーツワゴンだったわけで、最終的には値段はインプレッサより高いけど、デザインや走りなど全てにおいて上回るアクセラ、そしてオイラの五感をビビビッと刺激し続けるアクセラを買うことに決めたわけで。

今はアクセラを買って本当に良かったと思ってるし、満足度はもろに100%に近いからね。これマジに。

マジでアクセラをまだよく知らない世の人々にアクセラの良さを広めたくて知ってもらいたくて仕方ないもん。

トヨタのオーリス、ブレイド。日産のティーダ。そしてスバルのインプレッサ。ホンダならシビックあたりか。これらがアクセラのライバルってとこなのだろうけど、当のアクセラはこんな奴等は眼中にないから(笑)はっきりいって。

アクセラの真のライバルはフォルクスワーゲンのゴルフなのよ。

価格差は100万円。

ゴルフより100万安いアクセラが欧州でハッチバック市場を席巻しているというのは、その価格の安さだけではなく、走りとデザインスタイルでおよそ対等にゴルフと渡り合えていることにもよると思う。

まあ前記のライバル車と比べても、アクセラはデザインスタイルでいえば、前・横・後ろ・斜め前・斜め後ろ、、要は360度どっから見てもその斬新かつスマートなフォルムデザインでは1番カッコいいと思う。

オイラはこのデザインの良さからまずはアクセラに入っていったたちで、その後に試乗してみて、その走りの良さと乗り心地の良さに驚愕してしまったのだけど、我がやんちゃなアクセラ坊主に同僚とか友達を乗せると、みんな一様に最っ高ーー!クールでカッコいいし、乗り心地も最高!!

て捨て台詞を残していくんです(笑)。

アルファロメオを今度買う友だちも、最初はマツダということで身構えていたけど、いざ見せて乗っけてみたらベタ褒めされちゃったし。

正直今までオイラの周りでアクセラの悪口やネガティブ発言をいまだかつて聞いたことがない。

何度も言うようだけど、走り心地とか乗り心地、外観などでは前記のライバル車の中ではアクセラが1番断然良いです!

これはホントマジで断言できます。

ただ価格第1で考えるならば、アクセラよりも安いインプレッサになるのだろうし、車をただ単に乗り物という“道具”として見るのならば、アクセラじゃなくてもいいのかもしれません。

でも、アクセラに乗ると、そしてアクセラを見てると、アクセラを持つと、車がただの乗り物じゃなくなるのね。車を運転するという楽しみというのかな、とにかくアクセラが創り出す時空間の中で十分に楽しめるという、他では味わえない快感と優越感に浸れるのだから。

だからオイラはあくまでもアクセラを薦めますね。

さて、ここまではベタにベタ褒めしてきたけど、ちょっと悪口も言ってみよっか。

まずは、以前オイラが乗ってたのが車高がバカ高いRVRだったからなのかもしれないけど、アクセラは車高がやけに低いわけ。

すると、小石を巻き上げた時のものなのか、それとも以前にも言った黄砂による影響なのか、傷が付きやすいかもね。

オイラのアクセラ坊主は右後方ドアの下に薄い引っかき傷みたいなのが見つかって、原因は分からないけど。

あと、オイラ買ったのってボディ色がオーロラブルーなのだけど、けっこうブルーって傷とか埃や雨の汚れが目立っちゃうんだよね。

昨日久々に洗車したら、すっげえピッカピカになって、本来のオーロラブルーの深い蒼が出てきて驚いちゃったもん。おいおい・・・キレイにしとけよ。。

ハイ。オイラが怠慢なだけでありました。。スミマセン。

あとはオイラが乗ってるのは1500ccタイプなのだけど、4速だから、あえて走りでいえば発進時から速度にノッてくるところがやや違和感ありかなとは思う。

あとは内装、特にオーディオのとこなんかは単調すぎるかも。

それくらいかなぁ。

それらを踏まえて最後にもう一度宣言します。

アクセラは最高だーーッ!!!

