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2006年12月28日 (木)

夢のシネマパラダイス126番シアター:永遠の妖精オードリー・ヘプバーン

麗しのサブリナ

Pda70_l 出演:ハンフリー・ボガート、オードリー・ヘプバーン、ウィリアム・ホールデン

監督:ビリー・ワイルダー

(1954年・アメリカ・113分)NHK-BS

評価★★★★/80点

内容:富豪ララビー家のお抱え運転手の娘サブリナは、邸の次男デイヴィッドにほのかな想いを寄せていた。が、彼女の父は叶わぬ恋をあきらめさせようと、彼女をパリの料理学校へ送る。2年後、サブリナは一分の隙もないパリスタイルを身につけて帰ってきて、デイヴィッドはたちまちお熱を上げるのだが、、、。

“オードリーのオードリーによるオードリーのための映画!”

1年に1回くらい忘れた頃にオードリーの映画を観ると、あまりの彼女の吸い込まれそうな魅力に思わずハッとなってしまう。

この映画はその中でもピカ一の出来。

脚本が先にあったのか、それともオードリーのキャストというものが先にあったのか、そういう疑問を抱いてしまうくらい映画とオードリーがピタッとハマっている。

特に、自殺しようとする場面なんかは出色の出来栄え。まさに20世紀の妖精!

だが、そのため男ども2人が完全な添え物になってしまっており、ボガートとホールデンという大スターを活かしきれていない感があり、それが★-1。まあなんとも贅沢な使い方ではある。

しかし、このマイナス要素が映画のトーンダウンを招くのかと思いきや全くそうならないのが、ビリー・ワイルダーのうまいところである。完全にオードリーの魅力を引き出すことに専念するとともに、彼お得意のエスプリに富んだ脚本演出でうまく話を展開させている。これがまた上手いし面白いんだよなあ。

映画に出てくるパリのお料理学校のスープ講座とかソース講座に引っかけるならば、ビリー・ワイルダー講座に通いたいくらい。

場面場面で必ず小ネタを入れて、それがまた伏線となって後でまた同じネタを入れてくるという、例えばビンの上に2度も座ってしまうライナスの親父とか。

キャラクターを殺さずにうまく活かすんだよね。

サブリナの飼っている犬とかお料理学校の先生とかもそう。

絶対にキャラを活かす。それが話をもたせることにも繋がるし、幅広く人間の機微を描くことに長けているワイルダーの凄いところではないかなと。

最近の映画でこういうのはそうはお目にかかれないのが残念でならない。最近の映画はとかく刺激性が求められるから、サッカーでいうところのDFから一本のロングパスでFWにボールを預ける、いわば中盤MFを省略する最近の映画と、DFから中盤MFまで忠実にボールをパスで展開していきFWにつなげるというワイルダーの(まあいわゆる昔の)映画の違いかなと。ラグビーなら明治と早稲田の違いですかな。。。は?

まあもうちょっとホールデンのキャラを活かせるのり代があっただけに惜しいのだけれど、オードリーの魅力とワイルダーの技巧に酔わせていただき十分満足です。

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ティファニーで朝食を

00000435711l 出演:オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパード、ミッキー・ルーニー、パトリシア・ニール、マーティン・バルサム

監督:ブレイク・エドワーズ

(1961年・アメリカ・114分)NHK-BS

内容:高級コールガールのホリー・ゴライトリーは、ニューヨークの安アパートで名無しの猫と暮らしている。同じアパートに越してきた作家志望の青年ポールは、ホリーの風変わりで自由奔放な行動に戸惑いながらも、その自然体の魅力に惹かれていく・・・。アカデミー賞ではヘンリー・マンシーニが作曲賞・主題歌賞を受賞。劇中、オードリー自身がギターを弾きながら主題歌「ムーン・リヴァー」を歌うシーンは忘れがたい名場面のひとつ。ちなみに原作者は、「カポーティ」(2005)でフィリップ・シーモア・ホフマンにアカデミー主演男優賞をもたらした小説家トルーマン・カポーティ。

評価★★★☆/70点

コールガールといえば聞こえはいいが、売春婦といえば聞こえは悪い。

オードリーといえば聞こえはいいが、ゴライトリーといえば聞こえは悪い。

そんな映画です。。(笑)

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パリで一緒に(1963年・アメリカ・110分)NHK-BS

 監督:リチャード・クワイン

 出演:ウィリアム・ホールデン、オードリー・ヘプバーン、トニー・カーティス、ノエル・カワード、マレーネ・ディートリッヒ

 内容:パリのホテルで新作映画の執筆に悪戦苦闘する脚本家ベンスン(W・ホールデン)。彼はなんとか締め切り期限に間に合わせるために、臨時速記者を雇うことに。採用されたガブリエル(オードリー)のおかげで、パリ祭を舞台にしたラブストーリーの台本作りは順調に進んでいくが、プロデューサーにあえなく却下されてしまう。そして、別のライターの手が入った当初の台本は、ロマンスから犯罪サスペンスへと変わってしまう・・・。2人の映画脚本家が共作するシナリオ通りにストーリーが進行していくという一風変わった構成の映画で、オードリーが2役、ホールデンが3役をこなしている。

評価★★★/60点

映画自体は採点不能なほど極めつけにツマラないし、内容もあって無きようなものだが、オードリーが極めつけにキュート

ストーリーを追うのは途中放棄し、オードリーだけを目で追う2時間。全く飽きません。

朝シャンしたオードリーのバスオイルのいい香りがほのかに漂ってくるくらいオードリーの魅力が満載!

オードリーの映画の中では1番輝いていた気がする。

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パリの恋人(1957年・アメリカ・103分)NHK-BS

 監督:スタンリー・ドーネン

 出演:オードリー・ヘプバーン、フレッド・アステア

 内容:NYのファッション雑誌社が新しいモデルとパリのデザイナーを使って雑誌を売ろうと計画し、カメラマンのディックはそのモデルを探すことになる。彼が見出したインテリ娘のジョーは、パリの哲学者目当てでモデルの仕事を承諾、パリに着くとインテリが集うカフェやお目当ての哲学者を訪ね歩いた。そしてディックもそんな彼女を追いかけていく。。ヘプバーンとアステアの顔合わせで作られたミュージカル・ロマンスで、この作品によって“ファニー・フェイス”という言葉が流行したのは有名。

評価★★★/60点

魅力的な女性が自分の顔を変な顔と連発するのはどう見たってイヤミにしか聞こえないはずなのだけど、オードリーが言うとFunny Faceになっちゃうのねぇ。。

2006年12月25日 (月)

M-1グランプリ2006

今年で早6回目を迎えた漫才日本一決定戦!オートバックスM-1グランプリ2006が昨日生放送で行われた。

結果は、“麒麟”“フットボールアワー”“チュートリアル”の3組で争われた最終ラウンドの決勝審査で、審査員7人(島田紳助、松本人志、南原清隆、渡辺正行、島田洋七、大竹まこと、中田カウス)全員が票を入れるというM-1史上初のパーフェクト優勝でチュートリアルが優勝した!

文句なしにオイラもチュートリアルが断然優勝だと思った。

ていうか裏を返せばチュートリアル以外に面白い漫才コンビ(あるいは漫才5人組)がいなかった、、、とも言えるかな。

はっきり言って今回は低調な流れに終始して、なんかこう一昨年の南海キャンディーズとか昨年のブラックマヨネーズのような大爆発がなかったかなぁ・・・。

チュートリアルにしたって昨年もM-1に出ていて、その時のネタはバーベキューの串焼きに何をどういう順番で刺していくか、というネタで、今回のネタ以上に笑えて面白かったのだけど、しかし5位になり、最終ラウンドには進めなかったんだよね。

それだけみてもちょっと今回は全体的にレベルが低かったな。

まあ、トップバッターのポイズンガールバンドからしておもろなかったもんな(笑)。フットボールアワーもなんでそんな高得点なんか分からんし、ザ・プラン9は5人漫才、、、、いらへん(笑)。

んで、4番の麒麟でやっと爆笑できたかんじだった。昨年は野球の実況ネタで、今回はボクシングの実況ネタで安心して笑えるし面白かったんだけど、1日に2回見るのは飽きるな。決勝ではトップバッターやったけど、やっぱ飽きた。。ていうかチュートリアルで決まりだろという雰囲気が充満しとったし、、、。

アマチュアOLの変ホ長調も、こんなんM-1に出るなってかんじ。ゴールデンで写すもんやないやろ(笑)。。せいぜいテレ朝の深夜枠とかめちゃイケの笑わず嫌い王決定戦とかさぁ。正直M-1では見たくはなかったな。話題づくりとかが裏にあるのかは分からへんけど、最終9組に残っていいのかい?みたいな。3922組の中でなんで?

