欧蹴球狂想曲第7番:CL第4節・危うしセルティック!!
前回狂想曲第6番では、危うしバルサ!!!を取り上げたが、グループAは次節のブレーメン×チェルシー、そして最終節のバルサ×ブレーメンがクラブの命運を賭けた大一番となる。ホントに楽しみだ!
そしてわれらがレアル・マドリーは置いといて、まずはわれらが中村俊輔からいこう。
そう、セルティック危うし!!についてである。
昨日、セルティックは、ベンフィカとアウェーで戦い、0-3で完敗した。
前節ホームで同じベンフィカ相手に3-0で完勝していたことと、引き分けでもよいという余裕から、慎重な入り方をしていったセルティックが墓穴を掘ってしまったといったところか。
絶対に負けられない必死のベンフィカの積極的な攻撃と積極的な前からのプレスにセルティックは完全な受け身状態になり、それが選手たちの足を止めてしまい、そのままズルズルとペースをつかめぬまま90分経ってしまったかんじだった。
国内リーグだったらなんとかそういう状態に陥った場合でも打開できていたセルティックだが、やはりCLは甘くはなかった。
失点はコールドウェルのあり得ないようなボンミスから2失点食らったが、あのセルティックの出足を見る限りはDFのミスがなくても昨日の試合は負けていただろう。それくらい気持ちの面でベンフィカと開きがあったように思う。
そしてそしてビツクリしたのが、マンUがコペンハーゲンに負けたことだが、これもセルティックにとっては痛ったいだろうねぇ・・・。
マンUが勝っていれば勝ち点12で1位突破決定だったのに、よりにもよって負けたことで、次のセルティック戦が消化試合にならずにマンUにとっても負けられない重要な1戦になっちゃったんだもの。。
1位マンU勝ち点9、2位セルティック勝ち点6、3位ベンフィカ勝ち点4、4位コペンハーゲン勝ち点4(得失点差で4位)となっているが、次節はセルティック×マンU、ベンフィカ×コペンハーゲンである。
ここで、セルティックが最悪負けた場合を想定して話を進めると、まずマンUは1位突破決定。
問題はベンフィカ×コペンハーゲンだが、ベンフィカは最終節にアウェーでマンU戦ということを考えても絶対にここで勝ち点3を取っておかなければならない。ドローだと勝ち点5になるがそれだとセルティックの勝ち点6を越えることができないまま最終節マンUに挑んでいかなければならず、はっきりいって厳しい。
一方のコペンハーゲンは、昨日のマンU戦のように守って守って一寸の隙を狙うしかないだろう。現実的にみればドローで御の字といったところで、最終節ホームでのセルティック戦に全てを賭けるしかない。
こう考えると、セルティックは最低でも引き分けに持ち込むことが必要条件となる。その場合は、マンUは勝ち点10で2位以内を確保。ベンフィカが勝っても勝ち点7でセルティックとベンフィカ両者が並ぶことになる。最終節にグループリーグ突破が決するということになるが、同じアウェーでもマンUと戦うよりはコペンハーゲンと当たる方が当然いいだろう。
いずれにしてもセルティックはマンUに負けると、勝ち点1差をつけられて3位に後退する可能性が高く、心理的にもそれは避けたいし、最終節のコペンハーゲン戦に勝ったとしてもベンフィカがマンUに勝てば全てが水泡に帰してしまう。
だが、マンU戦引き分けで終われば、勝ち点7で、おそらく勝つであろうベンフィカと勝ち点7で並ぶ。得失点差でベンフィカに2位の座を明け渡す可能性もあるが勝ち点で並べば、最終節ドローでもグループリーグ突破の可能性が出てくるのだ。
やはり次節マンU戦に負けるのと引き分けに持ち込むのとでは雲泥の差があるのだ。
もちろんセルティックが勝てば言うことはないのだが・・・。
とにかく昨日のような消極的な試合運びではマンUの思うツボだと思うので、ホームの地の利を生かして積極的にいってもらいたい。
セルティックの試合を見てると、国内リーグで敵なしということもあってか、引き分け狙いの試合というのをやり慣れていないと思う。
やはりここは当たって砕けろ精神でマンU戦に臨んでもらいたいし、そっちの方が却って良いのではなかろうか。
11月21日、決戦は火曜日です!!(金曜日じゃないよん)
我が愛しのレアル・マドリーについては今度のセルタ戦の後にでも。。
« 欧蹴球狂想曲第6番:CL第4節・危うしバルサ!! | トップページ | “泣きながら生きて” »
コメント