2007年6月15日 (金)

夢のシネマパラダイス250番シアター:コレリ大尉のマンドリン

Captain 出演:ニコラス・ケイジ、ペネロペ・クルス、ジョン・ハート、クリスチャン・ベール

監督:ジョン・マッデン

(2001年・アメリカ・123分)初見2001/10/01・丸の内ピカデリー1

評価★★☆/45点

内容:第二次大戦下、ドイツ・イタリア両軍の占領下にあるギリシャのケファロニア島。人生と音楽をこよなく愛するイタリア軍のコレリ大尉は、持ち前の陽気さと誠実な態度で島の人々と心を通わせていく。その地で、彼は美しい女性ペラギアに惹かれていくが・・・。

“抑揚が全く無く、リズム感に欠ける単調な旋律に何ら心動かされることがない凡作。”

「恋におちたシェイクスピア」を撮った監督の作品とは到底思えない仕上がりに落胆してしまった。。

とにかくいったい何なんだこの単調さは・・・。

この映画を曲調に例えていうならば、サビがないじゃんと。。

AメロBメロの単純な繰り返しにしか感じられないのですよ。単調さゆえ、いつの間にか始まっていつの間にか終わってしまって心に何も残るものがない。

いつの間にかペラギアの所にコレリ大尉が下宿を始め、いつの間にか2人は恋愛関係になり、いつの間にか2人は簡単にディープキスをし、いつの間にかイタリア兵が皆殺しにあい、いつの間にか大地震が起き、いつの間にかジ・エンド、、、ホントいつの間にか、なんだよねぇ。。

いつの間にかといえば、パルチザンに走ったマンドラスもいつの間にか消えちゃってるし・・・。何なんだこりゃ。

「恋が燃え尽きて愛になるのだ!」ということをペラギアの親父だったかがペラギアに熱く語ってたけど、この映画のキーワードあるいはコンセプトってまさにこの親父の言葉そのものっしょ。

なのに燃え尽きるほどの恋をこの映画が描いているとは全く思えないわけで。

オイラがこの映画のテーマを見誤ってしまったのか。

まぁそれ以前にイタリア軍が島の街を進軍していく序盤のシーンで、「2時の方角に美女発見!敬礼!」とN.ケイジがペラギアに向っていつもの張り切り演技でほざいてる時点でなんかこの映画怪しいゾ・・・とは思ったんだけど。なんだか空気がちゃう映画だゾこれ、、。

そう思って観ていくと銃殺シーンなどシリアスな場面もけっこう多く出てくる。

なんだかかみ合ってるんだかかみ合ってないんだか分かんないような空気にオイラもどう観ればいいのか戸惑ってしまいました。。

それ以上にもしかしてN.ケイジも戸惑っていたのかな。だって全然燃え尽きてないもん。

やっぱ完全燃焼したN.ケイジを見せて終わってくれないとこっちも不完全燃焼のまま終わっちゃうんだよなぁ。N.ケイジの映画は特にね。

ま、この映画ではニコラス・ケイジが悪いというよりも監督の方に落ち度があることは明白なのだけども。

あとついでに言わさせてもらうと、マンドリンと銘打ってるくせに音楽がほとんど心に残らないのも致命的だよね。

2007年6月10日 (日)

夢のシネマパラダイス247番シアター:アニマトリックス

3818 声の出演:キャリー=アン・モス、キアヌ・リーブス

監督:アンディー・ジョーンズ、前田真宏、渡辺信一郎、川尻善昭、小池健、森本晃司、ピーター・チョン

(2003年・アメリカ・101分)ヴァージン・シネマズ

評価★★★/65点

内容:「マトリックス」の世界を、世界のクリエイター7人がそれぞれに解釈してアニメ化。9つの短編はアナザーワールドを表現していながら、同時にシリーズ全体をつなぐ役目も担っている。ウォシャウスキー兄弟も4本の脚本を担当している。

“創造主の兄弟と七人の侍の戦いか馴れ合いか!?そして七人の侍は刺客か従者か!?”

映画マトリックスの世界をより強固にし、映画には入りきらない設定や要素、イマジネーションを描きこむアニマトリックス。

しかしその前提に立った上で、個人的にはアニマトリックスを観るにあたって、映画「マトリックス」の世界観をただなぞるだけでは何の面白みもないと思ったし、いかにマトリックスの世界という規制ファクターをブチ破り自らを解き放っていこうとするか、その反発力=個性ファクターが重要になってくると思ったわけで。

それがアニマトリックスを観るにあたっての自分の評価スタンスということになるし、1番興味があるポイントだった。

ようするに、「マトリックス」の世界をただ補完するためだけの作品にはなってほしくないという気持ちが大きかったし、アニマトリックスが9話からなるオムニバス形式をとっていることからも、なおさら個性ファクターが重要になってくると思ったわけです。

しかし、「マトリックス」の世界を完全に逸脱してしまってはアニマトリックスではなくなってしまうし、一方では「マトリックス」の世界に完全に飲み込まれてしまってもこれまたアニマトリックスではなくなってしまうと個人的には思うわけで、その規制ファクターと個性ファクターのバランスが難しいのだけども。