って思うオイラは変ロ短調ですか??

アホ・・・。

5年連続でM-1に出ている無冠の帝王笑い飯は、、、う~ん、、、正直オイラ好みじゃない・・・。

ただ、面白くはないねんけど、上手いんだよね漫才が。それは分かるんだけど・・・。笑えない。。

やっぱ1番面白くてドッカーン!!ときたのは、チュートリアルだけなんだよね。

徳井義実の妄想キャラを脂汗男の福田充徳がツッコムという形は去年のM-1と同じ(ちなみに2001年のM-1にも出ていたそうだが、その時は最下位だったらしく、オイラも全く覚えていない)で、今回は1発目が冷蔵庫を新しく買い換えるネタで、最終決戦ネタが自転車のベルを盗まれたネタ。

チリンチリン♪が耳について離れない(笑)。

ホント面白かったもん。

昨年のバーベキューネタも凄んごい面白かったけど、やっぱ徳井義美の過激でズレてて、でも恐ろしいほどに現実的かつ日常的な妄想爆発キャラがイイんだよな。しかも漫才じゃなくて演技になってるんだよね。そこが凄いと思うし、昨日の最終決戦ネタの“チリンチリン♪”でも徳井のマジ笑い演技には爆笑だったし、チリンチリンを盗まれてそれを忘れるために行きずりの女と寝てんで。。。。。

もうホント最高。笑いました。

イマイチ盛り上がりに欠けた今回のM-1を唯一救ったのがチュートリアルだったことを思えば、パーフェクト優勝となるのも当然の帰結だったのでは。

ナンちゃんが完全に売れる!と言っていたけど、どうなるかな。

南海キャンディーズ、ブラックマヨネーズはキモイとかハゲとか顔ブツブツとかでイジれるのがキャラ的に大きいと思うんだけど、チュートリアルの場合はキャラ的にキーマンになるんは福田の方なのかな。あぶら汗ビッシリでっせー!てイジれるしな。トーク力は徳井の方がそれこそ妄想力でもってけそうな感はあるけど。

まあ島田紳助も松ちゃんもベタ褒めしとったから、行列のできる法律相談所とかダウンタウンDXとか出演回数増やしていくのではないかと。そういえばさんま御殿に出てたっけかなぁ。。

ブラックマヨネーズもようやっと世間に認知されてきた感じだから、チュートリアルもすぐにバカ売れというのは難しいと思うけど、とにかく今後の活躍を期待しています。

来年のM-1はもうちょっとレベル上げてな。頼むで。

2006年12月23日 (土)

欧蹴球狂想曲第16番:チャンピオンズリーグ決勝T1回戦完全??予想vol.3

vol.2に続いて06-07UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝Tの展望予想を。

<注>過去の対戦のスコアは、左のチームを基準にホーム、アウェイの順で掲載。

☆バルセロナ×リバプール

勝ち上がり確率バルサ65%×リバプール35%

 *過去の対戦

 UEFAカップ75-76準決勝 バルサ0-1、1-1レッズ

 (ちなみにこのシーズンにリバプールがUEFAカップ優勝)

 01-02グループステージ(2次リーグ)

                   バルサ0-0、3-1レッズ

実力、戦術熟成度など現実的にはバルサが限りなく70%に近いとは思うんだけど、東の横綱バルサと当たるということでリバプール(レッズ)のモチベーションは相当に上がってくるはずだし、さらに2戦目に数々の奇跡を演じてきた本拠地アンフィールドで戦えるということで、そう簡単にレッズが屈服するとも思えないんだよね。

う~ん、まあ1戦目のカンプノウでバルサが怒涛の攻撃を見せてくるのは必定なのだけど、それにレッズが堪えきれることができるか、でしょうね。

昨日のスペインリーグでバルサはアトレティコと対戦したけど、昨日のアトレティコのようなしつこい守備と速攻カウンター戦術に徹することができれば可能性は見えてくるのでは。

一方のバルサとしても、レッズサポの地鳴りのような声援で包まれる敵地アンフィールドで戦うのは不安要素はけっこうあると思うので、1戦目でアドバンテージを得ておきたいはず。

バルサとしては1戦目で失点を0に抑えて勝利するというのが理想だろう。あとは何点取れるか。。

さらに2月末までには、怪我で離脱中のエトーとメッシが戻ってくるわけで、相変わらず不安定な戦いを続けているレッズをみると、やはりバルサが断然有利か。

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☆レアル・マドリー×バイエルン

勝ち上がり確率レアル50%×バイエルン50%

 *過去の対戦

 75-76準決勝 レアル1-1、0-2バイエルン

  ・(バイエルンは決勝でサンテチエンヌに勝って優勝)

 86-87準決勝 レアル1-0、1-4バイエルン

  ・(バイエルンは決勝でポルトに負けて準優勝)

 87-88準々決勝 レアル2-0、2-3バイエルン

 99-00準決勝 レアル2-0、1-2バイエルン

  ・(レアルは決勝でバレンシアに勝って優勝)

 00-01準決勝 レアル0-1、1-2バイエルン

  ・(バイエルンは決勝でバレンシアに勝って優勝)

 03-04決勝T1回戦 レアル1-0、1-1バイエルン

なんともはやCLの草創期から数々の激闘を演じてきた両者が再び激突するとは・・・。

1番記憶に新しいところでは03-04の決勝T1回戦だけど、この時は1戦目がバイエルンホームで、2戦目がレアルのホーム・サンチャゴベルナベウで行われたんですよね。

1戦目は一方的に攻め続けるバイエルンが後半30分にマカーイの強烈ヘッドで先制する。攻撃の糸口をつかめないレアルはこのまま敗戦濃厚かと思いきや、後半40分にロベカルの強烈フリーキックを名手カーンがまままさかの後逸。

そのまま試合は1-1で終了。アウェイゴールを奪ったレアルが俄然有利になるという、試合を優勢に進めていたバイエルンにとってはまさかの手痛いドローとなってしまった。

第2戦はボールポゼッションでレアル45:バイエルン55という数字が示す通り、バイエルンが敵地で猛攻を仕掛け、レアルが堅陣を敷いて耐えるというレアル本来のサッカーとはかけ離れた現実的な展開となった。。

が、前半30分過ぎにジダンのゴールで先制、そのまま必死の堅守で耐え抜き1-0で勝ち、次ステージへ勝ち上がったのだった。

さて、今回はどうなるか。

レアルは先日2部昇格チーム・レクレアティーボにホームで0-3で敗戦するという信じられない愚行を犯し、やはり名匠カペッロといえどもレアル再建は並大抵のことではないことがはっきりと露見した。

カペッロ就任からはや5ヶ月、、お得意の守備戦術は機能してはいるものの、攻撃面でいまだチームの形を見つけられずにいる。攻撃では相も変わらず個の能力オンリーでなんとか打開しているに過ぎない。

ここを年明けからどう構築していくか、が課題だろう。

また、基本システムも4-2-3-1

          カシージャス

       エルゲラ   カンナバーロ

Sラモス                     ロベカル

       ディアッラ   エメルソン

ラウル        グティ         ロビーニョ

         ファンニステルローイ

という布陣で結果を残してきたが、

ここで最近から問題になってきているのが、、、、

ロナウドである。。。

度重なる怪我で出場機会を得られなかったロナウドが復帰してきて、さあロナウドをどう使う?ベンチ?スタメン?スタメンでいくとしたら誰を下げるの?という厄介な問題が遂に浮上してきたのだ。

当初カペッロはロナウド起用において、ニステルとの2トップいわゆる“ドブレ9”を何試合か試してきているが、前線に張り付いて動かないこの2トップの守備力は限りなく低く、先日のレクレアティーボ戦のように全く機能しないときは見るも悲惨な手の施しようがない事態に陥ってしまう。

レクレアティーボ戦の先発は、

           カシージャス

       カンナバーロ   Sラモス

サルガド                     ロベカル

         グティ    エメルソン

 ベッカム                   ラウル

        ロナウド    ニステル 

だった。

ここでカペッロにしては意外な策に出たのが、グティのピボーテ起用だ。ディアッラ&エメルソンで固定されてきたドブレピボーテをレクレアティーボ戦の前のエスパニョール戦からディアッラを外してグティを置く形をとってきたのだ。(この理由については、カッサーノの監督批判にディアッラが同調したことがバレて、カペッロの罰を受けて外されたというのがもっぱらの噂だ。)

エスパニョール戦の布陣は、

           カシージャス

       カンナバーロ  Sラモス

サルガド                    ロベカル

        グティ    エメルソン

 ロビーニョ     ラウル       レジェス

          ニステルローイ

である。

このエスパニョール戦、レクレアティーボ戦と、低調な試合に陥ってしまったことは明らかで、じゃあ何が問題なのか、と考えると、やはり1番大きいのはディアッラが不在だということ。

