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2006年12月17日 (日)

欧蹴球狂想曲第13番:バルセロナ敗戦・・・&中村憲剛

FIFAクラブワールドカップ決勝戦インテルナシオナル×バルセロナが横浜国際総合競技場で行われ、インテルが後半30分過ぎのC.アドリアーノのゴールで1-0でバルサを振り切り、世界王者に輝いた。。

正直、、インテルが勝つとは思いもしなかった。。。

バルサの眩いばかりのスター軍団に比べたらこれといったタレントも見当たらないし、なんだかんだいってバルサが勝つと思ってたんだけど。。

結局は、前半を粘り強い守備でしのいで、失点をゼロに抑えたことが大きかったかなと。バルサは攻めあぐねたかんじだね。インテルの最終ラインの泥臭いチェックにバルサはあまりにもバカ正直にキレイに行き過ぎた感が・・・。

もっとミドルシュートを積極的に狙っていってもよかったのではないかと感じたのだけど、デコが2本撃っていったくらいかな。

しかし、バルサのこういう負け方というのは、あまりお目にかかれないね。

やっぱどこかで慢心みたいなものがあったのか、な?

それとも今日の試合の数日後に行われるリーガのアトレティコ戦の方に頭が行ってたのかも。。

ま、我が愛しのレアル・マドリーにとっては、バルサが極東で体力を消耗してくれるのは願ったり叶ったりなのだけども(笑)。

さて、話はいきなり変わって、先日ビデオで録っていたNHKの番組「人間ドキュメント」を見ました。

内容は、川崎フロンターレ所属で、オシムジャパンにも選ばれるようになった中村憲剛を追ったドキュメント。

なんてったってオイラが周り中に今年1番イチオシしていた選手ですから中村憲剛は。

そしてこの番組を見て、分かったことがある。

それは中村憲剛は、日本のピルロなのだ!!ということ。

そう、イタリア代表およびACミランでタクトを振るうアンドレア・ピルロに境遇が酷似しているのだ。そして、プレーの内容も。

ピルロはもともとトップ下の選手だったが、01-02シーズンにミランに来た時にトップ下は元ポルトガル代表のルイ・コスタが君臨しており、なかなか出番が回ってこなかった。

そこで、ピルロは翌02-03シーズン、トップ下より後ろに1列下がったボランチへの転向をアンチェロッティ監督に直訴。そしてそれが承諾され、いわゆるレジスタ(中盤の底で試合を操る司令塔)としてすぐに大成し、この年のチャンピオンズリーグを制覇、ヨーロッパ全土に衝撃を与えたのは記憶に新しい。

そして今では絶対に欠かせない軸へと華麗に変貌し、ドイツW杯でもその存在感を見せつけた。

それと同じことが中村憲剛にもいえるのではないか。

中村ももともとはトップ下の選手だったらしいけど、線の細さやフィジカル面の弱さからなかなか試合で使ってもらえなかったという。それが2シーズン前に就任した関塚監督の抜擢で、ボランチへの転向を勧められたのだという。

そしてJ1に昇格した昨シーズン、そしてなにより今シーズンの活躍と成長には目を見張るものがあった。プレーの質や内容はレジスタそのものだし、最近ではミドルシュートなどゴールを自ら狙う姿勢も強まってきた。

現時点で、日本で1番のボランチだとオイラは思う。

もちろんまだまだ改善すべきところがあるのも確かだが、26歳という遅咲きの賢人はまだまだ飛躍する伸びしろを持っている。

趣味はとにかく読書!というのも高感度高し(笑)。

オシムがエレガントな選手だと言ったのも分かる通り、そのプレーからはレアルの名手レドンドやバルサのペップことグアルディオラを想起しちゃうのは行き過ぎか・・・。オイオイ(笑)。

いや、でも日本のピルロの階段は確実に登っていると思うぞ。

これからも要注目で見ていきたいと思います。

ガンバれ!中村憲剛!

ついでに、ガンバれ!レアル・マドリー!

ちなみに明日はエスパニョール戦でっす。

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