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2007年3月 7日 (水)

欧蹴球狂想曲第24番:バルセロナ、インテル散る!!

06-07UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝ラウンド1回戦2ndlegが今朝行われ、リバプールの本拠地アンフィールドで行われたリバプール×バルサは、バルサが1-0で勝ったものの、1stleg(2-1でレッズ)とのトータルスコア2-2、アウェイゴール2倍方式で4-3でリバプールがベスト8に進出した。

M5074468 最低でも2点取らなければならないバルサは戦前の予想通り3-4-3の布陣で臨み、なおかつ3トップはエトー、メッシ、ロナウジーニョという久方ぶりの最強メンバーが揃った。

、、、のだが、3トップの頂点にロナウジーニョを配置するシステムは全くといっていいほど機能せず、バルサお得意のサイド攻撃も鳴りを潜めたまま・・・。エトーの調子が上がらず、メッシも他の選手と息が合わず、3トップの頂点に配置されたロナウジーニョはなかなかボールに触れず・・・。

前半にいたってはシュートが2,3本という有様に、オイラはこりゃ2点入れるのは無理だなと半ば諦めてしまいました。

それくらい完璧に抑えこまれたバルサ。

翻っていえばリバプールの機能的な戦術サッカーがこれまた完璧ともいえる形でアンフィールドのピッチに現出されたともいうことができ、バルサにある程度ボールを回させておいて、大事な局面局面ではガッと寄せていき、相手に数的優位を作らせない。自陣バイタルエリア近辺では常にボールホルダーに最低2人は寄せていき、鍵を握るサイドに関しては特にメッシには3人が挟み込む形で、バルサの自由なボール回しを封印させることに徹した。

また、バルサに速攻をさせないことに徹したのもさすがはベニテス監督。バルサに遅攻をさせ、中盤で強力な網の目を敷くレッズは、ボールを奪ったら手数をかけないで素早い攻撃に転じる。

攻守の切り替えの速さと、強力な中盤プレスから高い位置でバルサのボールを奪うレッズの方が決定的シーンを次々に作り出していく。

特に前半にはリーセ、シッソコのクロスバーを直撃する惜っしいシュートもあった。

はっきりいって前半で試合が決まっていてもおかしくないくらいレッズの完璧なプラン通りに進んだ試合だったといっていいだろう。

バルサは前半全く機能しなかった3-4-3システムを全くいじることなく後半に突入。。

後半途中でエトーに代えてジュリ、テュラムに代えてグジョンセンを入れて、ロナウジーニョをトップ下に置く布陣に変えてから流れが幾分変わったが、時すでに遅し。後半30分にグジョンセンが先制点を入れるも、残り15分という時間での先制ゴールはレッズの鉄壁をあと1度崩すにはあまりにも遅すぎた。

後半始めから代えるべきだったんじゃないか?ライカールトよ。とオイラは思ったけど。

前回王者バルサがこれで散ってしまいました。なんだか惜しいなぁ・・・。

ま、オイラの本命チームはいつでも我が愛しのレアル・マドリーだから、レアルにあとは託すしかないか。

さて、もう1試合見たバレンシア×インテル。

1stlegサンシーロで2-2という結果を手にしたバレンシア有利と言われていた状況の中で、バレンシアの本拠地メスタージャで行われた2ndlegは、0-0の引き分け。トータルスコア2-2、アウェイゴール2倍方式で4-2でバレンシアがベスト8に進出した。

Dea9157aa98ce6009b0028b6a96edc80_1 インテルは最低でも1-0で勝つしかない状態、対するバレンシアも先にインテルに先制されたら最低1-1に追いつかなければならないという厳しい状況で、先に先制した方がベスト8進出の切符を限りなく手にすることができるという中で、文字通りギリギリの勝負マッチがピッチ上で展開された。

試合の主導権を握ったのはインテル。先に失点することを怖れるバレンシアが深めのディフェンスラインをとったはいいものの、最前線に張るクレスポにDFが引っ張られ、ズラタン・イブラヒモビッチをバイタルエリアで自由に動き回らせてしまい、ズラタンを前線の起点に再三ゴールを脅かされた。

最終ラインのアジャラ&アルビオルの決死のディフェンスでなんとか最終防波堤を崩されることは免れたが、非常に危うい前半だったといえる。

一方のインテルは、クレスポ、ズラタンの2トップ下に前回のフィーゴではなく運動量の豊富なスタンコビッチを置き、ブルディッソ&サネッティ&ダクールで中盤を固めるという布陣できた。カンビアッソ&ヴィエラが不在ということで、攻撃面でどうなるかと思ったがバレンシアを上回る圧倒的な個人能力でバレンシアの堅陣をこじ開けていく様は、まさに重戦車のごとくであった。

しかし、ギリギリのところで体を投げ打って守ってくるバレンシアのゴールを陥れることができないインテル。前半にバレンシアの中盤の要バラハが負傷交代したことを考えると、インテルとしては終始ペースを握っていた前半に得点できなかったことが結果的には痛かった。

後半になると、バレンシアは想定以上に引きすぎて崩した前半のバランスに修正を施し、やや前がかりの積極的な守備を起点に、メリハリの効いた攻守に渡るサッカーを展開。

それにより焦るインテルにミスや綻びが出始め、後半はバレンシアがペースを握り試合の主導権を最後まで渡さなかった。何回かあった決定的シーンで決めきれないバレンシア(特にマルチェナの決定的シュート)は最後までドキドキものだったが、最後まで守備陣が集中力を切らすことなく失点をゼロに抑え、勝ちに等しいスコアレスドローをもぎ取った。

でも試合終了後の大乱闘がやや興を削いだかな。いや、すっごい面白い生乱闘だったけどさ。バレンシア控え室になだれ込む狂気のインテル軍団には恐怖を覚えたね(笑)。

バレンシアの控え選手ダビド・ナバーロがブルディッソにストレートパンチを食らわせ鼻を骨折させたようだけど、どういう裁定が下るかな。

さて、明日は我が愛しのレアル・マドリーがドイツに乗り込んでバイエルンと決戦です!

勝つぞ!ベスト8に行くぞ!アッラ・マドリー!!!

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