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2006年11月 8日 (水)

レアル・マドリー狂想曲第15番:リーガがアツい!!

ノレないレアル・マドリー・・・。。。

クラシコでバルサにあまりにも良い勝ち方をしたせいなのか、あのクラシコで力を使い切ってしまったのか、、、クラシコ後の国内リーグヒムナスティック戦、CLステアウア戦と全く味気ない試合を展開し、挙句の果てに先日のセルタ戦では1-2の敗戦を喫してしまった。。

バルサがアウェイでデポルと引き分けていただけに、勝ち点でバルサと並ぶチャンスを逃してしまったのは痛い。

それ以上に痛いのがセルタ戦の内容なのだが、、見ていてつまらないサッカーの代名詞であるカペッロサッカーが完全にレアルに定着したなというかんじで。

いや、見ていてつまらないサッカーと言ったけど、裏を返せば勝つことのみに特化したサッカーとも言えるのだけど、負けたらお話しにならんわなぁ(笑)。

ただ、後半開始から門番ディアッラとロビーニョを下げてニステルとレジェスを入れるというカペッロにしては攻撃的な采配も取りはしたんだけどね。特にニステル&ロナウドの強力2トップは相手DFをかなりナーバスにさせていたし、惜しいシーンもあったんだけど。

ロナウド下げてベッカム入れて、ニステルの1トップに戻してから、またジリ貧になっちゃった。

う~ん、何気にニステル&ロナウドはいいのかもしれない。

もちろんこの2人はボックス内で勝負する生粋の点取り屋なので、タイプが似ているという弱点はあるのは確かで、そこをいかに両者が重ならずに仕事できるか。

この2人が共存するためには、本来もっている利己的なメンタリティーを利他的なベクトルにちょっとでも修正できるかどうかにかかっているでしょう。

ニステルがポストプレーやくさびを受ける動きをしてトップの基準点としての役割を担い、ロナウドはどちらかといえばセカンドトップ的な動きでDFラインの裏に抜け出す動きというのが理想かなと。

まあ戦術的ディシプリンをこの2人はもちろんチーム全体で共有できなければすぐに停滞してしまう組み合わせではあるだろうね。カペッロの手腕が問われるな。でもしっかり機能すればこれほど相手にとって恐い組み合わせもないだろうからなぁ、ニステル&ロナウドの2トップは。

さて、リーガは9節終わってなんとセビージャが首位に立つという大混戦の様相を呈しているが、そのセビージャ。

スペインサッカー連盟との放映権契約交渉がまとまらないままシーズンに突入したため、今までスペイン国内はおろか全世界で日の目を見ることがなかった昨季UEFAカップ覇者セビージャが遂に先日のオサスナ戦でそのベールを脱ぎました!!

いつまで待たせるんだーーっと待ち焦がれていたセビージャ。

特に昨季のUEFAカップ決勝でイングランドのミドルズブラに4-0という圧勝を飾った時のインパクトが凄まじかったため、今季はどこまでやるのかという興味が尽きないチームだったので。しかも昨季リーガでは得失点差でオサスナの後塵を拝し5位になってしまい、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を取れなかっただけにね。今季もUEFAカップでは順当に勝ち上がっているみたいだけど、オイラとしてはCLで見たかったな。

そのセビージャの強みは何といってもサイド!

左はSBにこの前スペイン代表にも初召集された急成長株のプエルタ、サイドアタッカーにブラジル代表のアドリアーノ(といってもインテルのFWアドリアーノとはちゃうで)。右にこれまたブラジル代表のダニエル・アウベス(昨季UEFAカップMVP)、そしてサイドアタッカーにブルーの繊細な瞳からは想像もできない超絶テクニックを有するヘスス・ナバス

セビージャの生命線はこのサイドに尽きるのだけど、アドリアーノ22歳、D・アウベス23歳、ヘスス・ナバス21歳、プエルタ22歳とホント若くて恐いもの知らずで1番活きのいい伸び盛りのタレントたちがサイドを縦横無尽に疾駆するのは見ていて心躍る。

サイドを活きのいい若手で占め、中盤ピボーテとCBの中央ラインは中堅とベテランで要所を締めている。特に今季はピボーテにデンマーク代表の潰し屋ポウルセンが加入し、確実に昨季よりも強力な陣容になっている。

FWもスペインU-21代表のケパ・ブランコがブレイクし、ルイス・ファビアーノをベンチに追いやるほどの活躍を見せている。

昨日待ちに待ったそのセビージャの試合を見たのだが、やはり首位に立っていることがただのフロックではないことを強く印象づける内容だったと思う。

やっぱ凄いね、両サイドが。。惚れ惚れするくらいに凄みを増してるもん。

こりゃバルサとレアルの間隙を突いて出るかぁ(笑)!?

と、思ってたらいつの間にかビクトル・フェルナンデスのサラゴサが3位に・・・?ふぇwっ。。。

いやあ、これは凄いことになってきたぞよ。。

バルサ、レアル、セビージャ、バレンシア、オサスナ、デポル、ビジャレアル、アトレティコ・・・・CL出場権を獲得できる4位以内に入ることさえ困難な大混戦マッチレースの様相を呈してきたかんじ。。

これには昨季ほどバルサに勢いがないというのも一つの原因だけど、、、やっぱエトーが抜けただけで、これほどまでにリーガにも影響が出るんだから、、、、。

やっぱりエトーは凄かったてことなんだろうけど、バルサ苦しんでますからねぇ。しかもエトーは来年3月まで戻ってこないとか。。

冬のクリスマス休暇までにどこかが一歩抜け出すのか、、それともこのままダンゴ状態で行くのか、、まあ後者の方が楽しむ分にはいいんだろうが、マドリディスタとしてはもう必死で先頭集団に食らいついて行くしかない。

昨季のユーべなんか見ると、カペッロサッカーはスタートダッシュで先に差をつけ、後半戦その貯金でなんとかやり繰りして優勝というのがスタイルなんだけど、現時点で首位に勝ち点4差の4位ですか。。

スタートダッシュには完全に失敗ですな。まあ新任ゆえの難しさ、近年バランスを崩しまくっていたレアルゆえの難しさにさすがのカペッロも四苦八苦といったところでしょうか。

しかし、今季のリーガエスパニョーラは、マジに面白いです!

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