特にロナウド&ニステル起用時にディアッラを外すのは禁忌だということは明らかになった、といえるだろう。

また、グティのポジションについては、やはり今まで通りトップ下に置くのが現状1番良いのではないかと思う。

カペッロは前線の相手プレッシャーから解放させるために1列下げたピボーテの位置に置いたと話していたが、守備のタスクに忙殺され見るかぎりではなかなか機能していないと思うし、グティとFWをつなぐラインで試合をコントロールできないという問題が露見しており、やはりトップ下に置いたグティをディアッラ&エメルソンがサポートするというのが最も現実的なのではないかと。

なので、やはり1番良い布陣は最初に挙げた基本システムだと思う。

           カシージャス

       エルゲラ  カンナバーロ 

Sラモス                    ロベカル

(サルガド)  ディアッラ  エメルソン

 ラウル        グティ       ロビーニョ

(レジェス)

            ニステル

           (ロナウド)   

これに手を加えるとしたら、先日アルゼンチンのボカジュニアーズから新加入したフェルナンド・ガゴだろうか。

90年代後半のレアル黄金期を支えたレドンドの再来といわれるガゴの加入は心強いばかりだ。ちなみにまだ若干20歳。ヨーロッパに慣れるにはそれ相応の時間がかかるだろうが、じっくり育てていってもらいたいところだ。

ガゴを入れるとすれば、それこそディアッラかエメルソンを1枚外してその一角に据えることは十分視野にいれることができる。試してもらいたいもんです。

そこら辺を2月下旬までに構築してもらいたいですな。

一方のバイエルンは、ブンデスを全く見ていなくてCLでしか見てないので詳しくは分からないけど、バラックが抜けた穴をまだ埋め切れていない様相を呈しているが、多数の怪我人も年明けには戻ってくるようなので、レアルとの決戦までにはチーム力も仕上がってきているはず。

いずれにせよまだ両チームともチーム力は未完成なままなので、とにかくこの両者が激突する2月末までに、組織力、戦術、連動性をはじめとするチーム力をいかに構築し整えることができるかにかかっているといえるのではないだろうか。

時間は、、、あまり無い。。

アッラ・マドリー!!

最後はこれで締め。。

欧蹴球狂想曲第15番:チャンピオンズリーグ決勝T1回戦完全??予想vol.2

引き続き06-07UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝Tの展望を。

<注>過去のCLでの対戦のスコアは、左のチームを基準にホーム、アウェイの順で掲載。

☆セルティック×ミラン

勝ち上がり確率セルティック30%×ミラン70%

 *過去の対戦

 68-69準々決勝 セルティック0-1、0-0ミラン

 04-05グループステージ セルティック0-0、1-3ミラン

セルティックがホームの第1戦で勝てば勝機も見えてくるだろうけど、この第1戦がとにかくセルティックにとっては全てだね。国内リーグでは首位を独走しているわけだから、とにかく2月20日の決戦にコンディションのピークを持っていくようにすれば。ストラカン監督の舵取りが重要になってきますな。頼むで俊輔!

対するミランは、セリエAでは悲惨な様相を呈してきてますが、メンタル面から瓦解しコンディションにもそれが波及しCLにも悪影響を及ぼす可能性が大いにあり、そういう点でみればチームが一体となって頑張っているセルティックにも付け入る隙は十二分にあるんだけどね。

グループステージは組み合わせにも恵まれ楽に突破を決めたミランだけど、今後はチームとして一致団結できるかどうかが大きな要素になってくるはず。

いや、3:7でミラン有利としたけど、国内リーグ後半戦次第ではミランがさらに下降してくる可能性があり、セルティックにも十分勝機はあるとは思う。

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☆リール×マンチェスターユナイテッド

勝ち上がり確率リール25%×マンU75%

 *過去の対戦

 01-02 グループステージ(1次リーグ)

                  リール1-1、0-1マンU

 05-06 グループステージ リール1-0、0-0マンU

昨季はリールに取りこぼしたことにより、まさかのグループステージ最下位で敗退となったマンUだが、今季はそれは無いだろうと思う。

昨季は全く目立つことができなかったスコールズやギグスといったベテランが高みで安定し、そこにロナウド、ルーニーら若手がうまく噛み合いプレミアリーグでの戦いを見ても非常に安定した強さを発揮している。ここで敗退するのはちょっと考えづらい。

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☆インテル×バレンシア

勝ち上がり確率インテル55%×バレンシア45%

 *過去の対戦

 02-03準々決勝 インテル1-0、1-2バレンシア

 04-05グループステージ インテル0-0、5-1バレンシア

本当はインテルを60%くらいにしてもいいんだけど、ここ何試合かのリーガでのバレンシアのサッカーを見るとやはり侮れないだろうということと、同じようなスタイルのサッカーを志向する両チームの我慢比べでインテルが自滅する可能性があり得るという観点からこの数字。

バレンシアは次から次へと負傷者続出で相当に苦戦した前半戦となったが、アルベルダ&バラハなどチームの軸となる選手が復帰してきており、2月下旬にはけっこうイイかんじになっているのではないかと予想する。

あとはホアキンかなあ、キーマンは。まだ全然ダメだからな。今季の移籍でのゴタゴタがまだ影響してるようだね。早くコンディション戻して活躍してほしい。

まあ1戦目でアウェイゴールを奪えればバレンシアにもチャンスありでしょう。

つづいては、我が愛しのレアル・マドリー×バイエルンと、バルセロナ×リバプールを。。

欧蹴球狂想曲第14番:チャンピオンズリーグ決勝T1回戦完全??予想

06-07UEFAチャンピオンズリーグ(CL)もグループリーグが12月6日にグループステージが終了し、ベスト16が決定!

さあ、ここからがCLの本番。ベスト16がホーム&アウェイのノックアウトラウンド方式で行われるトーナメントで死闘を演じる。

CLの本当の醍醐味を味わえるのはここからです。

といっても決勝T1回戦は来年の2月20日なので、まだ2ヶ月もあるねんけど。。

そんな中12月15日には決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選が行われ、魅力ある対戦カードが実現となりました。我が愛しのレアル・マドリーもね・・・。バイエルンだよーーーっ!!

ということで、今回は決勝T1回戦のオイラ的勝手気まま予想を立ててみましたん。パチパチパチ。

ホント、レアル以外はあまり真剣に考えていないんで・・・(笑)。

と、各対戦カードの予想に入る前に全体的な統計で重大な事実があるので、まずはそこから。

え?何?なに?

いや、これが実は大したことあるんだって。聞いて聞いて。

それは、決勝トーナメントはホーム&アウェイで行われるわけだけど、昨シーズンの決勝Tの全対戦をみると、1戦目をアウェイ、2戦目をホームで戦ったチームが圧倒的な確率で次ステージに勝ちあがってるんですわ。

決勝T1回戦から準決勝まで全14対戦のうち11対戦で1戦目アウェイ、2戦目ホームのチームが勝ってるのです。

ただその前の04-05シーズンは、ちょうど五分五分なんですけど。

それにしたって昨季の結果はちょっと異常だよな。なんか今季も同じ流れになるような気もするんで。

まずは1戦目をアウェイで戦うチームが全体的に有利ということは言えるのではないか、ということで各対戦に入っていきやんす。。

<注>過去のCLでの対戦のスコアは左のチームを基準にホーム、アウェイの順で掲載。

☆ポルト×チェルシー

勝ち上がり確率ポルト20%×チェルシー80%

 *過去の対戦

 04-05グループステージ ポルト2-1、1-3チェルシー  

03-04シーズンにCLを制したポルトを率いていたのは、現在常勝チェルシーを率いるモウリ-ニョ監督ということで、いわゆる古巣対決ということになる。

が、、やはりチェルシーが1枚も2枚も上手なのは明らかで、ここはもう鉄板といってもいいのでは。

新戦力のシェフチェンコとバラックがなかなかフィットしていないのは誤算とはいえ、それを補って余りあるドログバとエッシェンの活躍は本当に脅威だ。

そしてベンチにはロッベン、ショーン・ライト=フィリップスといったウインガーが控えており、基本システムの4-3-1-2から昨季の戦い慣れた4-3-3へとスムーズに切り替えることができるのも大きい。ていうか4-3-3の方が相手としては恐いんだけどね。。

ポルトはぁぁぁ、、、、どうなんでしょう。。タレントはカレスマとかルイス・ゴンサレスとか、あとはロナウジーニョの後継者といわれているアンデルソンだとかいるにはいるんだけど、如何せん相手が優勝候補筆頭のチェルシーだもんなぁ。運が悪かったとしか言いようがない。

