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2006年8月21日 (月)

遠野物語

昨日オイラは民話のふるさと、岩手は遠野にDRIVIN’してきたんだずもな。

まだ日本にあったんだね、トトロの住む森と自然が!!

四方を山々に囲まれた小さな盆地の遠野。

その空間だけまるで世間の喧騒や慌しさから隔絶されているような、時間がゆっっくりと流れているような不思議な場所。

一面田んぼと森と山の緑の世界。そこを至るところに清冽な川や清水が流れている。

その川がまた凄いのなんの。いわゆる青草とか青藻が川底に生えていてサーッと川の流れに揺れているのです。

青藻が生息しているというのはそれだけ綺麗で美しい川だということ。

そして至るところに存在する伝承や伝説、民話の世界。

遠野というところは、何か深遠で、それこそ昔話の世界に入ってしまったような一種独特な感覚に陥ってしまう。それを実感した。

・・・とここまではべた褒めに褒めてみました(笑)。

ここからは昨日立ち寄ったところを。

最初に行ったのは続石(つづきいし)という、うっそうとした山の中に忽然と姿を現すなんとも不思議な巨石群。

熊が頻繁に出るので何か音を出すものを所持してくださいという看板が山の入り口にあるのにはビツクリしたけど、、ホント出そうなかんじ(笑)。

山道を15分ほど登っていくとたぶん山の中腹あたりになるのかな、視界が開けた所にドッカと巨石が座っているのですよ。

しかも、2つデカイ石があってその上にそれ以上にデカイ石(7,8メートルはあろうか)が乗っかっているという摩訶不思議な光景。そして下を支える2つの石の間は門のようになっていてくぐり抜けることができるんです。

武蔵坊弁慶がつくったという伝説があるそうです。

熊は、、、出ませんですた。ハァハァ・・・。

次に行ったのが、カッパ淵。

常堅寺というお寺の裏手にうっそうと緑が生い茂っていて、近くは田んぼ、さらにそこを幅がせいぜい4メートルくらいの小さな川が流れているんだけど、そこがいわゆるカッパ淵なんですねえ。木立に囲まれていて、川の流れはホント静かで魚が泳いでいて、、ずっーーとそこに座って見ていても飽きないような不思議な場所でした。

小さな祠があったんだけど、その中に今は亡き有名なカッパ淵のおじいさんの写真が貼ってありました。今はあのおじいちゃんを祀ってるんですな(笑)。

が、しかし、そのカッパ淵の傍に一軒の家が建ってるんだけど、そこから伸びているらしいプラスチック製の土管がカッパ淵の1番のポイントから顔を出してるんですわ。

そしたっけそこから何やら生活排水らしきものがジョロジョロと流れ出してくるじゃないのよアータ。

我が目を疑いましたよ。。。

台所用水なのか、まさか風呂とか?おいおい!

見たかんじ汚い下水ではなかったけど、、なんか興を削がされたかんじ。だってジョロジョボッジョローーッて音がまた・・・(苦笑)。。

まあでも全体的にはいいかんじの所だったかな。

んで次に行ったのが福泉寺。

凄んごい広い敷地といっても山ひとつ分といってもいいくらいの敷地に、本殿とか五重塔とか一本彫りの観音像としては日本一の高さを誇るという福徳観音像があるんだけど、歩いて回るのがこれまた一苦労なんだ(汗ダック)。

しかも、五重塔とかの前にはなぜか“北方領土返還、世界平和、戦没者慰霊”という不可思議な看板が・・・。ナンなんだこれ(笑)。何の関係があるんだ、、真言宗のお寺のはずなんだけど。。ま、金払ってみる価値は、無いかな。。時間の無駄だったかも。。

気を取り直して、次に行ったのが遠野ふるさと村。

江戸時代から明治にかけてのホントに昔の家、有名な南部曲がり家が何軒も立っているテーマパークでした。

田んぼとか畑とか水車小屋とかめちゃくちゃ広いちゅうねん。んで家の中にも入れるの。昔の家、、、夏は涼しかっただろうけど、冬はマジに凍りつきそうな印象を持ちました。

遠野は、とにかく歩かなきゃダメなんだね・・・・。登ったり下りたり。。

あ、そうそう、凄いの見ちゃったんだそういえば。

ふるさと村にあったある一軒の南部曲がり家の中に3メートルくらいのわら人形が置いてあったの。しかもすぐにそれは男だと分かる。。

なんでかって?

それはにゃ、長さ1メートルはあろうかというチン○(玉袋二つ付き)が屹立してるでなないかあっ!しかも何かご利益があるのか、そのチン○には訪れた観光客が藁にはさんでいったと思われる1円玉でビッシリと覆われているのだ。。異様・・・。太くて長くてデッカイ。。凄い。これぞ男だ(笑)!

しかし、何のご利益があるんだ?

でもこのわら人形は祭りとかで使われたらしいッス。

さあさあ、そして昼飯食った後に訪れたのがとおの昔話村。

昔話とか民俗、伝承に彩られた遠野の世界にどっぷり浸かれる所です。意外に小さな建物だったけど、向かいにある物産館の2階では語り部のお婆ちゃんによる昔話を実際に聞くことができました。

聞く所によると遠野に残る昔話の数はゆうに100は超えるとか。

その中でオイラが効いたのはカッパ淵の話や、オシラ様の話。あ、あと座敷わらしの話ね。

方言がきつくて分からない部分もあったけど、凄い良い体験をさせてもらいました。

やっぱ何かいるんだよ、いたんだよあそこには。今の都会化した日本人が忘れてしまった大事な何かが。

帰り際に訪れたのが、南部曲がり家千葉家という家。今も人が住んでるらしいけど、見学料を取って敷地内を見れるんですね。

しかし、これが失敗。金の無駄だった。

たしかに家はドデカイんだけど、なんだろ、全然整備されてないんだよね。

あれで350円も取るんだから、だだ儲けだな(笑)。

遠野にも、、、光と影がありました。

どんとはれ。

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