夢のシネマパラダイス221番シアター:ぼくの神さま
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント、リアム・ヘス、ウィレム・デフォー、オラフ・ルバスゼンコ
監督:ユレク・ボガエヴィッチ
(2000年・アメリカ・98分)2002/03/07・新宿文化シネマ
評価★★★/65点
内容:ナチス占領下のポーランド。ユダヤ人少年のロメックは、強制連行から逃れるため、両親と別れ農村の一家に匿われた。ロメックは彼と歳の近い兄弟ヴラデックとトロと仲良くなるが、やがて戦争の影は彼らをも巻き込んでいく。。
“ウィレム・デフォーが神父という時点で、なんかフツーの映画じゃなさそうな気が、、そんな不気味な悪寒が背中を襲ったのだけど・・・”
さわやか感動路線を期待していたため、まさかの展開と内容にビツクリ。。
フジのめざましTV風にいえば、“トロと旅する惨劇編”ってとこかな。
しかしまあ戦争の三大要素ともいえる虐殺・強奪・レイプを片田舎の村社会どころか子供の世界にまで縮図として描きこむあたり、相当に勇気がないとできない芸当だし、それだけ意気込みがあるということなのかもしれませんが。
でもでもやっぱりトロ君とマリアが可哀想すぎるよ・・・
映画からは脱線するけど、ハーレイ・ジョエル・オスメントはどうも「A.I.」「ペイ・フォワード」のイメージが強すぎて、今回の映画を観ててもそのイメージに食われちゃってるシーンが多すぎる。
演技は上手いんだけど、このままいっちゃうと子役スターで終わっちゃう可能性が高いぞ。。
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バティニョールおじさん(2002年・仏・103分)DVD
監督・脚本:ジェラール・ジュニョ
出演:ジェラール・ジュニョ、ジュール・シトリュック、ミシェル・ガルシア、ジャン=ポール・ルーヴ
内容:1942年、ナチス占領下のフランス・パリでは市民を動員したユダヤ人検挙の嵐が吹き荒れていた。厄介ごとを嫌う平凡な肉屋の中年男エドモンド・バティニョールは、ふとしたきっかけでユダヤ人の子供たちをスイス国境まで逃がしてやることになるが・・・。
評価★★★★/80点
あのような戦時下で自分はバティニョールおじさんのような行動をとれるか、はっきりいって自信がない。ということは逆にピエールになってしまう可能性だってあるのかも。。そう思うとちょっと恐くなった。
誇りだけは失わないような生き方をしたいもんだね。
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» あいのりネタバレ モリケン 宮ねぇ グラさん [あいのりネタバレ モリケン グラさん 宮ねぇ]
前回はバンビの残念な結果という形でひとつの恋が終わり、ラブワゴン内の新たな恋が動き出すみたいですね。 [続きを読む]
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