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2006年12月23日 (土)

欧蹴球狂想曲第16番:チャンピオンズリーグ決勝T1回戦完全??予想vol.3

vol.2に続いて06-07UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝Tの展望予想を。

<注>過去の対戦のスコアは、左のチームを基準にホーム、アウェイの順で掲載。

☆バルセロナ×リバプール

勝ち上がり確率バルサ65%×リバプール35%

 *過去の対戦

 UEFAカップ75-76準決勝 バルサ0-1、1-1レッズ

 (ちなみにこのシーズンにリバプールがUEFAカップ優勝)

 01-02グループステージ(2次リーグ)

                   バルサ0-0、3-1レッズ

実力、戦術熟成度など現実的にはバルサが限りなく70%に近いとは思うんだけど、東の横綱バルサと当たるということでリバプール(レッズ)のモチベーションは相当に上がってくるはずだし、さらに2戦目に数々の奇跡を演じてきた本拠地アンフィールドで戦えるということで、そう簡単にレッズが屈服するとも思えないんだよね。

う~ん、まあ1戦目のカンプノウでバルサが怒涛の攻撃を見せてくるのは必定なのだけど、それにレッズが堪えきれることができるか、でしょうね。

昨日のスペインリーグでバルサはアトレティコと対戦したけど、昨日のアトレティコのようなしつこい守備と速攻カウンター戦術に徹することができれば可能性は見えてくるのでは。

一方のバルサとしても、レッズサポの地鳴りのような声援で包まれる敵地アンフィールドで戦うのは不安要素はけっこうあると思うので、1戦目でアドバンテージを得ておきたいはず。

バルサとしては1戦目で失点を0に抑えて勝利するというのが理想だろう。あとは何点取れるか。。

さらに2月末までには、怪我で離脱中のエトーとメッシが戻ってくるわけで、相変わらず不安定な戦いを続けているレッズをみると、やはりバルサが断然有利か。

 -----------------------

☆レアル・マドリー×バイエルン

勝ち上がり確率レアル50%×バイエルン50%

 *過去の対戦

 75-76準決勝 レアル1-1、0-2バイエルン

  ・(バイエルンは決勝でサンテチエンヌに勝って優勝)

 86-87準決勝 レアル1-0、1-4バイエルン

  ・(バイエルンは決勝でポルトに負けて準優勝)

 87-88準々決勝 レアル2-0、2-3バイエルン

 99-00準決勝 レアル2-0、1-2バイエルン

  ・(レアルは決勝でバレンシアに勝って優勝)

 00-01準決勝 レアル0-1、1-2バイエルン

  ・(バイエルンは決勝でバレンシアに勝って優勝)

 03-04決勝T1回戦 レアル1-0、1-1バイエルン

なんともはやCLの草創期から数々の激闘を演じてきた両者が再び激突するとは・・・。

1番記憶に新しいところでは03-04の決勝T1回戦だけど、この時は1戦目がバイエルンホームで、2戦目がレアルのホーム・サンチャゴベルナベウで行われたんですよね。

1戦目は一方的に攻め続けるバイエルンが後半30分にマカーイの強烈ヘッドで先制する。攻撃の糸口をつかめないレアルはこのまま敗戦濃厚かと思いきや、後半40分にロベカルの強烈フリーキックを名手カーンがまままさかの後逸。

そのまま試合は1-1で終了。アウェイゴールを奪ったレアルが俄然有利になるという、試合を優勢に進めていたバイエルンにとってはまさかの手痛いドローとなってしまった。

第2戦はボールポゼッションでレアル45:バイエルン55という数字が示す通り、バイエルンが敵地で猛攻を仕掛け、レアルが堅陣を敷いて耐えるというレアル本来のサッカーとはかけ離れた現実的な展開となった。。

が、前半30分過ぎにジダンのゴールで先制、そのまま必死の堅守で耐え抜き1-0で勝ち、次ステージへ勝ち上がったのだった。

さて、今回はどうなるか。

レアルは先日2部昇格チーム・レクレアティーボにホームで0-3で敗戦するという信じられない愚行を犯し、やはり名匠カペッロといえどもレアル再建は並大抵のことではないことがはっきりと露見した。

カペッロ就任からはや5ヶ月、、お得意の守備戦術は機能してはいるものの、攻撃面でいまだチームの形を見つけられずにいる。攻撃では相も変わらず個の能力オンリーでなんとか打開しているに過ぎない。