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☆PSV×アーセナル

勝ち上がり確率PSV40%×アーセナル60%

 *過去の対戦

 02-03グループステージ(1次リーグ)

                  PSV0-4、0-0アーセナル

 04-05グループステージ PSV1-1、0-1アーセナル

PSVはほとんど見ていないので、アーセナル側からみると、昨季もそうだったけど、アーセナルって国内リーグとCLとのギャップがデカイんだよね。

今季もプレミアでは6,7位に沈んでるけど、CLでは余裕でグループステージ1位突破だもんな。

昨季はアンリを1トップに中盤を厚くするCL仕様の守備的な4-5-1で準優勝という予想外の快進撃を展開したアーセナル。攻めてくる相手に対し中盤のコレクティブな守備網でボールを奪いアンリを軸にカウンターも絡めた攻撃でサッカーを展開。今まで戦術として使うことがなかった速攻カウンターという手法を手に入れたアーセナルの快進撃は必然といえば必然だったのかもしれない。

ではそれが今季も続くのか、というとその可能性はアンリ次第というところに行き着くと思う。

中盤はいまやチームの心臓になったセスク、プレミアの水にも慣れたフレブ、そして既に存在感を発揮しているロシツキ、中盤の底に君臨するジウベルト・シルバ、またリュングベリやファン・ペルシなど理想的な陣容が整っている。

問題は1トップのアンリなのだが、W杯の疲れから今季は昨シーズンほどのコンディションになく、明らかにプレーに粗が目立っている。はたして2月下旬までにフィジカル面で戻れるのか、、これが1番の問題だろう。

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☆ローマ×リヨン

勝ち上がり確率ローマ40%×リヨン60%

 *過去の対戦 たぶん無い?

なにげに屈指の好カードなのがこの対戦。

ローマは昨季から場当たり的に使い始めたトッティを最前線に置くトップレスシステムが殊のほか機能し、今季はより一層成熟度を増した感がある。今のセリエAで最も流麗でスペクタクルな爆発サッカーを展開しているのは間違いなくローマだ。一昔前の中盤すっ飛ばしサッカーはどこへやら、、、。

しかし対するリヨンもここ5年ばかりで一気に欧州列強に名乗りを上げてきているのは周知の事実で、2シーズン連続でレアルを完膚なきまでに葬り去ったのは記憶に新しい。

フランスリーグで前人未到の6連覇へ向けて驀進中で、もうこの時点で優勝は決まったといっていいほど2位以下を引き離している。そのリヨンが唯一成し遂げていないのが、CLでベスト4以上に入ることなのだが、その機は完全に熟しているといっていい。

今季のグループステージを見ても昨季以上に強さを増している感があり、今季はベスト8の壁を越えるのは確実だと思っているのだが、、、。

ちなみにオイラの見方では東の横綱がバルサ、西の横綱がチェルシーで、それにつづく東の大関がリヨンだと思う。

しかし、ローマはマジに魅力的な攻撃サッカーを展開しているだけに、リヨンとしてはいきなり高いハードルが立ちふさがってしまったとは言えるだろう。

いずれにしても相当に面白い試合になることは必至。楽しみです。

2006年12月22日 (金)

夢のシネマパラダイス123番シアター:戦場のピアニスト

239348view003 出演:エイドリアン・ブロディ、エミリア・フォックス、ミハウ・ジェブロフスキー、エド・ストッパード

監督:ロマン・ポランスキー

(2002年・ポーランド/フランス・149分)2003/03/03・盛岡フォーラム1

評価★★★★☆/85点

内容:ナチスドイツがポーランドに侵攻、占領された街ではユダヤ人迫害が吹き荒れる。実在のピアニストであるシュピルマンの壮絶な実体験を収容所経験のあるロマン・ポランスキー監督が映画化。アカデミー賞では監督・主演男優・脚色賞を、カンヌではパルム・ドールを受賞。

“劇場にもの申す!”

ラスト、生き残ったウワディフが演奏会場でショパンのピアノ協奏曲を演奏するシーンでエンドロールに入っていき、そのままエンドロール終了まで鍵盤をたたくウワディフの手とともに演奏は続く。

正直僕はこの時涙した。

たった2時間半ちょいの中に描きこまれた悲惨極まりない体験と、まるで運命に弄ばれるようでありながら実は様々な人々の助けによって生き永らえたウワディフの想い。そして亡くなっていった人々の想い。

様々な想いがラストの曲とともに湧き上がってきて、自分の五感を大いに震わせ涙を堪えることができなかった。

もちろん席を立てれるはずもない。いや、自分だけではない。ほぼ満席だった劇場内ほとんど席を立つ人はいなかった。

そしてふと僕は思ったのだ。演奏が終わったら拍手するよな、、、と。

エンディング前には演奏会場の満員の観衆の姿も画面に写っている。ということは、演奏が終わったら普通拍手するよなぁ、ということは観てるこちら側も拍手するよなぁ、と必然的に思ったのだ。実際スタンディングオベーションでもしたい気分だったし。

そして演奏終了!

パチパチパチパチ・・・・えっ?えっ?

なんと演奏終了と全く同時にカーテンが閉まっていくではないか、、、館内の照明が一気に明るくなるではないか・・・。そ、そんなことって・・・。

まるで劇場から早く立ち去れとでもいわんばかりの早業。なんか一気に気分が殺がれてしまったのだった。せめて余韻くらい浸らせてくれよぉ、と思いながら渋々席を立つ。。

しかし考えてみるとエンドロールだもんなぁ・・・。フツーはエンドロールで余韻に浸るんだよな。

でも僕は余韻の余韻に浸りたかったんだ!

自分でも何言ってんだか分かんなくなってきたが、劇場に文句言っても仕方ない気がしてきた。

でもやっぱり納得いかねんだよなあ。せめて画面の観客の拍手が終わるまではカーテン閉めてほしくなかったし、明るくしてほしくなかったな。

映画についてもちょっと。

観てて思ったのだが、おそらく完全版なるものが存在するのではないだろうか。

どうも編集段階で苦労したような感が否めないなあということを観てて感じたのだけども。

まぁそのような編集の雑さというかぶつ切りっぽい感じも映画自体には何ら悪影響を及ぼしているわけではないし、話の筋も至極単純なので集中できないほど気になることもない。しかも1939年のポーランド侵攻から終戦まで描ききるというわけだから致し方ない点もあると思う。

さらに驚きなのが、ポランスキー色が全く出ていないことで、エンドロールでロマン・ポランスキーフィルムという字幕が出てやっとで、あ、そういえばポランスキーが監督だったんだと思い出したくらいだ。

あくまでも冷徹に一定の距離をおいて見つめようとするポランスキーの姿勢が僕が抱いた感触とも重なってくる気がしてならない。

もちろん完全版なるものが存在するのであれば観てみたいし、より深くこの映画とこの時代のことを考えることができるのも確かではないだろうか。

(初記)2003/03/03

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聖なる嘘つき(1999年・アメリカ・119分)DVD

 監督:ピーター・カソヴィッツ

 出演:ロビン・ウィリアムズ、アラン・アーキン、ボブ・バラバン、リーヴ・シュレイバー

 内容:第二次大戦中のナチス支配下にあるポーランドのユダヤ人居住区ゲットー。絶望の中、命をかけて笑顔とユーモアを忘れずに嘘を突き通す男がいた。。

評価★★★☆/70点

鑑賞前の予想通りに、あまりにも適役のロビン・ウィリアムズだからこそ妙に安心して見れてしまう。しかし、悪くいえば見飽きたかんじ。。

どうせならロビン・ウィリアムズという絶対安全パイよりも、ジム・キャリーあたりでやってもらいたかった気もする。

2006年12月21日 (木)

亀田興毅×ランダエタ戦を振り返る

昨日、有明コロシアムで行われたWBAライトフライ級タイトルマッチ12回戦、王者亀田興毅×挑戦者ランダエタは、判定3-0で亀田が初防衛に成功した。

8月の王座決定戦で、明らかに負けていた亀田が判定2-1で勝ってしまうというあり得ない勝利で王者についてから4ヶ月、因縁の再戦となった戦いは誰が見ても分かる亀田の完勝で終わった。。

オイラとしては、亀田バッシングやる気満々でグチグチネチャネチャと亀田父子にケチをつけようかと勇んで臨んでいただけに、なんともはやボクシングスタイルを劇的に変えてきた亀田の確かな戦術に裏打ちされた勝ちにこだわったボクシングに、オイラは手も足も口も出すことができなかった・・・。

今回ばかりは認めざるを得ないにゃぁ・・・。

ちなみに今回はオイラもお茶の間審査員になって各ラウンドを採点してみました。

結果は、、、、(左が亀田で、右がランダエタ)