ようするにその評価のしどころも非常に感覚的なものにならざるを得ないわけで、しかも9本の短編ときたもんだし・・・。

ということで、いざアニマトリックスの世界へと歩を進めていった自分がそこに見たものは、、、ヤバイ、兄弟に完全に支配されている。それが見終わった後の第1印象です。

まあ製作過程からしても当然といえば当然なのかもしれないし、なんてったって創造主だからなぁ。。

七人の侍は各々もともと切れ味鋭い武器を持っているんだけど、創造主の鶴のひと声にかかれば矛を収めざるを得ないのか、、、中にはハハァーッとひれ伏してるヤツまでいる。誰とは言わないけど・・・。

しかし、一方では矛を収めてはいるものの、機を見計らって切り込んでいこうとしてるヤツもいる。特に「WORLD RECORD」と「BEYOND」からはそういうオーラを感じたな。

前者はとにかく今まで見たこともないような人物造型に驚くとともに、「マトリックス」の世界とは別格のカッコ良さにまで転化していると思ったし、後者に関しては「マトリックス」の世界と大人が忘れてしまった、大人が感じることができない子供の世界とをリンクさせて描いているところに非常に唸らされました。

あとまあ惜しい線いってたのが、「KID’s STORY」と「MATRICULATED」かなあ。

各話の評価については以下の通りでッス。

FINAL FRIGHT OF THE OSIRIS・・・★1

THE SECOND RENESSANSE PARTⅠとⅡ・・・★3

KID’s STORY・・・★3

PROGLAM・・・★2

WORLD RECORD・・・★4

BEYOND・・・★4

A DETECTIVE STORY・・・★2

MATRICULATED・・・★3.5

総合★3

 ------------------------

(おまけ)

幻魔大戦(1983年・日本・135分)NHK-BS

 監督:りんたろう

 声の出演:古谷徹、小山茉美、原田知世、池田昌子、林泰文、美輪明宏

 内容:10億年の昔から大宇宙を破壊し続けてきた邪悪な宇宙エネルギー“幻魔”が、地球に接近しつつあった。善の象徴である宇宙の意識体“フロイ”のメッセージを受け取ったトランシルバニアの王女ルナは、サイボーグ兵・ベガと共に全世界の超能力者の力を結集して、地球を守る戦いを開始する。。

評価★/20点

臭くてクサくてどうにも身体が受けつけない・・・。

アニメキャラがクサイ台詞を吐いたり、クサイ演技をするというのはよくあることだが、これはあまりにも酷い。

果物の王様ドリアンなみに臭い。いや、世界一臭いスウェーデンの塩漬けニシンの缶詰め以上に臭い。

もうオープニングに出てきた陳腐な女預言者が踊りながらクッサイ台詞吐いてる時点でもうダメだったもん・・・。

しかし、大友克洋をはじめとして森本晃司とか川尻善昭とか今からしたら錚々たるメンバーが参加してるんだけど。やっぱ1番の問題はりんたろうにあったか・・(笑)。

レアル・マドリー狂想曲第33番:レアル優勝までマジック1!!

スペイン、リーガ・エスパニョーラ第37節。

首位我が愛しのレアル・マドリー勝ち点72、2位宿敵バルサ勝ち点72(クラシコ2試合の結果レアルが上回る)、3位セビージャ勝ち点70の3チームに絞られた優勝争いは残り2試合になっても決着がつかない史上稀に見る大混戦となっている。

欧州各国リーグで優勝が決まっていないのは、このスペインのみ。

そんな中で本日、熱闘の第37節が幕を開けた。

レアルはアウェイ、ラ・ロマレダでUEFAカップ出場権を狙う5位サラゴサと、バルサはホーム、カンプノウでエスパニョールと、セビージャはアウェイでマジョルカと対戦。3チームともに勝ち点3をあげることが至上命題となったこの3試合は同時開催。

ハラハラドキドキの90分が幕を開けた。

3b95e5711af574c155816bafc873427b ここからは時系列ごとに列挙していくが、心臓がはち切れそうな90分だった、、アヘアへ。

まず試合が動いたのはカンプノウ。

前半29分にエスパニョールのタムードがゴールを決め、エスパニョール先制!

即刻ラ・ロマレダの掲示板に表示されるカンプノウの途中経過を見てマドリディスタたちが歓喜の声を挙げる。もちろんオイラもテレビの前でガッツポーズ!!

