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2006年11月23日 (木)

欧蹴球狂想曲第10番:バルセロナ決戦は12月6日(日本時間)!

06-07チャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第5節が昨日今日と行われました。

いよいよグループリーグも終盤戦を迎え、決勝T行きを決めたクラブ、早々に落選したクラブと明暗が分かれ始めている中で、昨日の中村俊輔の歴史に残るスーパーゴールによりセルティックが見事下馬評を覆してグループリーグを突破しました。

そして今日。

運命の1日が幕を開けた!

そう、昨季CL覇者のバルサが入っているグループA。

1位チェルシー勝ち点10、2位ブレーメン勝ち点7、3位バルサ勝ち点5,4位レフスキ勝ち点0という段階で、今朝1位2位対決と3位4位対決が行われました。

オイラはブレーメンホームで行われた1位2位対決を見ましたが、結果は1-0でホームのブレーメンが勝利。

チェルシーは最終節がいまだ勝ち点すら取れない最下位のレフスキをホームに迎えるということもあったし、今日の試合大敗しなければ引き分けでもOKという余裕があった。

対するブレーメンは最終節バルサの本拠地カンプノウに乗り込んで戦わなければならず、今日のチェルシー戦は勝ち点3を積み上げ、バルサより上位に立たなければならないという至上命題があった。

なぜ至上命題かといえば、もう一方の試合でバルサがレフスキに勝つことは100パーセント確実であり、その場合バルサが勝ち点3を得て勝ち点を8にすると、ブレーメン×チェルシーが引き分けで終わった場合、ブレーメンも勝ち点8止まりになって両者が並んでしまうからだ。

しかもこの場合、総得失点差でバルサが上回り2位に躍り出ることも確実だったわけで、そうなると最終節敵地カンプノウで9万8千のバルセロニスタに囲まれながら最低限2点取らなければならない(勝ち点8で並んだ両者が最終節で引き分けで終わった場合は当該直接対決2試合の結果で順位が決まる。1試合目はブレーメンホームで1-1のドローだったわけで、バルサはアウェイで1点取っていることから、2試合目となるバルサホームでブレーメンは2点取らなければダメだということ。1-1で終わった場合は全6試合の総得失点差で決まるがバルサがブレーメンより現時点で2点多いのでブレーメン敗退となってしまう。)。

ミッション・インポッシブルである。

これらのことからブレーメンは今日のチェルシー戦で勝ち点3を積み上げ、ブレーメン勝ち点10×勝ち点8バルサで最終節に臨むというのがベストなのだ。この場合は最低限引き分けでOKなのだから。対するバルサは絶対勝利が条件となってしまう。このプレッシャーは大きい。

一方の崖っぷちバルセロナは、今日のレフスキに勝って(できれば大勝して総得失点差で差を付け)、チェルシーがブレーメンに勝つあるいは引き分けで終わるというのが、バルサの描いている願望だった。そう、もうバルサは他力本願で2位突破に賭けるしかない状況なのである。しかも怨念さえ孕む宿敵チェルシーの力を借りて・・・。

そういう俯瞰的状況があったので、試合前には、チェルシーが宿敵バルサを蹴落とす謀略を計るために、今日のブレーメン戦でわざと負けるのではないか!?という噂まで立ったほどだ。いや、噂じゃないな(笑)。プレスカンファレンスでチェルシーのモウリーニョ監督にメディアの1番の関心事として質問が飛んでいたわけだから・・・。

さあ、じゃあ肝心の試合はどうだったのか。。

ハイ、結果だけ見ればチェルシーが今シーズン初の無得点試合で負けました。0-1で。

んでチェルシーとブレーメンが勝ち点10で並びましたが、当該直接対決2試合の結果(チェルシーホームで2-0でチェルシー勝利、ブレーメンホームで1-0でブレーメン勝利)、チェルシーがブレーメンを上回り、その結果最終節の結果を待たずして2位以内を確定し、グループリーグ突破を決定してしまうというオマケ付き。。

このシナリオ、、、、出来すぎじゃないか。。?

バルサを蹴落とすためにブレーメンに勝たせてあげ(しかも最小得失点差で)、自分たちはグループリーグ突破を決めちゃうというこれしかないというシナリオ・・・。

とお話を煽ってみたが、実際のところは、選手たちは勝つために一生懸命プレーしていた、と言わざるを得ませんでした。まあ、引き分けでもOKみたいなところはたしかにあったし、チェルシー十八番の速攻も影を潜めていたし、なんというか勢いと凄みに欠けるのは否めなかったけども、、、あれ?やっぱり・・・(笑)。

ということで、チェルシーが受けに回るというのは、両者のチーム戦術上からもある程度予想はできたことだったけど、それ以上にブレーメンの気迫と絶対に勝つというチーム意識が攻守両面でチェルシーを凌駕したといったところ。

チェルシーとしては累積警告でランパードが出場停止だったことが痛かったですね。でもその代わりに先発だったのがまだ19歳のナイジェリア代表ジョン・オビ・ミケルだったのは驚いたけども。

ただ、それでもチェルシーも再三惜しいシュートを放ったり決定機の数は多かったけど、ここでもブレーメンのGKヴィーゼの好セーブ連発がチームを救った。

まぁブレーメンは第1節のチェルシー戦、第2節のバルサ戦を見ても分かる通り、非常に魅力的な好チームであることは確かで、別なグループ(特にCやH)に入っていれば楽にグループリーグ突破を決めているはずだ。それがよりにもよってバルサとチェルシーという東西横綱と同グループに入っちゃったもんだから・・・。

さあ、残るは最終節バルサの本拠地カンプノウで2位の座を賭けて行われるバルサ戦。

ブレーメンは最低引き分けでOK、バルサは絶対勝利、、、うがあーーーッ楽しみだぁ。。ランラン♪待ちきれないよぉっオッホッホッホッホ。

オイラはマドリディスタなので永遠のライバルであるバルサは憎っくきチームなのだけど、内心はバルサを応援しております。欧州の舞台ではスペイン勢を贔屓にしているので。。

また、スペインリーグでレアル・マドリーが優勝するためには、バルサの体力をいくらかでも削っておかなければならず、、そのためにもバルサにはレアルと同じくCLと国内リーグの二足の草鞋を履いてもらわなければ困るのですね(笑)。それに今季は世界クラブ選手権で12月に東京に来るし。

ウッヘッへ、、体力をどんどん消耗していきやがれ。

と臨んでいるオイラにとってはバルサにグループリーグで敗退されるのは困るのですわ。はっきりいって。

だから、頼むバルサ!ブレーメンに勝って決勝Tに行ってくれ!

オイラは美しいバルサをCLでまだ見たいんだああッ!

言っちゃった・・・。

いや、でも1番応援しとるのはレアルでっせ。そこんとこはお構いなく、、いやいやお忘れなく。。

あ、あとあれだね。今週末にはイングランドプレミアリーグでマンU×チェルシーの天王山がありますね。

昨日今日のCLの試合で苦杯を舐めた両チーム。

チェルシーはドログバが今日のブレーメン戦で負傷しちゃったみたいだけど、どうなのかな。

とにかく楽しみです。

ちなみに我が愛しのレアル・マドリーは敵地メスタージャで強敵バレンシアと対戦。こちらもヤバイ試合になりそうです。

はあ浦和レッズありえないワシントンの2連続PK失敗・・・あ゛、入れた。。

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