ここを年明けからどう構築していくか、が課題だろう。

また、基本システムも4-2-3-1

          カシージャス

       エルゲラ   カンナバーロ

Sラモス                     ロベカル

       ディアッラ   エメルソン

ラウル        グティ         ロビーニョ

         ファンニステルローイ

という布陣で結果を残してきたが、

ここで最近から問題になってきているのが、、、、

ロナウドである。。。

度重なる怪我で出場機会を得られなかったロナウドが復帰してきて、さあロナウドをどう使う?ベンチ?スタメン?スタメンでいくとしたら誰を下げるの?という厄介な問題が遂に浮上してきたのだ。

当初カペッロはロナウド起用において、ニステルとの2トップいわゆる“ドブレ9”を何試合か試してきているが、前線に張り付いて動かないこの2トップの守備力は限りなく低く、先日のレクレアティーボ戦のように全く機能しないときは見るも悲惨な手の施しようがない事態に陥ってしまう。

レクレアティーボ戦の先発は、

           カシージャス

       カンナバーロ   Sラモス

サルガド                     ロベカル

         グティ    エメルソン

 ベッカム                   ラウル

        ロナウド    ニステル 

だった。

ここでカペッロにしては意外な策に出たのが、グティのピボーテ起用だ。ディアッラ&エメルソンで固定されてきたドブレピボーテをレクレアティーボ戦の前のエスパニョール戦からディアッラを外してグティを置く形をとってきたのだ。(この理由については、カッサーノの監督批判にディアッラが同調したことがバレて、カペッロの罰を受けて外されたというのがもっぱらの噂だ。)

エスパニョール戦の布陣は、

           カシージャス

       カンナバーロ  Sラモス

サルガド                    ロベカル

        グティ    エメルソン

 ロビーニョ     ラウル       レジェス

          ニステルローイ

である。

このエスパニョール戦、レクレアティーボ戦と、低調な試合に陥ってしまったことは明らかで、じゃあ何が問題なのか、と考えると、やはり1番大きいのはディアッラが不在だということ。

特にロナウド&ニステル起用時にディアッラを外すのは禁忌だということは明らかになった、といえるだろう。

また、グティのポジションについては、やはり今まで通りトップ下に置くのが現状1番良いのではないかと思う。

カペッロは前線の相手プレッシャーから解放させるために1列下げたピボーテの位置に置いたと話していたが、守備のタスクに忙殺され見るかぎりではなかなか機能していないと思うし、グティとFWをつなぐラインで試合をコントロールできないという問題が露見しており、やはりトップ下に置いたグティをディアッラ&エメルソンがサポートするというのが最も現実的なのではないかと。

なので、やはり1番良い布陣は最初に挙げた基本システムだと思う。

           カシージャス

       エルゲラ  カンナバーロ 

Sラモス                    ロベカル

(サルガド)  ディアッラ  エメルソン

 ラウル        グティ       ロビーニョ

(レジェス)

            ニステル

           (ロナウド)   

これに手を加えるとしたら、先日アルゼンチンのボカジュニアーズから新加入したフェルナンド・ガゴだろうか。

90年代後半のレアル黄金期を支えたレドンドの再来といわれるガゴの加入は心強いばかりだ。ちなみにまだ若干20歳。ヨーロッパに慣れるにはそれ相応の時間がかかるだろうが、じっくり育てていってもらいたいところだ。

ガゴを入れるとすれば、それこそディアッラかエメルソンを1枚外してその一角に据えることは十分視野にいれることができる。試してもらいたいもんです。

そこら辺を2月下旬までに構築してもらいたいですな。

一方のバイエルンは、ブンデスを全く見ていなくてCLでしか見てないので詳しくは分からないけど、バラックが抜けた穴をまだ埋め切れていない様相を呈しているが、多数の怪我人も年明けには戻ってくるようなので、レアルとの決戦までにはチーム力も仕上がってきているはず。

いずれにせよまだ両チームともチーム力は未完成なままなので、とにかくこの両者が激突する2月末までに、組織力、戦術、連動性をはじめとするチーム力をいかに構築し整えることができるかにかかっているといえるのではないだろうか。

時間は、、、あまり無い。。

アッラ・マドリー!!

最後はこれで締め。。

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