だってバルサの鉄板試合間違いなしと思ってたので、まさかエスパニョールが先制しちゃうとは。

、、が驚きの喜びもつかの間、ラ・ロマレダで試合が動く。

サラゴサの監督ビクトル・フェルナンデスが標榜するアタッキングフットボールの今季の集大成と銘打って臨んだサラゴサは試合開始から、攻撃的サッカーを展開し流れをつかみ寄せたが、レアルもなんとか呑まれずに持ちこたえていた。

しかし、前半32分、エルゲラがペナルティエリア内でハンドを犯し、PK。。。

D19c2fd8903cefce1974ab768f171db4 これをディエゴ・ミリートが冷静に決めサラゴサ先制。

レアルにとってはアウェイで痛恨の失点となった。

バルサが勝つことは戦前から予想されていたことであり、勝ち点で並んでいることからすると、レアルは引き分け勝ち点1でさえも許されない状況、、、その中で先に失点してしまう・・・。あと2点取らなければ・・・。

でもバルサも0-1で負けてるし、このままいけば両者負けて痛みわけか、、、と思いきや、カンプノウで前半43分メッシのゴールでバルサが1-1の同点に追いつくという情報が・・・。

そして前半終了。

サラゴサ1-0レアル、バルサ1-1エスパニョール、マジョルカ0-0セビージャ。

このまま後半も終えると1位バルサ勝ち点73、2位レアル勝ち点72、3位セビージャ勝ち点71となる。

ヤバイ、、ヤバイぞレアル。。

そして運命の後半45分が開巻!

カペッロは後半開始からラウル→イグアイン、エメルソン→グティと2枚代えを強行し、流れを変えようとする。なにせ2点取って逆転しなければならない、あるいはこのままカンプノウでバルサが1-1のまま終わる可能性を考えればレアルとしては最低1点取って1-1に追いつきたいところ。でもレアルが1-1、バルサも1-1で終わって、セビージャがマジョルカに勝つと3チームが勝ち点73で並ぶんだよな、、、どうなるんだこの場合・・。

ああ、、、もう頭がグッチャグチャや・・・。

と、後半12分にセルヒオ・ラモスのセンタリングをファンニステルローイがヘッドで決めて1-1の同点に追いつく!!

よっしゃーー!

、、、、えっ???

と、ここでまたもやカンプノウからニュースが・・・。

なんと同じ後半12分にメッシが神の手ゴールで2-1と逆転してしまったのだ・・・。

あ゛あ゛、、これでレアルは正真正銘あと1点取って勝たなければならなくなった。。ハァ。

しかし、サッカーの神はレアルに苛酷な運命を迫っていく。

後半19分。

アイマールがドリブルで強引に中央突破、グティを蹴散らし、中盤の番人ディアッラの壁をすり抜けバイタルエリアに侵入してしまい、ディエゴ・ミリートへ必殺スルーパスを送る。これを憎いばかりの冷静さで決め、2-1でサラゴサが突き放してしまった。。

正直、この時はさすがのオイラもあきらめかけたね。。今回ばかりは奇蹟を起こせないか・・・。

レアルは後半21分にロビーニョ→レジェスで必死に攻める。ベンチでやるせない表情を浮かべる主将ラウル。叫ぶカペッロ。言葉にならないオイラ。。

しかも足首の怪我をおして出場したベッカムが芝に足をとられ、ピッチ外に出てしまう。

もう交代カードは使いきった・・・。

サラゴサ2-1レアル、バルサ2-1エスパニョール、マジョルカ0-0セビージャ。

ああ、最後はやっぱりバルサか・・・。

しかし、、残り5分で劇的ドラマを演出してきたレアル劇場が開巻する!

ベッカムが足を引きずりながら意地でピッチに戻り、最後の力を振り絞る。

そして、それは起こった。

F9cf9079a3fdd2fd6025edc72ce9a6e2 後半44分。

グティがロングスルーパス!これがものの見事に左サイドを駆け上がったロベカルに通り、ロベカルがゴール前のイグアインへ流しイグアインが強烈シュート!と、当たりに当たっているGKセサルが弾いたところをニステルが決めて、同点ゴーール!!

これで2-2。

しかしこれでもバルサが勝ったら勝ち点75、レアルは勝ち点73止まりでバルサが優勝マジック1になってしまう。。

が、、、え?え?えっ?え?え?え?何なに?

なんか喜んでるぞ。異常にベンチでラウルとかマルセロが喜んでるぞ。。

フンギャーーーーッス!!

後半45分にバルサが追いつかれたーー!!