第1ラウンド   10-10

第2ラウンド   10-9

第3ラウンド    9-10

第4ラウンド   10-9

第5ラウンド   10-9

第6ラウンド   10-10 

第7ラウンド   10-9

第8ラウンド   10-9

第9ラウンド   10-10

第10ラウンド  10-9

第11ラウンド  10-9

第12ラウンド   9-10 *亀田反則で1点減点

   計     118-113

終わってみれば余裕の勝利。完勝ですね。。何も言うことはございません。。。

ていうか前回のような接近戦を予想してたんだけど、完全に裏切られたね。まさか緩急を自在に使って来るとは、、、前回の一直線に向かっていくスタイルから180度変えてくるとは完全に想定外でした。

バッシングを封じ込めるのには鮮やかなKO勝ちが1番インパクトもあってよかったんだろうけど、しかし昨日の王者に相応しい玄人ボクシングのインパクトも周りを黙らせるには十分だったのでは。。少なくともオイラは昨日の亀田のボクシングにはケチつけるところは一つもございません。

まぁ、今後も今回みたいにテレビ露出を極力控えて、人気実力ともに真の王者になっていってもらいたいですわな。

ただ、一つ注文付けるとすりゃ、興毅の方じゃなくて大毅の方だな。

1回37秒KO勝ちはたしかに凄いけど、あの相手はなんじゃ??

インドネシアのモハメド何某だったか忘れたけど、完全にヨレヨレのジジイじゃねえか(笑)。

ヤル気もあるんだかないんだか、大毅の相手として相応しいのかい?と言いたいですね。

もうちょっと手応えのある活きのいい野郎と戦わせておくんなましや。

B’zの“いつかのメリークリスマス”もイマイチだったなぁ。。。

2006年12月17日 (日)

欧蹴球狂想曲第13番:バルセロナ敗戦・・・&中村憲剛

FIFAクラブワールドカップ決勝戦インテルナシオナル×バルセロナが横浜国際総合競技場で行われ、インテルが後半30分過ぎのC.アドリアーノのゴールで1-0でバルサを振り切り、世界王者に輝いた。。

正直、、インテルが勝つとは思いもしなかった。。。

バルサの眩いばかりのスター軍団に比べたらこれといったタレントも見当たらないし、なんだかんだいってバルサが勝つと思ってたんだけど。。

結局は、前半を粘り強い守備でしのいで、失点をゼロに抑えたことが大きかったかなと。バルサは攻めあぐねたかんじだね。インテルの最終ラインの泥臭いチェックにバルサはあまりにもバカ正直にキレイに行き過ぎた感が・・・。

もっとミドルシュートを積極的に狙っていってもよかったのではないかと感じたのだけど、デコが2本撃っていったくらいかな。

しかし、バルサのこういう負け方というのは、あまりお目にかかれないね。

やっぱどこかで慢心みたいなものがあったのか、な?

それとも今日の試合の数日後に行われるリーガのアトレティコ戦の方に頭が行ってたのかも。。

ま、我が愛しのレアル・マドリーにとっては、バルサが極東で体力を消耗してくれるのは願ったり叶ったりなのだけども(笑)。

さて、話はいきなり変わって、先日ビデオで録っていたNHKの番組「人間ドキュメント」を見ました。

内容は、川崎フロンターレ所属で、オシムジャパンにも選ばれるようになった中村憲剛を追ったドキュメント。

なんてったってオイラが周り中に今年1番イチオシしていた選手ですから中村憲剛は。

そしてこの番組を見て、分かったことがある。

それは中村憲剛は、日本のピルロなのだ!!ということ。

そう、イタリア代表およびACミランでタクトを振るうアンドレア・ピルロに境遇が酷似しているのだ。そして、プレーの内容も。

ピルロはもともとトップ下の選手だったが、01-02シーズンにミランに来た時にトップ下は元ポルトガル代表のルイ・コスタが君臨しており、なかなか出番が回ってこなかった。

そこで、ピルロは翌02-03シーズン、トップ下より後ろに1列下がったボランチへの転向をアンチェロッティ監督に直訴。そしてそれが承諾され、いわゆるレジスタ(中盤の底で試合を操る司令塔)としてすぐに大成し、この年のチャンピオンズリーグを制覇、ヨーロッパ全土に衝撃を与えたのは記憶に新しい。

そして今では絶対に欠かせない軸へと華麗に変貌し、ドイツW杯でもその存在感を見せつけた。

それと同じことが中村憲剛にもいえるのではないか。

中村ももともとはトップ下の選手だったらしいけど、線の細さやフィジカル面の弱さからなかなか試合で使ってもらえなかったという。それが2シーズン前に就任した関塚監督の抜擢で、ボランチへの転向を勧められたのだという。

そしてJ1に昇格した昨シーズン、そしてなにより今シーズンの活躍と成長には目を見張るものがあった。プレーの質や内容はレジスタそのものだし、最近ではミドルシュートなどゴールを自ら狙う姿勢も強まってきた。

現時点で、日本で1番のボランチだとオイラは思う。

もちろんまだまだ改善すべきところがあるのも確かだが、26歳という遅咲きの賢人はまだまだ飛躍する伸びしろを持っている。

趣味はとにかく読書!というのも高感度高し(笑)。

オシムがエレガントな選手だと言ったのも分かる通り、そのプレーからはレアルの名手レドンドやバルサのペップことグアルディオラを想起しちゃうのは行き過ぎか・・・。オイオイ(笑)。

いや、でも日本のピルロの階段は確実に登っていると思うぞ。

これからも要注目で見ていきたいと思います。

ガンバれ!中村憲剛!

ついでに、ガンバれ!レアル・マドリー!

ちなみに明日はエスパニョール戦でっす。

2006年12月16日 (土)

夢のシネマパラダイス119番シアター:アナライズ・ミー&アナライズ・ユー

アナライズ・ミー

Analyze_this2 出演:ロバート・デ・ニーロ、ビリー・クリスタル

監督・脚本:ハロルド・ライミス

(1999年・アメリカ・103分)DVD

評価★★★★/78点

内容:ポールは泣く子も黙るマフィアのボス。しかし、最近ストレスで発作が絶えない。。そこで、部下が知り合った精神科医ベンのもとへ通うことになるのだが・・・。

“デ・ニーロクラスになると、軽く流して演技する余裕が出てくるし、またそれが許されるし、しかもそのゆるさ加減がまたイイ味出すんだよなぁ。”

「恋愛小説家」のときのジャック・ニコルソンもそうだけど、それでアカデミー賞獲っちゃうんだから、やっぱりスゴイ。別に手抜き演技という意味で言っているのではないですよ。

良い意味で肩の力が抜けて、楽しそうに演じている姿が自然な形で目に入ってくるという意味です。

とにかく今回の映画はデ・ニーロの一人舞台てなかんじで大いに楽しめました。

イスに縛りつけられた男にデ・ニーロが鉄パイプを持っているという時点で、いやが上にも「アンタッチャブル」の衝撃のバットぼこぼこ脳タリン事件を思い起こしてしまうのだが、この映画では迷って躊躇して結局「・・・・こいつは犯人じゃねえ。。」と言う始末。

さらにED+泣き虫。

はっきりいって笑えます。

他にもゴッドファーザーの悪夢など意外にツボを押さえた笑いで攻めてきて意外に良かった。

意外、意外ってアンタね・・・。

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アナライズ・ユー(2002年・アメリカ・96分)WOWOW

 監督:ハロルド・ライミス

 出演:ロバート・デ・ニーロ、ビリー・クリスタル、リサ・クドロー

 内容:服役中のポールは精神が不安定になり、治療を受けることに。これに乗じて刑務所を抜け出したポールは、マフィアを描くテレビドラマのアドバイザーになるのだが・・・。

評価★★★☆/75点

いつも何かしら変調をきたしているデ・ニーロ御大だが、この映画の冒頭における変調ぶりは必見!

見終わった後、いとおしくて仕方なくなってくる、、、(おいおい)。

2006年12月14日 (木)

欧蹴球狂想曲第12番:バルセロナ×クラブアメリカin横浜

どえりゃあ凄かったでぇーー!

バルサ!バルサ!バルサ!

ちなみにわたくし、、、レアル・マドリーファン、、、生粋のマドリディスタでございます・・・。

いや、しかし、今日のトヨタカップ世界クラブ選手権はお祭りみたいなもんですから。宿敵バルサの華麗なスペクタクルサッカーを十分に満喫致しました。

雨さえ降ってなければもっと上質なサッカー見れたと思うんだけど、それでも時差ボケや過密日程などのコンディション面の不安を考慮に入れても、さっきのバルサのサッカーは凄まじかった。楽に簡単にプレーしているようで、実は高度に緻密化&連動化されたチームの組織力の中でロナウジーニョやデコといった絶対的な個が躍動しているんだよね。組織と個のバランスが異常な高レベルで共存している美しいサッカー。。。

ホントまじに素晴らしい!!

