夢のシネマパラダイス24番シアター:博士の異常な愛情
出演:ピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット、スターリング・ヘイドン
監督・脚本:スタンリー・キューブリック
(1963年・アメリカ・94分)2005/11/13メモリアルホール
評価★★★☆/70点
内容:ある日、アメリカ戦略空軍基地の司令官が突然発狂してしまい、彼の命令によって爆撃機がソ連に向かって飛び立つ。一方ソ連では、水爆攻撃に自動的に対処する“皆殺し爆弾”がセットされていた。両国首脳は緊急電話で協議して爆撃機に引き返すよう命じるが、通信系統を破壊された一機だけはそのまま目標に向かって直進してしまう。。。米ソ間の冷戦下の時代を戯画化した超絶ブラック・コメディである。
ちなみに正式な映画名は「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」である・・はぁはぁ。。
“「最近、巷では体液に以上をきたす者が増えている・・・らしい。」”
-湯浅博士「し、し、し、子孫が・・・・」
-石破司令官「これは陰謀なのだ!近頃、歯磨き粉にフッ素が混ざっているのが増えているだろう。あれが原因なのだよ。」
-小泉首相「ムムッ。博士、あなたの見解は?」
-湯浅博士「わたしの場合、右手を使いすぎてしまい、右手がいうことをきかなくなったばかりか、体液までもが薄まってしまい・・・・そ、そ、そ、総統ッ!」ガバッ!
-小泉首相「むむむッ。トラウマになるまで・・・。車椅子生活も下半身を使い過ぎて麻痺してしまったからなのか。」
-石破司令官「これだけ巷に女体が氾濫しておるのだから無理もない!これも陰謀だ!」
-湯浅博士「ここは、優秀な殿方を選別し、優秀なに、に、にょ、女体に発射すべきです。これこそ優秀人種、優秀民族の誕生なのです・・・グ、グッ、右手が・・・ッ」
-石破司令官「それはいい!彼らの発射は的確です。遠隔追跡装置が装備されておりますからな」
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というネタバレぎりぎりの(おいおい)アフォな想像を働かせてしまうくらい男、男、男しか出て来ん!女といったら下着(水着?)姿の秘書だけじゃねーかッ!
が、しかし、考えてみるとそうなのだった。
発射するのはいつも男。発射ボタンを押すのも男。
戦争したがるのも男なのだからにゃ。
こりゃたまらんわ、はっはっは~あ、情けねー・・・我ながら。
ってそんな話?いやいや発狂してるのはキューブリックと一人三役の狂演を見せたピーター・セラーズなんだからね、言っとくけど(笑)。
つくづく凄い映画だと思うよ。。一度は見ておくべき。
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(おまけ)
ブロークン・アロー(1996年・アメリカ・109分)WOWOW
監督:ジョン・ウー
出演:ジョン・トラボルタ、クリスチャン・スレーター、サマンサ・マシス
内容:核弾頭を搭載した戦闘機を、パイロットのディーキンス大佐が盗んで逃亡した。罪を着せられた部下のヘイルは、核弾頭の悪用を阻止するため大佐を追うが・・・。
評価★★★/60点
マジに学校で銃を乱射しそうな男に見えるヤバそうでなおかつケレン味たっぷりの悪役ジョン・トラボルタの独壇場といったかんじなのだが、それに対抗すべきクリスチャン・スレーターに張り合いが全く感じられないのがなんともイマイチ。
その中でドッカンドッカン爆薬をブッ放されてもかえってウザイだけ。
まぁ、トラボルタにニコラス・ケイジを当ててきた「フェイス/オフ」(1997)の予行演習といったかんじで見るくらいがちょうど良いのかもね。。
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