オシムJapan快勝&スペイン
ついさっきやっとで観終わりました。昨日の日本×ペルーのキリンチャレンジカップ。
今日仕事が早朝だったので、ビデオに録画しといたのだけど、結果は2-0で快勝!
サッカーの内容、質ともに日本が完全にペルーを凌駕した試合で、前半19分巻のオシムJapanになってからの初ゴールと、後半9分高原の芸術的ワントラップシュートが決まった時間帯も最高。
しかもその2点をFKからアシストした中村俊輔、2点目を決めた高原と、海外組初参戦が見事に結果をもたらしたといえる。
俊輔、高原ともにスコットランドプレミアリーグ、ドイツブンデスリーガで揉まれ成長していることが攻守両面を見ても如実に分かる試合だった。試合後にオシムは相も変わらず辛口評価になっていたようだけど、この2人のクオリティとパフォーマンスの高質さは認めるところだろう。
まあボールポゼッションは高くてもここぞの局面で安易なパスミスや不必要なこねくり回しが多々あったのはマイナス要素で、シュート自体が少なかったし、流れの中からの得点が無かったのはいつもの日本が抱える課題が変わらず残されていることを示している。
しかしそうは言っても全体的には満足のいく内容と結果、そして今後の方向性に希望を抱かせる試合だったと思うな。国内組と海外組の連係面での不安面を考慮すると合格点はやれると思う。
でもって実は昨日のペルー戦の日本のスタメンって、9ヶ月前のドイツW杯メンバーが8人もいるのね。新顔は闘莉王、鈴木啓太、阿部勇樹なんだけど、ジーコJapanの時と実はあまり変わっていない顔ぶれではあるんだよな。
でも、確実にジーコJapanからの大きな一大変化と呼べるのがあるわけで、それは国内組と海外組の格差と垣根が無くなったこと、さらにその中で国内組をチームの土台としていること。そしてサブメンバーを見れば一目瞭然のように初代表選手を始めとして若手を積極的に登用しチームに新陳代謝と刺激を絶えず与え続けて競争意識を持続させていること。
特に後者の方は殊に顕著で、ジーコが4年間で66人を代表に召集しているのに対し、オシムは就任8ヶ月で既に50人うち初代表が35人という驚異的な選考を行っていることからも分かる。
就任1年も経っていないのに既に絶大な存在感を示し始めているオシムの今後の日本代表強化計画に興味は尽きない。
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さて、今度は話変わって、欧州選手権ユーロ2008の予選。
オイラが応援しているのはもっちろんスペインでありんす、、なのだけど、スペインが属するグループF(上位2位以内に入れば本大会出場権を獲得できる)でスペインは絶対絶命の大ピンチに陥っている。
3試合を消化して勝ち点3・・・。首位スウェーデンとはすでに勝ち点9差を付けられ、このままでは2位も危うい危険な状況、、、今朝のデンマーク戦で勝ち点3を取らなければ予選突破は非常に厳しい事態となっていた。
そんな中で我が愛しのレアル・マドリードの本拠地サンチャゴ・ベルナベウで7万5千のサポーターを集めて行われたグループ2位勝ち点7のデンマーク戦。
プジョル、セルヒオ・ラモスが出場停止とまさに背水の陣で臨んだスペイン。
特にディフェンスラインの右SBアンヘル(セルタ)、CBハビ・ナバーロ(セビージャ)、マルチェナ(バレンシア)は若干の不安要素があった。一方中盤から前線にかけてはバレンシア&バルサで固めてきた。
そんなハラハラドキドキの結果は2-1の快勝、、、いや、辛勝、、か。。
前半20分にデンマーク左SBニコラス・イェンセンが2枚目イエローで退場。10人になったデンマーク。
そこから前半34分にイニエスタの絶妙スルーパスからモリエンテスが確実に決めて先制すると、同45分にはビジャが絶妙な反転からドリブルで抜け出し2点目。
前半攻守ともに圧倒的に攻め立てたスペインの素晴らしいサッカーに、ここで勝負あったと思いきや、後半開始早々の4分にダニエル・アッガー(リバプール)のロングスローからまさかの直接ヘディングゴールでグラフゴーアに決められ2-1。。
これで浮き足立ったスペインは、一転して1人少ないデンマークの力技に地に足の付かないサッカーを展開してしまった。
この違いは何やねん・・・。やっぱスペインにつきものの精神力の無さなのかねぇ。
これで、スペインは勝ち点6になった。とはいっても首位スウェーデンから勝ち点6差の4位。今度の日本時間木曜日早朝に行われるアイスランド戦でも確実に勝ち点3を積み上げなければならない。これは至上命題といえる。絶対勝つ!
はっきりいってオシムJapanよりも応援しとるかも・・(笑)。
勝て!行け!スペイン!!
しかし、日本×ペルー見てから間を置かずにスペイン×デンマーク見たんだけど、やっぱ日本はまだまだだなぁと実感しちゃいましたね。
やっぱトラップとかパスとかボールがない所での動き出しだとか、基本的なところのプレーの一つ一つの技術や読みがスペインと比べるとホント天地の差があるんだよね。特に相手プレッシャーが強烈にかけられている状態でも余裕をもって対処できるスペイン選手たちとの差は歴然。。
世界レベルとの間にある壁、それは僅かなものなのだけど、その僅差がどうしても超えられない日本。あと何十年もかかって伝統を作り出して世界を経験していかないと超えられない壁なんだろうなぁ。
なんてことまで考えさせられた試合でありました。。
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