もうあれだけボール回されたらクラブアメリカも足が完全に止まっちゃって成す術なしでしたな。

ポンポンとワンタッチでボールを回していくバルサ。それがジャブ攻撃のごとくクラブアメリカの体力と集中力を奪っていく。

もはや完全にチンチン状態でしたね。

しかし、今日のバルサ、、、さんまさんも言ってたように持てる力の60~70%くらいしか出してないよね。

先日のチャンピオンズリーグ(CL)対ブレーメン戦の今季1番の真剣マッチからみたらホント軽っるいかんじで、ギリギリの勝負マッチとまでは全くいかなかったけど、でもバルサの楽しいサッカーが日本全国で見ることができたというのはそれはそれで良かったんじゃないスか。

だって、久々に笑顔のロナウジーニョを見た気がするもん。。

これで、17日の決勝戦がますます楽しみになってきたけど、しっかり優勝してスペインに凱旋してもらいたいですな。

その代わり、リーガは我が愛しのレアル・マドリーが戴かせてもらいますけどね(笑)。。

頑張れ!レアル!

最後はこれで締める。

2006年12月11日 (月)

夢のシネマパラダイス113番シアター:羊たちの沈黙

羊たちの沈黙

20060821_227290 出演:ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス、スコット・グレン

監督:ジョナサン・デミ

(1990年・アメリカ・118分)DVD

内容:若い女性ばかりを狙い、殺害した後で皮を剥ぐという猟奇殺人事件が発生。FBI訓練生クラリスは、上司に命ぜられ、精神病棟に監禁されている元精神科医レクター博士のもとを訪ねる。レクターは患者9人を殺して死体の一部を食べた殺人鬼で、彼の心理や思考を利用して連続殺人犯を突き止めようというのだが・・・。アカデミー作品賞をはじめ主要5部門を総なめにしたいわくつきの作品。

評価★★★☆/70点

レクターよりも腐った死体よりも何よりも、、、蛾が怖くて気持ち悪くて1番イヤだった。。

昆虫嫌いのオイラが最も怯える蛾を飼っているというだけで十分異常だし、それだけで問答無用の最強サイコホラーだ!!

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ハンニバル

Hannibal1 出演:アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア、レイ・リオッタ

監督:リドリー・スコット

(2001年・アメリカ・131分)2001/04/28・丸の内ルーブル

評価★★★★☆/85点

内容:「羊たちの沈黙」から10年。あのハンニバル・レクター博士がフィル博士と名前を変えて再び姿を現した。自分に恨みを抱く男が出現したことによってアメリカに渡ったレクターは、クラリスをおとりに自分をおびき寄せようとする男との壮絶で凄惨な闘いに身を投じていく。

“前作によりサイコホラーブームが幕をあけ、今作によりサイコホラー時代は一応の幕を閉じた。”

と言い切っちゃったけど、まいいか。自分の勝手な決めつけなので。

個人的にはここ最近のサイコホラーやそこから派生した猟奇ものにはホトホト飽きていたこともあって、まあ要するに完全なマンネリやな。

話はより複雑に、殺しの手口はより残酷に、視覚はよりインパクトかつ芸術的に向かい、さらにそれが世界に伝播、蔓延し(「カル」「クリムゾン・リバー」「ザ・セル」etc.)、一体どこまでイッてしまうんだろうと興味深く、そしてある意味あきれて見ていたのです。

そして本家本元が満を持して再登場。

こりゃスゲェことになるんだろうなと勝手に想像をふくらませてしまったのが結局逆に良かったもかも。

だって前作は蛾が大量に出てくるっつうだけでやめてくれえ!というかんじだったからな。

大の昆虫嫌い。。。もしや今度はムカデの解剖なぞやるのかと身構えてしまったわけ。

ところが、ふたを開けてみたら、あらビツクリ。ものの見事に裏切られたなと。

野に放たれた怪物が暴れまくるのかと思いきや何とまあ“紳士的”。

この静謐さはなんじゃ・・・逆に怖いよ。。。

いつおぞましい美食家に変身するのか、この静謐な語り口が逆にものすごい効果をあげていて、静かなる緊張感を生んでいる。

さすがリドリー・スコット。ここらへんの演出は巧い。

フィレンツェを舞台にしたのも効果的で、フィレンツェそのものが静謐であるとともに、アンソニー・ホプキンスの静かで抑揚のある格調高い喋りと非常にマッチしている。

最近のこのての映画が視覚にばかり凝っているのにいささか辟易していた自分にとって、この映画の聴覚攻めは不意を食らったかんじだった。

ハンス・ジマーの音楽も狙ったとしか言いようがない。

そして全てにおいて逆を衝かれたところにラストの見るもおぞましい鉄板焼き。

オエッときながらも、うまい!上手すぎるよここまでの見せ方が!と舌鼓を打ってしまった。。

言うに及ばずこれ1本だけを抽出してみればさほどの内容ではないとも思うけど、この映画より2,3年前くらいからの流れからするとちょっと隔絶したところにこの映画はあるな、と感じた。それまでの流れが良い引き立て役になっちゃってるな、と。

まぁ、前菜にしてはスゲエ映画ばっかりだけど、今作ほど究極のメインディッシュもないでしょう。

レクターによってサイコホラーの扉が開かれ、10年後その扉をレクターが閉めたとやはり思わずにはいられない。

この扉をこじ開ける者が出てくるのか、あるいは別ジャンルが台頭してくるのか、これからのホラー映画の動向に興味を持たせる、そんな感想を抱かせてくれました。と思ってたらまたまたレクター開けちゃったのね。。。

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レッド・ドラゴン(2002年・アメリカ・125分)2003/02/18・MOVIX仙台

 監督:ブレット・ラトナー

 出演:アンソニー・ホプキンス、エドワード・ノートン、レイフ・ファインズ、ハーヴェイ・カイテル、エミリー・ワトソン

 内容:トマス・ハリス原作のレクター博士3部作の第1章。FBI捜査官のグレアムは、人食い殺人鬼レクターを逮捕するものの、精神的ダメージを負い辞職。しかし、新たな殺人鬼“咬みつき魔”の出現により、彼は再び陰鬱な世界に呼び戻され、レクターとの再会を余儀なくされていくのだった・・・。

評価★★★★/75点

“腹すいてる時に食べるラーメンはすぐになくなるが、満腹の時に食べるラーメンは食えども食えども減っていかない。この映画は完全に後者だ。”

しかしフツー、後者の場合はただただ苦痛でしかないのだが、どういうわけか今回は食えば食うほど箸が進み苦痛にならない

それだけ素材がウマかったということだが、苦痛になる一歩手前を一気に突き進む疾走感と緊張感が実に素晴らしかった。これがホントのゴハンがススムくん、ってか。

特に素材のウマさでいえば、やはりエミリー・ワトソンが断トツ。

例えばフランシスを家に招き入れ、ケーキをご馳走するシーンの一連の所作ひとつとっても文句の付けようが無い。あれぞ一級品。

なにげに素材を吟味しているなぁという印象を強く持てる映画です。

夢のシネマパラダイス112番シアター:もののけ姫

Princess_mononoke 声の出演:松田洋治、石田ゆり子、田中裕子、小林薫、西村雅彦、美輪明宏、森光子、森繁久彌

監督・脚本:宮崎駿

(1997年・東宝・135分)初見1997/08/12・盛岡ピカデリー

評価★★★☆/70点

内容:王家の血を引く青年アシタカは、北の果てにあるエミシ一族の隠れ里を襲ったタタリ神を倒したせいで、右腕に死の呪いをかけられてしまう。村の老巫女から、西へ行けば呪いを断つ方法が見つかるかもしれないとのお告げを受けたアシタカは、西へ向けて旅立つ・・・。森を侵す人間たちと荒ぶる神々との闘いを壮大なスケールで描いた長編アニメ。

“7回まで完璧なピッチングを披露していた宮崎駿が、8回逆転満塁ホームランを喫して急遽降板。しかし、あまりの強風に試合続行不能で9回を待たず8回コールドゲームで試合終了・・・観客は消化不良のまま返金すら許されず帰路につくのだった。。”

9回までだったら許すよ。いや、9回逆転サヨナラ満塁ホームラン喫するのならば逆に褒めてやるよ。大ドンデン返しなんだから。

でもこれはちゃうねん。試合途中打ち切りなんだよ。しかも8回まで引っ張っといてオチが花咲かじいさんだもんよ。。

そりゃ怒るで。

ていうか問いつめたいね。このラストに心から納得いくのかどうか小一時間問いつめたいねホンマに。

正直に言ってもらいたいわな、封切りに間に合いそうにないor2時間ちょいに収まりきらないからデイダラボッチ版花咲かじいさんにしたんだと正直に言ってもらいたいわ。

ていうかあんだけ憎しみと破壊、殺戮を描いておいて一瞬にして森が再生しちゃうというのはどうしても自分の良心が許さない。身体が受け付けない。

足かけ12年かけて完結したコミック版風の谷のナウシカを読んでた自分としてはなおさら受けつけられるはずがない。

映画版ナウシカでクシャナが腐海を巨神兵で焼き払ってしまえば国土は回復すると考えていることをそのままやっちまってるんだよ。もう信じられないねホント。ラストの取ってつけたようなサン、アシタカ、エボシのセリフも含めて信じられん。

なにが「風の谷のナウシカから13年!」だよ。やってることは逆行してるじゃんかよ。

そもそも自然と人間というテーマはコミック版ナウシカでケリをつけたんじゃないんかい。

たった2時間ちょいの分量に収めるのはムリなことくらい、あれだけ苦労したナウシカで宮崎駿自身分かってたはずだろうに。

どうせなら興収なんか切り捨てて4時間くらいの作ったらよかったんちゃうか?

