甲子園は熱かった!!
いんやあ、、終わりましたね。夏の高校野球が。
これほど印象に残った大会というのも、松坂が出たとき以来じゃないスかね。
しかも印象に残る試合が一つや二つじゃないんだもん。
巨人戦の視聴率を軽々と上回るはずだよな(爆笑)。
昨日の延長15回を戦った決勝なんて、20数パーセント。瞬間最高が37とかでしょ。
おいおい、日本シリーズでも取れないぞそんな数字。。
いやあ、でもホント、ドラマドラマの大会だったもんなぁ。それが最後にあんな凄いドラマを持ってくるとは・・・。
プロ野球離れが、今以上にかえって進みそうな気がするんだけど(笑)。。
さて、今大会はとにかく逆転が多かったこと、終盤8,9回に大量得点が生まれることが多かったことが、多くのドラマを生んだのではなかろうか。
しかも、大会本塁打数が桁違いの新記録。
智弁和歌山-帝京では1試合7本塁打というプロ野球でもめったにお目にかかれない新記録。
全48試合中、逆転勝ち試合が手元のデータでは14試合。逆転サヨナラが4試合。
やっぱ多いよこれは。
そもそも開幕日から大きなドラマが生まれたんだけど、今となってはそれも記憶の彼方だもん(笑)。
大阪桐蔭11ー横浜6。2-2の同点で迎えた7回に4点、8回に5点を取って試合を決めたこの試合が、今大会を象徴するような試合になったと思う。
2日目には優勝候補の清峰22-光南3。これも清峰が8回に12点を取っているし、日大山形6-開星2でも日大山形が7,8回に3点ずつ取っている。
3日目にもそれは受け継がれ、文星芸大付11-関西10では7回に関西が5点、文星芸大付が8回に3点、9回裏に4点取って逆転サヨナラ。今治西11-常総学院8でも負けはしたものの常総は8回に5点取って試合を盛り上げている。
こうなるともはや偶然では片付けられない現象である。
おそらく35度をゆうに超える猛暑が影響したことは確かだろうし、投手の疲労を鋭く突いていくだけの各打者の技術向上があったのも確かだろう。
新聞で読んで初めて知ったんだけど、何年か前からバットが重くなっていたんだってな。
それに打者が慣れてくるようになった、と。だから今までの大会ではホームランといってもギリギリの飛球が多かったのに、今大会は一気にスタンドインしてしまったり、軽々と中段に飛んでいく飛球が多かったらしいです。
高校生も進化してるんだな。日本の先にアメリカ大リーグという道がしっかりと見えている今の時代は。。
さて、ちなみに3日目は他にも松代7-倉吉北6、八重山商工9-千葉経大付7と接戦が続いた。
5日目には大会3連覇を目指す駒大が満を持して登場。
が、南陽工に5-3と苦戦。なんとか競り勝ったという印象が強かった。
そして今大会の印象を決定付けたのがベスト8をかけた大会10日目と11日目だろう。
駒大10-青森山田9は終盤もつれにもつれ、結局駒大が苦しみぬきながらも逆転サヨナラ。帝京5-福岡工大城東4も延長にもつれこんだ。
11日目は日大山形11-今治西10。大接戦と驚異の粘り!延長13回に今治西が2点取って決着ついたかと思いきやその裏に日大山形が3点取って逆転サヨナラ。凄かった。野球って面白いと、実感。。
準々決勝、駒大5-東洋大姫路4は4点差を逆転しての駒大の勝利。楽に勝てる試合はひとつも無かったが、ここぞの強さとピッチャー田中の気迫の投球でひとつひとつ勝ち上がっていく駒大はやはり純粋に強かった。北海道という名前負けしていた過去はもうおさらば、駒大は王者の名に相応しい野球を披露してくれた。
智弁和歌山13-帝京12も記憶に残る大試合。
9回に8点とって逆転した帝京、、しかし、裏に5点取ってサヨナラ智弁!
なんという大味な試合と言うなかれ。高校野球の真髄が全て詰まった試合だった。
同じく早稲田実5-日大山形2も8回に4点取って早稲田実が逆転勝ちした。
そして昨日の決勝は息の詰まる投手戦。これまた高校野球の真髄ですよね。
今日の再試合も、両校エースともに疲労が蓄積している中でホントによく投げきったと思います。負けた駒大も笑顔で甲子園を去って北海道に降り立ってもらいたいですね。
9回に2ランで1点差まで詰め寄った駒大。素晴らしかった。
ありがとう。
日本の野球はまだまだ死にゃあしません!ハイ。
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