後半45分にタムードが決めて2-2の同点になってしまったのだ。。

サッカーの神さまって、、ホントなんつう奴っちゃ。。

もうレアルのベンチは優勝したかのような騒ぎよう。

早よ終われ、早よ試合終了の笛吹け!とロビーニョやエメルソンが叫ぶ。

そして、試合終了ーー!

サラゴサ2-2レアル、バルサ2-2エスパニョール、マジョルカ0-0セビージャ。

この結果首位レアル勝ち点73、2位バルサ勝ち点73、3位セビージャ勝ち点71。

優勝はいよいよ最終節まで持ち越しとなったが、次節はレアルがホーム、サンチャゴ・ベルナベウでマジョルカ。バルサはアウェイで降格が決まったジムナスティック。セビージャはホームでビジャレアル。

レアルは勝てば文句なしの優勝となる。

よっしゃーー決めるでーー!

レアル優勝マジック1!!

アッラ・マドリー!

<訂正>

あまりの興奮に間違えてしまいますた・・・。

メッシの神の手ゴールは1-1に追いついた同点ゴールの1点目でした。。

2点目が後半右足で決めたゴールです。。スンマソン。

2007年6月 8日 (金)

夢のシネマパラダイス246番シアター:ブリジット・ジョーンズの日記

Po715 出演:レニー・ゼルウィガー、ヒュー・グラント、コリン・ファース、ジェマ・ジョーンズ

監督:シャロン・マグワイア

(2001年・アメリカ・97分)初見2001/10/05・MOVIX仙台

評価★★★★/80点

内容:ロンドンの出版社に勤めるブリジットは32歳の独身女。アパートに一人暮らしで夜な夜な酒に入り浸る毎日を送っている。しかし、今年こそ10キロ痩せてヘビースモーカーも卒業してステキな彼氏をGETするぞーっ!と誓いを立て、日記を付け始める。そんな彼女の前にプレイボーイの上司ダニエルと、堅物だがやり手の弁護士マーク(バツイチ・・)が現れ・・・。

“アリー・my・ラブの二番煎じは否めないが、二番煎じであるがゆえ、そしてありのままのブリジットだからこそこの映画は我々と同じ目線の高さまで舞い降りてきた。”

「アメリ」観ても思ったけど、アリー・my・ラブの影響は少なからずありそう。

しかし、アリーの方はなんだかんだ言ってもやはりエリートの30代シングル女。アフターファイブもしっかり楽しむ法律事務所勤務の弁護士、しかも痩せてる、ダンシングベイビーやユニコーンを見たりといった妄想癖はあるもののとっかえひっかえ男をくわえ込んでいるヤリ手。

でもこれがTVドラマや映画の主人公のフツーのキャラ設定なんだよね。

ところが、ブリジットはというと、全く真逆のキャラ。

一見みるとブス?いや、、3枚目と言っておくか・・・。

ブラジルサイズのデカ尻に肉はハミ出し、洗濯物は溜まりっ放し、ラブライフは長らくご無沙汰状態、タバコ酒飲み男なし。

とにかく女性が主人公の映画でこのキャラクターは今までなかった、、というよりあり得なかったと言った方がいいか。特にハリウッドでは。

そういう意味では、イギリスが原作および舞台であるということは納得なのだけれども、演じているのがアメリカ女優というのがとても面白いし意義深いなと思いました。

そしてアリーとこの映画に共通していえるのが音楽の使い方のうまさ。

アリーの方のサントラももちろん買ったけど、ブリジットの方は映画を観た後タワーレコードに直行しちゃったからなぁ、、なんつう男や。

でも洋楽好きにはホントたまらない使い方をしてくれてるんだよね。30代シングル女の生態と洋楽の見事なコラボが絶大な効果を発揮!

男のオイラからするとブリジットの行動とか女心とかなんつうか掴めないというか分からない部分もあったんだけど、そういう部分を音楽がしっかりカバーしてくれて面白楽しく見れたし。

特にジェイミー・オニールの“All By Myself♪”は最高。ってまぁブリジットが最高なわけだけど、オイラもこの曲が流れると一人熱唱モードに入ってたんですよ。

これってもともとはエリック・カルメンが70年代に発表した曲だから男が熱唱したって別に構わないのさ。フフン。ちなみにコンピレーションアルバムの「GOLD BMG/TR」の最後を飾ってます。マジに熱唱しちまうから。

