夢のシネマパラダイス94番シアター:この森で、天使はバスを降りた
監督・脚本:リー・デビッド
(1996年・アメリカ・116分)NHK-BS
評価★★★☆/75点
内容:森深い小さな町にやって来たバーシー。無愛想な女主人のレストランで住み込みで働きだすが、バーシーには服役していた過去があった・・・。それぞれ心に傷を持つ周囲の人々との交流をじっくりと描いたヒューマンドラマ。サンダンス映画祭観客賞受賞。
“本当にあの作文コンテストは合法なのだろうか”
だってさ、ちょっと考えてみると・・・ま、いいか。。
それはさておき、この映画、さしあたって批判すべき点も見受けられないという優等生映画の典型だと個人的にはみました。
しかも飛びぬけているわけでもないフツーの優等生タイプね。
でも、この類の優等生って実際昔を振り返ってみても印象が薄い!
映画と比べるのもなんだけど、この映画はまさにこのタイプ。
なんだろう、まるで昔NHKでやってた大草原の小さな家をTVで見てるようなかんじかな。
あの舞台となったウォールナットグローブ(だっけ?)の住人も良い人間しかいなかったからなぁ。鉄道が通るのを普通なら喜ぶはずなのに、町の風俗が乱れて町の共同体が崩れるからって住人が猛烈に反対して、最後は町を自分たちで爆破しちゃうんだからさ。
なんかそれと似たかんじの人々で、映画としてのインパクトに欠けるというか。。
同じレストランでもオイラは、“スピットファイアーグリル”よりも“フライド・グリーン・トマト”の方が好きだな。
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監督:フランク・ダラボン
出演:ジム・キャリー、ローリー・ホールデン、マーティン・ランドー
(2001年・アメリカ・153分)DVD
評価★★★★☆/85点
内容:ハリウッドで赤狩り(レッドパージ)の嵐が吹き始めていた1951年、アメリカ。ピーターは目下ハリウッドで売り出し中の新進気鋭の脚本家。しかし、執筆中の脚本が共産主義色が濃いと反米活動調査委員会のブラックリストに載ってしまったことから、会社に首にされてしまう。失意の中、車を運転中に事故で川に転落してしまったピーターは、見知らぬ田舎町の海岸に打ち上げられた。記憶を失ってしまったピーターだったが、次第に町になじんで、荒れ果てた映画館の再建にとりかかる。。。
“例えば、もしこの映画を観たことによってアカと決めつけられ、不当な査問会に呼び出されたとしてもオレの闘う覚悟はできたゼ!”
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