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2006年10月 5日 (木)

オシムJAPANvsガーナ

親善試合とはいえ、オシムJAPANになって初めての強豪相手との試合。相手は先のドイツW杯でイタリア、チェコ、アメリカという死のグループを2勝1敗でアフリカ勢で唯一グループリーグを突破し16強入りしたガーナ。

決勝T1回戦でブラジルに負けはしたものの強いインパクトを残したガーナ。

特に中盤は凄い陣容だ。

センターハーフの進化形と言われるイングランドのスティーブン・ジェラードやフランク・ランパードと同等の攻撃性を有していながら彼らを上回る守備能力と無尽蔵のスタミナを誇るという意味では、彼らをさらに進化させた形態とも言えるチェルシー所属のエシエン

そのエシエンを中心に、スレイ・ムンタリ、ステファン・アピアーという有能なタレントが中盤を制圧、ジャンなどのスピードあるタレントが前線をかき回す。

この恐るべき相手に対して日本はどう対抗するのか、オシムの手腕が問われるところだなと思っていたのだけど、ただでさえ闘莉王と坪井という2CBが戦線離脱したことによってどういうスタメンで行くのか分からなかったことに加えて、Jリーグで今1番ノッている播戸やオイラが以前から代表で見たかった躍進川崎の立役者である中村憲剛、オシムの教え子である千葉勢が大量に選出されたことによってますます予想できなかったスタメン。

ふたを開けてみたらこれまた凄っんごいことになってましたな。

千葉の水本と山岸が初選出初先発なのはいいとして、ビツクリしたのがそのシステム。

今野を3CBの左で使うとは。。。

さらに一応3バックの中で、阿部をスイーパー的に1枚余らせ、右サイドの駒野、左サイドの三都主が4-4-2できたガーナのサイド攻撃をケア、実質5バックに近い形で日本は守備隊形を配置。

中盤は鈴木啓太がアンカーとしてバイタルエリアを死守。遠藤がそれをサポート。

そして山岸が左に、佐藤寿人が右に張り出し2シャドー的な働きをし、1トップに巻という布陣。

3-5-2とも5-2-3ともとれるような布陣だったと思うけど、そう簡単にこの戦い方を予測も理解もすることができず、試合分析に入れるまでけっこう時間がかかってしまった。。

で、結果は0-1という敗戦でしたが、オシムが試合後のインタビューで内容では勝っていた、と言っていたように思ったより日本はできたとオイラも思う。

個のガーナにオシム働き蜂集団が対抗できた!言えばいいだろうか。

ガーナは時差ボケからくるコンディション不足なのか攻撃が単調で中央突破ばかりでいまいち。中央をガッチリと固めた日本は急造ディフェンス陣とはいえよく対処できたと思う。

また、佐藤寿や山岸など前線からのチェックも衰えることがなかったことと、昨日の試合の日本代表マン・オブ・ザ・マッチに選んでもいいであろう鈴木啓太の働きによってガーナの心臓部分である中盤を苦しめられたのも大きい。

守備面に関してはよく出来たのではないか。

また守備から攻撃への切り替えもスムーズで、ワンタッチのパスや、三都主の個人突破などで多くの好機が生まれた。

足りなかったのは唯一決定力のみ。。いつものことだが・・・。

前半3分の駒野→裏に飛び出した巻の決定的チャンスを決めていれば。。。惜しかった。

オイラが代表で見たかった一押しの中村憲剛は15分間しかプレーできず、もっと見たかったなという印象。

しかし、良いサッカーは展開できても、ガーナの個の力によってやられてしまいやしたね。

後半28分。スローインからですからねぇ。。守備陣形と相手へのマークはできていた中で決められてしまったわけで、、。こればっかりはどうにもならないといったところか。

やっぱ点取らないとなあ。形は出来てるんだけどね。最後の詰めがやはり甘い。

絶対的なストライカーがいればなぁ・・・・。

でも今後もオシム采配には期待がもてそうです。

今は第1段階にすぎないわけで、海外組が融合した時に第2幕が開かれるはずです。

中村俊輔や中田浩二といったところに加えて、ルマンの松井ですね。彼がどう組み込まれるか。

オシムは攻守に渡って働けなければ代表には呼べないというようなことを示唆してますが、松井なんかはフィジカルの当たりが半端ないフランスでプレーしてますからね。フランス人よりもアフリカ勢の方が多いと言っちゃってもいいくらいで。。

俊輔はとにかく欧州最高峰のチャンピオンズリーグで活躍してしっかりアピールしてもらいたいですね。

そして、、、、小野はどうなっちゃうんだろう・・・(笑)。

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