欧蹴球狂想曲第23番:リバプール×バルサ決戦前夜
昨シーズンのCL(チャンピオンズリーグ)覇者バルセロナ、、、明日散ってしまうのか!!?
明日の日本時間午前4:45からリバプールの聖地アンフィールドで行われるCL決勝T1回戦2ndlegリバプール×バルサ。
第1戦はバルサホームのカンプノウでバルサがデコのゴールで先制したものの、1-2でまさかの逆転負けを喫した。
これで、明日の第2戦はバルサは最低でも2点取らなければならないことになった。対するリバプールは0-1の負けでも勝ち抜けるという有利な条件で臨める。
バルサは先週末のリーガのセビージャとの天王山でも、前半早々に先制しておきながら1-2と逆転負けを喫しており、レッズとの第1戦とほとんど同じ展開での負け方をしてしまっている。
これは昨シーズンのバルサでは考えられない負け方といってもいいのだが、やはりシーズン前半戦におけるエトー、メッシの長期離脱がいまだに微妙な綻びをチームにもたらしているといえるのかもしれない。
しかし、シーズン開幕直前に行われたUEFAスーパーカップでセビージャに0-3で完敗を喫した時から何かの歯車が狂いだしていたのかもしれない。
シーズン開幕後もなかなか勢いに乗ることができず、ライカールトがターンオーバーを徹底していることが逆にチーム戦術の熟成を阻害しているということに原因を求める声もあったのだが、はたしてそうだったのか。
エトー、メッシという前線のキーマンが長期離脱したことも確かに大きい要素ではあるが、もっと根本的なところでバルサのピークの頂点というものが昨シーズンのCLとリーガの2冠で弾けてしまったのではないかとも思えるのだ。
CLグループリーグではチェルシーやブレーメンと同組という死のグループに入ったとはいえ予想外の大苦戦で、ブレーメンとの最終節でなんとか突破を決めた経緯もある。
昨シーズンのバルサは一分の隙もない完璧で美しい最強サッカーを世界中に披露したが、今シーズンはアウェイで全くもって勝てなかったりとどこか微妙に歯車が噛み合わない。
最強のチーム力を維持することの難しさを現在のバルサやチェルシーを見ると実感するのだが、バルサはユーべからテュラム&ザンブロッタを、チェルシーはシェフチェンコとバラックを獲得し前評判は最高点に達していたのだが、サッカーというものは分からないものだねえ。
さて、そうはいってもバルサはやはり群を抜いた魅力ある攻撃サッカーを展開するチーム。明日のレッズ戦では、エトー、メッシ、ロナウジーニョの三羽がらすが久方ぶりに揃い踏みするようなので、ミラクルを起こす万全の条件は一応整ったといえる。
システムも国王杯およびセビージャ戦と同じく3-4-3で臨むようだが、何はともあれ2点取らなければならないバルサは攻めるしかない。
3バックはプジョル、テュラム、オレゲル。中盤がマルケス、シャビ、イニエスタ、デコ。3トップが先の三羽がらすで臨むと思われのだが、第1戦で中央突破に偏りがちだった攻撃がレッズに抑え込まれていたこともあり、明日の決戦ではいかにサイドを有効的に使っていくことができるかがポイントになるだろう。
その点では3トップの頂点にロナウジーニョを置き、サイドにエトーを置くのではないかという噂もあり、オイラとしてはエトーをサイドに置いた方がいいのではないかとも思うので、そっちの方が良いと思うのだけどはたしてどうなるか。
対するレッズはシッソコ&シャビ・アロンソ&ジェラードで中盤を固めて虎視眈々と堅守速攻を狙うという戦術は第1戦と変わらないと思われる。
普通に考えればレッズ断然有利は動かしがたい現実であるが、バルサだったら奇跡を起こしてくれるのではないかという期待も大いに持ててしまう。
メイク・ミラクルだ!バルサ!
さて、明日は、レッズ×バルサの他にもバレンシア×インテル、リヨン×ローマ、チェルシー×ポルトも行われ、ベスト8のうち4チームが決定する。
特に第1戦サンシーロで2点を追いつかれたインテルが敵地メスタージャに乗り込んで行われるバレンシア戦は見逃せない。
スペイン好きのオイラはもちろんバルサとバレンシアを応援するけどね。
明日は4時半起きだぜ!よしっ、寝るで。
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