この映画の作り手はよう分かっとるわ。

といってもあのシーンは自分を見てるようでなんだか恥ずかしいような、しかし笑いをこらえることができませんでした・・・。

そしてまたまた爆笑ものだったのが、ブリジットの“without you♪”のものすごいオンチ独唱。ニルソンとマライア・キャリーも泣くわな・・・。

その他にもチャカ・カーン、ウェザー・ガールズのカバー曲“ハレルヤ・ハリケーン”、シュープリームスの“Ain’t No Mountain High Enough♪”、アレサ・フランクリンの“リスペクト”(「フォレスト・ガンプのサントラにも収録されてます)など7,80年代のポップナンバーが目白押し。

カバーが主ではあるけれども、どれも映画の中で生き生きと輝いていました。

洋楽ファンにも必見の映画です!

(初記)2001/10/06

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ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月

Bj1280 出演:レニー・ゼルウィガー、ヒュー・グラント、コリン・ファース、ジム・ブロードベント

監督:ビーバン・キドロン

(2004年・アメリカ・107分)初見2005/03/24・盛岡フォーラム

内容:弁護士のマークと晴れて恋人同士になったブリジットだが、マークと美人アシスタントとの噂話が耳に入り、不安が募るばかり。ついには誤解が重なり大ゲンカに・・・。

評価★★★/65点

前作の好き勝手太りのブリジットに幸せ太りが加重されて目に見えてブヨになったのは、この映画にとってちゃんとした付加価値になっているが、前作の等身大赤裸々ライフの物語に欲張りな贅肉が付いて、目に見えて締まりがなくなったのはこの映画にとって大きなマイナス要素だ。

2007年6月 7日 (木)

夢のシネマパラダイス244番シアター:クリムゾン・リバー

Crimson 出演:ジャン・レノ、バンサン・カッセル、ナディア・ファレス

監督・脚本:マチュー・カソヴィッツ

(2000年・フランス・105分)DVD

評価★★★☆/73点

内容:アルプス山脈の山中で猟奇殺人事件が発生。この村には中世からエリート教育を続ける大学が巨大な病院を併設して存在していた。パリ市警から派遣された腕利き捜査官ニーマンスは、この大学に不審を抱く。一方、100キロほど離れた街では、墓の盗掘と小学校への強盗事件が起きており、警部補マックスが捜査に当たっていた。そして、それぞれの事件の担当刑事2人が対面したとき、事態は思わぬ展開を見せる。。

“ワインと前沢牛ステーキとポテトサラダとクリームシチューに舌鼓を打ちながら観た自分の神経もどうかと思ったりして・・・”

のっけからおぞましい遺体を見せるなーーッ、、犬の頭部のホルマリン漬けもやめてくれーーッ、、殺しの手口もオーソドックスでいいからぁ、、別に凝らなくていいからよーーッ・・・。

でもディナーはウマイ!

そんなわけで結局映画も最後まで鑑賞してお腹も満腹満腹。さ、もう寝よっか、、、と、その前に映画について一言。

まず、今までフランス映画の刑事もの、ミステリーものってほとんど見たことがなかったことに気がつく。圧倒的にハリウッドorイギリス映画が多い。

小説ではけっこう読んでいるのだが、こと映画となるとその数は皆無に等しい。

で、この映画の原作は読んでいないので一概には言えないけど、フランスもののミステリー小説の印象は一言でいえば凝っているといったかんじ。

特にブリジット・オベールの印象が強いせいもあるのだけど・・・。この女流作家はほんとコテコテの業師というかんじだからね。

さて、この映画の話に戻って感想を一言で言うと、やはり、、、凝ってる。。良くも悪くも凝ってる。

まず良かったところでいえば、顔を合わせたことがない別々な刑事が全く異なるアプローチから、しかも単独行動である一人の人物にたどり着く方式をとった点。

これはもの凄く新鮮だった。

ハリウッドの刑事ものの十八番といえば相棒2人組のバディ・コップものだけど、ハリウッドの特徴としては最初からコンビを組んでいることと、人種、民族間の溝が少なからず影響してしまうという点が挙げられるわけで、それを逆手にとったコミカル描写が俄然多くなる傾向にある。

そういう意味でみれば、この映画は捜査という原点のオーソドックスでコアなベクトル上に主人公2人を置き、しかも純度の高い仕上がりになっている。ハリウッド慣れしていた自分にとっては逆に新鮮味を感じてしまう結果となった。