8回で終わらせずにさ、延長18回までやったらよかったんじゃないの。嬉々として付き合ってやるよオイラは。それくらい宮崎アニメは好きなんだからさ。

まったく、、こんなアホな終わり方されたんじゃ立ち見だったオイラは開いた口が塞がらなかったわホンマに。

と思ったらラストのラストでジコ坊が的を射たこと言ってんじゃん。

「いやあ参った参った。馬鹿には勝てん。」

、、っておい、宮崎さん狙ってたのか・・・!?

でもこれだけホザいておいて★3つも付けてるオイラって一体・・w

*<歴史好き一言コラム>

考古学をやってる歴史好きの本分ゆえ、あくまでファンタジーなのだがいつの時代の話なのだろうかと考えてしまった。

まず、エボシが「明の石火矢は使い勝手が悪い。」と言っていることから中国は明の時代、つまり1368~1644年の間ということになる。

次にアシタカが村を出ることを決めた席上で爺さまが「大和に敗れて500年余云々・・・今では将軍どもの牙も折れたと聞く。」と言っていることから、室町幕府失墜のもととなった応仁の乱以降、足利義昭追放までの1480年頃~1580年頃に絞られる。この500年前には有名な前九年、後三年の役で蝦夷が敗れている。

ここからさらに狭めることができるのかというと、気になったのが石火矢の存在。

石火矢の伝来も鉄砲伝来と同じ頃とされてるが、この映画にはなぜか石火矢しか出てこない。

これはどういうことかと考えると導き出される答えはただ1つ。

鉄砲伝来以前に石火矢は明あたりから伝来していたと宮崎駿は考えたのではないかな、と。あくまで個人的推測だけども。となると1480年頃~1540年頃に狭めることができる。

あさの公方については、エボシだったかジコ坊だったかが「あれは大侍だ。」と言っていることから実在の浅野氏をモデルにしているのかもしれないが、想像の域を出ない。

これ以上狭めるのはちょっと無理っぽいのだけど、大体1480~1540年頃と考えていいのではないかと思う。

2006年12月10日 (日)

新車購入交渉第2回選択希望会議

いきなりですが、決めちゃいました!!

本日、わたくしマツダアンフィニ店で、新車の仮契約して参りました。

その名はアクセラスポーツ!

タイプは15Cの4ATにオプション等付けてお値段約210万のところ、粘りに粘って40万の値引きに成功!即決で決めてきました。

いにゃあ、、40万の値引きにはさすがにホッッホッホーとビツクリしてしまいましたが、値段交渉の対抗車として使ったスバルのインプレッサスポーツワゴンが事のほか効いたなというかんじです。

しかも今インプレッサって特別仕様車が出たばかりで、しかもその特別仕様車が車両本体価格自体が凄げぇ安いのね。

だから、インプレッサで決めちゃう寸前(実際決めちゃおうとしてたけど)という匂いをプンプンに漂わせながら交渉を進めていって、最初の値引きは20万円代だったのだけど、いやまだまだと自分に言い聞かせながら粘りやんした。

正直、、、疲れました。。

あまりオイラって交渉事が得意じゃないので、自信が無かったんだけど、今は達成感でいっぱいであります。

純粋に嬉しい。。

早く乗りたいよーー。

納車まで1ヶ月くらいはかかるらしいから。待ちきれましぇん・・・。

2006年12月 7日 (木)

夢のシネマパラダイス110番シアター:フライド・グリーン・トマト

Friedgreentomato 出演:キャシー・ベイツ、メアリー・スチュアート・マスターソン、ジェシカ・タンディ

監督:ジョン・アヴネット

(1991年・アメリカ・130分)DVD

評価★★★★★/98点

内容:40代の肥満気味の専業主婦エヴリンは、チョコレート中毒で情けない日々を送っていた。そんなある日、エヴリンは夫と出かけたローズヒル・ホームで、老女ニニーと出会う。そしてニニーは50年も前のアラバマ州で大衆食堂を経営していた2人の女性の話をエヴリンに語り始めた。

“滋養強壮、パワー回復にリポビタンD!改めフライド・グリーン・トマト!”

ご使用方法:DVDまたはビデオデッキに本品を入れ、約2時間どっぷりと浸かってください。

服用効果:生きていくための活力、勇気がふつふつとこみ上げてきます。心が感化され、下手な講習会に出向くよりも数倍効果が得られます。

使用上の注意:副作用として、「トゥワンダ!」という言葉を発してしまうことがあります。また、体質によっては多少言葉遣いが荒くなります。

警告△:更年期の方は絶対に服用しないで下さい。破壊的衝動が増幅され非常に危険です。

故障かな?と思ったら:本品を使用したことにより、猟奇的変貌をとげた場合はお近くの教会へお問い合わせ下さい。また、本品を使用したことにより、茹でものが食べられなくなった場合は、お近くの医師にご相談下さい。

なお、保証責任についてはワシのマーク改め地球(ホシ)のマークのユニバーサル製薬は一切の責任を負いません。

2006年12月 6日 (水)

欧蹴球狂想曲第11番:バルセロナ×ブレーメンinカンプノウ

日本時間今朝4:45からバルサの本拠地カンプノウで行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ・グループA最終節バルセロナ×ブレーメンは、前半13分のロナウジーニョの直接FKからのゴールと続く前半18分グジョンセンのゴールで2-0で勝った。

これにより、死のグループAの決勝T行きチケットは1位チェルシー、2位バルサで決まった。

いんっやあ、、、よく勝ったよバルサ。ホントに良かった。

今日の試合はブレーメンは最低限引き分けで2位の座を確保、対するバルサは100%勝つしかない状況ということで、クラシコをも超える今シーズン最大の重大決戦となったわけだけど、試合前にロナウジーニョが開始1分から点を取りにいくと宣言した通り、前半はバルサの攻守に渡るメリハリのきいたサッカーで萎縮しているブレーメンを圧倒。

本気度120%のロナウジーニョ、右サイドの鋭い刃ジュリ、怪物に変貌しつつあるイニエスタ、史上最強の玄人職人デコ、猛毒危険爆弾モッタ、魂の闘将プジョル、そして第2のエトーなんて呼ばせない俺の名はグジョンセンだぁっ!

みんな魂の気迫こもったチームプレーでチームを牽引していった。

とにかく勝つしかないバルサは、開始早々からゴールに攻め込みまくる。しかし、それを可能にしたのも中盤高い位置からの連動した守備意識が上手く機能したことが大きな要素となったことは指摘しておかなければならないだろう。

“2点取られても3点取ってしまえばいい”“1-0で勝つよりも4-3で勝つ方を我々は好むのだ”という90年代初めの第1期ドリームバルサを率いていたヨハン・クライフの言葉は、よくバルサのサッカーを語るときに取り上げられるキーワード、すなわちそれがバルサの哲学なわけだけど、今日のバルサは、点を取らなければならないけれども相手に点を与えてもいけない、という非常にリアリスティックな意識で戦っていたと思う。

前半は点を取りにアグレッシブに、2点リードした後半は相手の圧力を受けてよりカウンター志向に移行した戦い方を実行し、運も味方に付けて試合運びとしては非常に理想的な展開に持ち込むことができたと思う。

こういう戦い方は、少なくとも2シーズン前のバルサには出来なかった戦い方なんじゃないかな。

ライカールトの成長もあるし、あとはユーべからやって来たザンブロッタとテュラムの存在も相当に大きいですね。

ここで負けてたらマジにシャレになってなかったけんねぇ。

しかし、それにしても今日のロナウジーニョは凄かった!!

