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2006年6月18日 (日)

W杯狂想曲vol.20:激戦E組

あと40分ほどで始まっちゃうよ~日本。。ワクワクゾクゾク・・・。

でもここはまず震える指で、本当の死の組だったE組について。

チェコ×ガーナ!

やはりチェコは2トップのコレルとバロシュがいないのがデカイね。

しかもチェコらしいサッカーを展開していこうとする矢先の失点も痛かった。

ガーナはエッシェン&ムンタリ&アピアーというガーナ黄金の中盤が無尽蔵の運動量でピッチを制圧し、とにかく前へ前へという統一した意識がチェコを上回ったかんじ。

一方こちらも物凄すぎる試合となったイタリア×USA。

試合の流れがこれほど目まぐるしく変動した試合も久しぶりに見た気がする。

世界レベルでみると個は小粒だけどもそれを圧倒的にシステマティックな組織力でカバーして世界レベルのサッカーを披露している近年のアメリカ。

この試合ではイタリアの個を2,3人で囲んでボールを奪取するという激しいチェイス&チェックを続けてイタリアへ主導権を渡さないサッカーを展開。何よりもアメリカ選手の運動量には舌を巻いてしまう。前半20分まではアメリカがイタリアを厳しく抑えながらなんとか主導権を握る、、が実はイタリアの思うツボでもあるようなギリギリの展開。

、、、が、先制点はイタリア。

アメリカの圧力を狡猾に受け止め、反撃の機会を虎視眈々と狙うイタリアの様は見ていてホントに怖い。一発のパス、一発のフィード、一発の壁パス、一発のフリーキックで相手のゴールを突き刺してしまう恐怖。

そして案の定、相手ファウルからもらったフリーキックからジラルディーノのゴールが突き刺さる。

ああ、イタリアのツボに嵌っちゃったな、と見てて感じたのだが、、、その5分後に同じくフリーキックからザッカルドのオウンゴール、その1分後にデ・ロッシの肘打ち一発レッド。

今思えば、この後の前半残り15分でアメリカは2点目を取れなかったことが惜しかったなと。

一方、イタリアは一人少なくなったことにより、トッティを下げるという決断を下す。FWを1枚下げるという選択肢もあったと思うが、トッティを下げて2トップを残す策を監督リッピはとった。これにはちょっとビツクリしたが、ガットゥーゾを入れて中盤を抑え、ピルロを基点にして残した2トップでカウンターというのは監督のピッチ内への意思表示としては1番分かりやすいのはたしかだ。

しかし、、アメリカの主導権と、イタリアのカウンターという構図が後半も続くと思っていた前半終了間際、今度はアメリカに一発レッドが!

さらに後半2分、アメリカDFポープが2枚目イエローで退場!

これで今度はイタリアが一気に有利に立つ、、、しかも残り40分以上、、相手のフィールドプレーヤーはゴールキーパーを除けばたったの8人。

イタリアはザッカルドを下げてデルピエロを投入し、2-4-3的な攻撃的布陣で攻め立てる。一方アメリカは4-3-1で対処。中盤4人の極限の運動量とディフェンスラインのこれまた極限のコントロールでなんとか防ぐ、どころか果敢なカウンターを繰り出していくアメリカ。

しかも後半16分にトニからイアキンタというイタリアの交代直後にアメリカは快足FWビーズリーを投入してイタリアに恐怖を植えつけた。

がしかし、残り15分で遂に足が止まり始めたアメリカ。そしてなんとか攻めの手を見出そうとしていくイタリア。

結果、1-1のドロー・・・。

凄い試合でした。

これでE組は最終戦まで分からなくなったわけです。

イタリア×チェコ、、、、どちらかが散るのか!?22日に答えが出ます。ウヒャー!

では、日本の勝利を願って、オイラは、、、寝ます。。明日早いんで。。ガクッッ。

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