しかもこの2人というのが最初は一匹狼的存在として描かれていることが興味深く新鮮だった。

別々な事件から捜査を始めていくニーマンスとマックス。2本の線が1つの点につながっていく面白さ。

先述したこの映画の方式をとると先の展開が読めないという面白さもあるしね。

ま、ハリウッドにもこの手の映画がないわけではなく、「L.A.コンフィデンシャル」なんかの良作もあるわけですが、本昨の方がより密度が濃いと感じました。

しかし、良くも悪くも凝っていると述べたように、良いところが逆にマイナス点を導き出しているともいえます。

要は人間関係が希薄だということ。

2本の線がフィリップ・セルティスという1つの点に結びつき2人が出会うまでは、一匹狼の捜査に重点が置かれているわけだから、人間関係が希薄なのはいうまでもないけど、行動を共にしてからの彼らの関係もどうしても希薄に見えてしまう。

それは事件の謎の解決と捜査という密度の濃いコアな方向に向っているという理由もあるけど、舞台がゲルノン村という一種独特の閉ざされた社会、つまり人間関係が外に開いていかない閉鎖的な共同体だということが影響していると思うわけで。。

どうしても冷たい画になってしまうと感じちゃったし、しかも氷河で寒そうだし・・・。

どうもそういう雰囲気が自分に全く合っていないというかイヤだなぁ、と。。

だから1つの点につながった後のこれまた凝った予想外の展開も、より人間関係の希薄さが浮き彫りになってあまり好きではありませんでした。

ホント良くも悪くもという相矛盾した感想になってしまったけど・・・。

 -------------------------

クリムゾン・リバー2

Top040603_crim 出演:ジャン・レノ、ブノワ・マジメル、クリストファー・リー、カミーユ・ナッタ

監督:オリヴィエ・ダアン

(2004年・フランス・100分)WOWOW

評価★★★/55点

内容:修道院で見つかった死体を調べるニーマンス警視。一方、麻薬捜査中にキリストを自称する男と出会った刑事レダ。二人の捜査はひとつに繋がり、“黙示録の天使たち”との死闘が幕を切って落とされる。

“アンタら、ヤラれっぱなし。。”

1作目のアクの強さがキレイさっぱり洗い流されていて見やすくなったが、あとに残ったのは凡作という一語だけだった・・・。

2007年6月 6日 (水)

夢のシネマパラダイス242番シアター:薔薇の名前

2712 出演:ショーン・コネリー、F・マーレイ・エイブラハム、クリスチャン・スレーター、ミシェル・ロンダール、ロン・パールマン

監督:ジャン=ジャック・アノー

(1986年・仏/伊/西ドイツ・128分)NHK-BS

評価★★★/70点

内容:ヨーロッパに宗教裁判の嵐が吹き荒れる1327年。北イタリアのベネディクト修道院で、重要な会議が行われることになった。ひと足早くやって来たパスカヴィルのウィリアムと見習い修道士アドソは、院内で起きた殺人事件に巻き込まれる。ウィリアムは、立ち入り禁止になっている文書館に事件の謎が隠されていると考えるのだが・・・。イタリアの記号学者ウンベルト・エーコのベストセラー長編推理小説の映画化。

“映画の製作年代が気になってしまうくらい中世ヨーロッパの雰囲気、特にローマ・カトリック教会における教皇権衰退期の時代性をものの見事に再現してみせたのは特筆に価する。”

普通、映画の製作時や年代の同時代性が画面に表れるものなのだが、この映画には異様なほどそれが無い。

観ていて空恐ろしささえ感じてしまった。

夢のシネマパラダイス241番シアター:チョコレート

Image05 出演:ハル・ベリー、ビリー・ボブ・ソーントン、ピーター・ボイル、ヒース・レジャー

監督:マーク・フォースター

(2001年・アメリカ・113分)新宿文化シネマ

評価★★★/65点

内容:息子に自殺された黒人嫌いの刑務官ハンクと、夫が死刑になった黒人女性レティシア。2人は奇妙な縁で出会うが、その時はお互いの素性を知るはずもなかった・・・。ハル・ベリーが黒人で初めてアカデミー賞主演女優賞を受賞。

“ブランデー入りのしかもすっごい苦いチョコレート”

あ、美味そうなチョコレートだなぁと思って口に入れてみたら・・・オェッ、酒入りかよ。オイラだめなのよね酒入りって。。

この映画はまさにそんなかんじ。

のっけから空虚なかんじで始まったから苦そうとは思って身構えていたけど、ヴェラとヤリまくるシーンなんか見てもなんじゃこれはというくらい虚ろ。ヤル気あるの?あんたらみたいな。