後半はちょっと消えてたけど、前半20分までのパフォーマンスはドイツW杯前のCL決勝の時のピークくらいはあったね。それくらい凄かった。完全にイッちゃってたもん。

そして前半13分の先制ゴール。

まさかあそこでゴロを蹴りこむとは、あの時カンプノウにいた9万8千の観衆も、テレビの前で観戦していた何億人の人々もいったい誰が予想できた???

ああ゛、、、??入った?入った!!入ったぁぁーーーー!!!

ほんの一瞬呆気に取られたもんなぁ。

ドイツ人は上背があるから、上に巻いて蹴ってたらクリアーされてた可能性はあるよね。

俊輔だったらどう蹴ってたかなぁ。

ま、オイラ生粋のマドリディスタだけど、今朝はバルサを心底応援させてもらいました。ヨカッタヨカッタ。

ホントここで消えてたらお話にならなかったんでね。

でも、今ブンデスで首位を走るブレーメンが敗退というのも複雑ではあるけどね。。

2006年12月 5日 (火)

新車購入交渉第1回選択希望会議

この夏にオイラの愛車、三菱のRVRがスーパーの駐車場で突如動かなくなってから早4ヶ月。

電気系統のプラグ交換でなんとか直りはしたものの、なんだか急速に走らなくなってきて、こりゃもうそろそろ買い換え時かなあなんて思ってる間に、車検が来月に迫ってきてしまった・・・。

車を買うか、それとももう1回車検通して2年後まで辛抱するか、、、。

問題は、今回の車検でタイミングベルトを交換しなければならない時期に来てるので、最低でも20万はかかっちゃうってこと。さらに、今後2年間でまた再びエンジントラブルに見舞われる可能性も相当に高いと思われ、その修理費なんかを考えたらやはり車を買い替えた方がいいのではないか、と考えるに及び、、、、、

車買うことに決めました!!パンパカパーン。

さらに、車種もほぼ決めました。

マツダのアクセラスポーツかスバルのインプレッサスポーツワゴンざんす。。

ホンダ・アコードワゴンとかスバル・レガシー、マツダ・アテンザスピードワゴンなんかは凄っげぇ乗りたいんだけど、自動車税がバカにならないんで、次なる夢にするとして、ここは現実的にいこうと。

中でもアクセラスポーツは雑誌で初めて見た時点で、こうなんかズビビビッと来ましたね。

マツダって地味で目立たない印象があるんだけど、以外に独創的なものを出してきよるのな。

ただアクセラって中古車が少ないのなんの。。。ネット検索かけたっけばオイラが住んでる地域に1台も無いでやんの、、う゛う゛。。

隣県に何台かあったけど。

今現在は気持ちが新車に向かっちゃってる。。こんなビンボーなオイラがそんな大それたことしてええんのやろうか・・・。

てことで、昨日新車見積もりてのをネットで送ったのですわ。

タイプはアクセラスポーツ15Cで4ATと5MTの2タイプあるんだけど、5MTの方が車両本体価格が10万くらい安いのでそっちにしてみた。

が、ちょっと、いや相当不安なのが、マニュアル車をもうここ5年くらい運転してないことなのね・・・(笑)。大丈夫か、、な。。

まあとにかく安い方にして、あとはメーカーオプションでMD付けて、ダークティンテッドガラスとディスチャージヘッドランプ付けたっけば、それだけで170万くらいいったんだっけかな。

んで見積もり請求してっけ、193万という数字が送られてきたでやんす。。。

あえなく轟沈するオイラ・・・。

だって、無理だもん193万なんて、、、。オイラにはオイラにはオイラにはそんな金無かけもん・・・。

もはやロト6に賭けるしかないのか・・・ハッハッハァァ~~~・・。

でも、聞くところによると、マツダは値引き額が相当大きいらしいので、交渉の余地はあるのだろうか。。

マツダから連絡がもし来たら交渉してみよっかなぁ。

あとは、スバルのインプレッサスポーツワゴンだけど、こっちは先ごろ特別仕様車が発売されて、アクセラスポーツ15Cと同グレードの1.5iの5MTで116万円代とオイラでも十分手が届くお手ごろなお値段となっている、、、けどやっぱアクセラに魅かれちゃってる自分をもうどうすることもできないーーー。。ジタバタジタバタいや~ンダメそこ・・・。

どっかにお金落ちてないかなぁ。。

ま、一応今からすぐにインプレッサに見積もり請求もしてみよっか、と思ってます。

とにかく時間がない。。早く結論出さないと。

2006年12月 1日 (金)

浦和vsガンバ頂上決戦!!明日まで待てない。。

J1リーグ06シーズンが明日の最終節で幕を閉じる、とともにyahooファンタジーサッカーも今季終了となります。

明日は運命が決する日!

J1の方は浦和勝ち点69をガンバ大阪勝ち点66が追う展開で、明日の直接対決(浦和ホームの埼玉スタジアム)で優勝が決まる。

優勝するための条件は、ガンバ大阪が3点差以上の差を付けて勝つことでガンバ優勝、それ以外は浦和が優勝という、条件だけみれば圧倒的に浦和有利ということになってはいる。

また、今シーズンの浦和は失点が異常に少なく、特にホームでの平均失点はなんと0.38。常識ではホームで3失点以上喫するというのはあり得ない計算になる。

そしてなにより浦和にとって強みなのは、14勝2分でいまだ負けなしのホームで戦えるということだろう。ちなみにガンバのアウェイの戦績は8勝6敗2分。

しかし、ガンバは攻撃力が売りのチームだけあって、今シーズン3得点以上が14試合もあるのは、もしかして何かが起きちゃう・・・!?と期待を抱かせるには十分である。

サッカーは重要な試合であればあるほど何が起きるか分からないものですから・・・。

ということで、まあ普通に予想すれば浦和が順当に優勝するのだろうけども、なんか心のどこかでそう簡単には終わらないんちゃうか、という一抹の心のざわめきもあるのですが・・・。はてさて。。

で、オイラにとってはそれよりも重要なことがあって、それがyahoo!ファンタジーサッカー最終節なのだけど、たぶん最低40~50ポイントでも来季からのトップリーグ昇格は確定なので、明日の最終節は余裕をもって臨めるところではあるんだけど。

で、今回は浦和×ガンバの最終決戦ということで、どうしよっかなぁと思案した挙句、今まで大量に選んでいた浦和レッズ陣を一挙に削っちゃいました。長谷部だけ残したけど。

なんかちょっと予想を超えた範疇にこの決戦があるので、ここはあえて浦和から選ぶ冒険はしたくないかな、と。

普通に考えれば浦和で鉄板なのだから、いつものように闘莉王をキャプテンにして山田入れて、鈴木啓太入れて、ワシントン入れてってするのだろうけど、なんかイヤ~な予感めいたものがするので、長谷部以外は今回は使わないことにしました。

闘莉王はマジに悩んだけど、ずっと足に違和感抱えたままで最近はプレーしてるようで、実際問題相当痛みがあるらしいので、う~ん、、外すことにした次第。。

んで闘莉王のファンタジー年俸が2億6千万だったかなのね(笑)。で、今回売っちゃったから、その金額が一気に我が懐に入ってきました♪

だから今回は他のところで金使って思うようなチームづくりが出来たかな、と。

GKは今シーズン初めて使う川口能活!GKはいっつも1千万から多くて2千万くらいの選手を使ってるので、今回のように9600万もGKに使っちゃうというのは、、、吉と出るか凶と出るか。ジュビロは鹿島とアウェイで対戦です。

DFは前節から引き続き広島の服部公太と名古屋の増川を使って、闘莉王の抜けた穴を名古屋のスピラールで埋める作戦。

MFは、前節から浦和の山田を外して、川崎の中村憲剛を入れました。あとは新潟のシルビーニョを新たにスタメンで使って、と。他は前節と同じで、広島の森崎浩司、浦和の長谷部、ジュビロの太田吉彰。

FWは前節は3トップで臨んだけど、鹿島の田代が退場でもろくも破綻・・・。今回は2トップにして、ジュビロの前田遼一とガンバのマグノアウベスでいっきゃーす!

それでも資金が余ったので、大分の上本大海と鹿島の野沢拓也を獲得して、ベンチに置いてます。

問題はキャプテン選びなんだけど、いつも闘莉王にしてたから今回はどうしよっか、と考え、結局マグノで冒険してみることにしました。安全パイでいけば中村憲剛なんだろうけど。

ガンバの命運を握っている男ですからねマグノは。

いやあ、明日はどうなることかホンマ楽しみでっせ。NHK総合でバッチリやるので、ポテチ食いながら見るとすっか。

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