生きる喜びゼロかい・・・と思ったらハンクとレティシアのイキまーす本番!!シーン。

ああ、、、苦い上に酒入りの大人味かよ・・・。

とまぁ言ってみたもののどちらの性描写もこの映画には必要なものだったとは思うけどさ。

しかし、この映画、そういうシーンはしっかりと描くくせに、普通もっと必要な描くべきことをなんか省いちゃってるんだよね。

まずハンクの母親の自殺について。

ハンク一家すなわちハンクの親父、ハンク、そしてソニーという男一家の間に横たわる父子の憎しみと空虚感。この遠因になっていると思われるハンクの母親の自殺について何ら深く入っていかないのはなぜなのか。

どうもそこら辺の病巣をえぐるということを全くしていないため、例えばハンクの親父の黒人嫌いやソニーの唐突な自殺といった行動原理が読めなくて、映画を表面的にしかなぞれないもどかしさがあった。これが虚ろな空虚感を出す効果を狙っての目的だとしたら話は別なのだが・・・。

そしてこれが1番肝心要の、夫ローレンスが死刑執行になった時の看守がハンクであったことを知ったレティシアの対応。

もうちょっと上手く描けないもんかねぇ。

11年間夫がムショ暮らしをしていたための疲れと満たされない気持ち、また結婚指輪を売ってハンクに帽子をプレゼントしたことからも分かるように、夫を忘れ再び生きる喜びを見出したいという彼女の気持ちもよく分かる。

しかし、それをチョコレートアイスクリームを外で一緒に食べようというハンクに対し、ただ頷くレティシアというだけでいいのかい・・・。それだけで済ませるのかい、、、みたいな。

ちょっとどころじゃなく消化不良だよね。1番の見せ場なのに・・・。

あれじゃこの映画の最大の見せ場はエッチシーンということになっちゃうよったく。

演技は言わずもがな素晴らしいのに全然言葉足らずなそんな映画ですた・・・。

2007年6月 4日 (月)

久々爆笑したゾ。

今日は深夜出勤つうことで、午前中に仕事終えて疲れた体で帰ってきたんだけど、昨日録ってたビデオ見て爆笑しちゃった。。

ある意味疲れがさらにドッと溜まっちゃったよん。

でも面白かったからいいや。

昨日WOWOWで「熱海五郎一座 狼少女伝説TOH!!」という天王洲銀河劇場で上演されている舞台の劇場生中継があって、それを録ったんだけど、いやまずとにかく笑ったぞい。

2004年に三宅裕司が伊藤四郎と組んで伊藤四郎一座を旗揚げして、その年に旗揚げ解散公演(なんじゃそりゃっ)。その後2005年に“伊藤”ならぬ“熱海”、“四郎”ならぬ“五郎”ということで熱海五郎一座となって、小学生から爺さま婆さままで楽しめる大衆的な笑いを目指すというコンセプトの下で演ってきた軽演劇は、漫才あり歌あり踊りありモノマネありボケありツッコミあり、、要するに何でもあり~の面白おかしいドタバタ劇が繰り広げられるのです。

伊藤四郎一座からの初期メンバーは三宅祐司、ラサール石井、渡辺正行、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博。

去年もWOWOWで「静かなるドンチャン騒ぎ」という公演をやってて見たけど、この時もバカ受けしちゃった。

この時はタカアンドトシと辺見えみりが出てて、今回はウッチャンナンチャンの南原清隆が初参加!

東南アジアのジャングルを探検していた、植村直己ならぬ植村ナウマン像の息子である自称探検家が狼に育てられた少女を発見!これをネタに視聴率を上げようと新日テレビと毎朝テレビがドタバタ競争を繰り広げるというお話。

プロデューサーのやらせ発覚(名前です・・)とか由紀つわり・由紀さわり姉妹だとか役柄も面白いのだけど、それぞれの役者さんが出てくるだけですでになんだか笑えちゃうというところがスゴイな、と。

それに加えてネタも笑えるのばっかりで、台本もあるようで無いようなかんじ(笑)。いや、あるんだけど、アドリブも相当あったりして生だからこそのハプニング笑いが最高なんです。

春風亭昇太の早口言葉とかね。

ホント楽しい時間を過ごさせてもらいました。

狼少女役の関根あすかさんってアクロバティックダンスしてる人らしいけど、なんか大塚愛に似てて可愛かったなぁ。

とにかく来年も熱海五郎一座公演が楽しみです。

軽演劇ということで、東京の笑いにこだわったキャストなり作りなのだろうけど、今度は上方のキャストも入れて欲しかったりして。

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